西洋画満喫。

美術論について熱く語る。


朝4時に洗濯機の鳴き声で目が覚める
ええーもう…
5時半に起きて着物をきていざ京都
朝から大変ですがな
なんとか銀閣寺に到着
朝ごはん食べそこねたので抹茶シューをいただく
抹茶が濃くていい感じ！
いざ銀閣寺
おおお、教科書のってたー！
特別拝観まで時間があったので着物でうろうろ
お庭がきれい！
砂庭が新鮮であります
本当に日本独特の考え方だよなぁ
天気が良すぎるので池の水面が建物に反射してきらきらしてるのがいい
寺っていうよりは完全別荘だよね
優雅な隠居生活だなぁ
ようやく時間が来たので特別拝観で建物の中へ
襖絵がいい感じであります
素朴な感じの与謝蕪村の絵が素敵！
わらにいけたいけばなとか
天井のつくりとか
国風文化とはまた違った書院造の素晴らしさ
現代和風文化の基礎だよねぇ
廊下を渡って待合所つきの東求堂へ
次の方ーな気分
つくばいも凝っております
阿弥陀如来はいっそお仏壇
教科書に載ってる書院造の座敷！
お道具がいろいろ並べてある
並べ方も義政さんが決めました
硯が大事で硯屏風なるものが（へー）
水滴も筆置も文鎮もすてき！　お花も並べるそうです
お道具にへええとなっていたら書棚のふすまをそろっと開ける係の方
景色が長方形に切り取られる
これが掛け軸の変わりなんですねー
なああああああ！（ぴしゃーん！）
こ、この風流さ……！！　やられた、やられたよ……！！
お茶をやっているものとして軸の大切さはわかっていたので
余計に雷に打たれました
そんな、自然そのものに勝てるわけないだろ……！
義政、かっこよすぎるよ義政……
株急上昇
ちがい棚に飾ってあった台天目もすんごい綺麗なお茶碗でした
銀が散らしてある銀天目というそうな
へええええ
奥座敷の襖絵は現代画
奥入瀬渓流の絵がとんでもなく素敵！！
ああ奥入瀬もう一回行きたいなぁ……
紅葉のまっかな襖絵もすんごい素敵でした
くそう風流というか趣味を結集させた結果がはんぱない
やっぱりすごいや東山文化……！！
納得の素晴らしさでした
打たれた後は展望台で見晴らしを楽しみ
お庭を楽しみ、お堂を楽しみ
あああ、本当に東山文化ってすごいなぁと痛感して後にしました
てくてく歩いてバスにのり、さらに歩いて真如堂へ
紅葉が計算されつくした枝振りで庭がすごい
これは見ごろになったら人で埋め尽くされそうだなぁ
今はまだ早いので人もまばらでのんびり
落ち着きますねぇ天気もいいし
青紅葉を透かして見る青空ってのがまた素敵です
特別拝観はお庭
涅槃の庭は落ち着いた雰囲気
隨縁の庭は現代的な雰囲気
なかなか素敵なお庭でした　やっぱりまったり鑑賞できるのがいいよねえ
そこからやきもきしながらバスを待ち、イタリアンのお店へ
なかなか素敵なお店でした！　おいしい！！
てくてくあるいてワシントンナショナルギャラリー展へ
久しぶりの洋画です
印象派・ポスト印象派ってことだったんですが
気に入ったのはやはりモネ先生です
モネ先生はなんか安心した楽しみ方ができるなぁ
ルノワール先生はなんかさらっとしてて見やすいという感じ
ゴーギャン・セザンヌはインパクト勝負で思わずファインティングポーズ
ゴッホ先生は予習が効いていたので素直に楽しんでみれました
私やっぱりゴッホ先生好き！
しかし洋画はめちゃめちゃ疲れる！
人の多さもさることながら途中で寝そうになってました
私の洋画の見方は完全に筆致を見ることに集中してしまうのですが
全体的な印象と細かく筆致を見たときの印象って実は違うので
こめられた思いとかもそこに関係してくる気がするのです
エッチングや版画はむしろ軽快に見れるのはそのせいかも
油彩は結構体力使うぜ……
終わってから一緒にやってた京都市美術館の常設？の方も見てみる
こっちもめちゃめちゃ楽しかったー
日本画は最近よく見ていたのでするりと入る
安心の上村松園先生の美人画
まじ美人ー！　素敵ー！
不勉強で知らなかった竹内栖鳳先生がすごかった
おおお、この人の絵、すんごい素敵……！！
竜もかっこよかったけど何より虎が！　虎の目つきがはんぱない！
そして我々のテンションがめっちゃあがったのが
「絵になる最初」であります
エロい！　めっちゃエロいこの絵！！　タイトルとあいまってめっちゃエロい！！
富岡鉄斎さんの絵はもうちょう楽しそう
みてるだけでで楽しそう感が伝わります
与謝蕪村もそんな感じだったなぁー
木島桜谷の「寒月」もキツネの目つきが超素敵でした
世界的な洋画はもちろんすごかったんだけども
純粋に見て楽しむなら日本画かもなぁ
ゴッホ先生は見て楽しめるんだけどなぁ
帰りは疲れ切っていたので特急電車で爆睡
転がるように家に帰り、すぐさま荷物を抱えてＹちゃんちへ
晩飯にうどんとかつ丼食いながら芸術談義
やっぱり印象派の洋画はなんていうかドヤ！っていうのがすごいと
桃かいてみましたけど、ドヤ！っていう
モチーフそのものに対する愛がないんだ！
っていう話で熱く盛り上がってました
日本画における自然への愛はんぱないんだぞ　すごいんだぞ
風景画がぴたりと止まって動いてない
確かにすごいんだけど、すごいんだけどなんかリストみたい！っていう
リストかショパンか！みたいな　技巧は確かにすごいんだけどっていう
ゴッホ先生はベートーベン先生です
ルノワール先生はいっそモーツァルトです
あれこれ勝手なことをいって盛り上がってました
帰ってきてからも戦利品のリュックや巻き髪について談義したり
結局寝たのは深夜でした
一日長かった……！