お釜を拝見する。

ひとつの世界。


 本日はえきKYOTOにて「釜師 大西清右衛門の世界」を見てまいりました! 去年から本格的に茶道具を愛でるようになってきて、あちこち出かけたりもしてるんですが、今回の美術展は完全に茶釜に絞った展示です。

 一口に茶釜といってもまあその奥は深いわけで。千家十職とよばれる千家好みの茶道具をつくる職人の家系が決まっており、その中の釜師にあたるのが大西清右衛門なわけです。というわけで初代から代々脈々と茶釜を作り続けていらっしゃるわけですが、まあその歴史の重みもそうですし、時代ごとに挑戦や試行錯誤があって、その作品ひとつひとつを鑑賞するのはすごく良かったです。道具は使ってこそ、というのもあるので実際に自分が点てたとしたらとか想像するのも面白かったですね。

 結構ひとつひとつの意匠がやっぱり工夫されていて、鐶付(かんつき)と呼ばれる釜を持ちあげる環を通す部品ひとつとってもすんごいかわいいのから面白いのまでいろいろあるのですよ。釜の形もいろいろで、見たことのない釜がいろいろありました。

 で、鑑賞してて思ったのが、これらの釜って全部鉄なんですよね、という。鉄は金属の中で一番錆びに弱くて破損する可能性が高いわけで。それがこうやって現代まで残されてるっていうのがすごいなぁと素直に思いました。

 そのまま大阪にもどり、ハルカスへ。デパ地下をあれこれ冷やかしてたんですが、やはり近鉄のデパ地下は良いものです! あれこれ食欲を刺激されながら、最終的にはおすし屋さんでいっぱい飲みつつうまい寿司をたべ、遅くなったが誕生日ということでデザートのいちごタルトまで含めてまるっとご馳走しました。いやでもやはりおいしいご飯というのは大切ですよね!

 今日はここまで。