グアム旅行記1日目。〜マシンガンをぶっぱなせ〜

 リボルバーとオートマチックとマシンガンとショットガンを撃ってやったぜ!!


 結局姉と大騒ぎしながら荷造りを終えたのが深夜で、いいよ飛行機の中で寝るから!と早朝から関空に向けて出発しました。母は奈良から来るので関空で直接集合です。国内線と違って国際線は2時間前とかに行かなきゃいけないから面倒だよなぁ、と思いながらなんとか2時間前に到着したものの、母の乗ったリムジンバスが遅れて結局集合できたのは1時間前でした(苦笑)



 でもその間に腹ごしらえしたり、携帯受け取ったりしましたよー。コインロッカーみたいなところで番号入力するだけで受け取れるんですよ海外ケータイが! しかもFOMAだからカードを入れ替えるだけでOKっていうね! 使い方ガイドみながら料金体系とかあれこれ調べてたんですが、確かに高いけどメールもできるっていうのがいいですよねー。ちょっと携帯使ってみたくてわくわくしてました(笑)



 母と合流してから荷物を預け、出国審査も通過して無事に搭乗口へ。お金は既に母が両替しておいてくれたので特にやることもなくのほほんとしておりました。まあ今年飛行機3回目ですし、海外も一応3回目、ということでわりと落ち着いてました。



 飛行機の中でも寝不足のせいでずっと寝てたんですが(あ、機内食はばっちり食べましたよ)、アテンダントさんの英語が全然わからなくてびっくり。日本人の方もいたので問題はなかったものの、全然英語がわからない自分にちょっとショックを受けてしまいました。前にサイパン行ったときはもうちょいしゃべれたのになーなんて考えてるうちにわずか3時間ほどでグアム到着。



 入国審査も無事に通過して、さて荷物受け取るかーと台のところにいったんですが、なぜか母の荷物だけが出てきません。正確に言うと、母のカート部分、がです。母は普通のボストンバックにカートをくっつけてたんですが、預ける際にわけて預けてくれと言われてばらしてたんですよね。で、バックだけ出てきてカートがちっとも出てこない、と。



 姉にちょっと言ってきて、といわれたのでそこらにいた制服来たお兄さん(現地の方)に「荷物がない」ってことをなんとか伝えたら、「俺その係じゃないから」とつっぱねられてしまってこれまたショックを受けてしまいました。いや、そりゃそうだけどじゃあ誰がその係かぐらい教えてくれたっていいじゃん……とか思ってへこみました。



 というか全体的に英語がわからんのですよ! なんでこんなに聞き取れないの!?っていうぐらい英語がわからなくって、まあ日本語でわめいてもなんとなく言いたいことは通じるし、相手がぎゃーぎゃー言ってりゃなんとなく相手の言いたいこともわかるんですけど、でももうちょい正確に意思疎通ができたはずなのに!と思うと悔しくなりまして。



 まあカートはなんとか係の人を見つけて伝えたら全然違うところから発見されたんですけどね(なんか規格外?の荷物ばっかり集められてたらしい。そんなの一言も言われなかったぜ畜生!)そんなこんなでちょっとぐったりした状態で空港を脱出いたしました。



 しかしいざ外に出ればそこはもう南国ですから! バスでホテルまで向かう間に見える景色が見事にリゾートでちょっとテンションは回復いたしました。サイパンに行ったときは着いたのが深夜でまったく何も見えなかったんですが、それでもグアムの方が圧倒的に都会なのはわかりましたよー。道も広いし車もバンバン走ってるし、建物も多いし!



 すげーなんかビバリヒルズって感じ!(来る直前にテレビでやってたビバリヒルズコップ2を見てた)と姉とはしゃいでいる間にホテルに到着いたしました。



 今回泊まるホテルはフィエスタリゾートというホテル。ちょっと奮発してオーシャンビューの部屋です。予約する段階でできれば上の方の階をお願いします、と伝えておいたおかげか10階のお部屋でした。ええ景色はばっちりリゾートな感じです!



 すごく綺麗な部屋だったし、冷蔵庫にはミネラルウォーターがあるし、なんとポットはティファールですよ! まあ広さはそんなにないですけど、でも十分です!!



 フィエスタリゾートは直接ホテルのプールから海に出られるので、もう既に夕方4時ぐらいだったんですけど、海いっちゃう!? いっちゃうか!? とテンションあげあげで水着に着替えて海へ。早速買ったマリンシューズと、フィンと、シュノーケルセットももちろん抱えていきます。今年初の海だぜー!!! と、海辺に走っていったものの……



 ……海があんまり綺麗じゃない……(急にテンションダウン)。



 違うんですよ。サイパンでもぐった海がマジで綺麗で本当に透き通っててサンゴとかいっぱいあって熱帯魚もいっぱいいてすっげー! マジ綺麗! すげぇ!!!って叫んじゃうぐらいに綺麗な海だったんですよ! ホテルのプールから直接出られる海でも!!



 そりゃ日本の海水浴場よりはマシだけどさー……でもそんなレベルの海だと、正直、なんつーか……(ぐだぐだ)



 まあサイパンよりグアムの方が海が綺麗じゃないとは聞いてましたよ。し、グアムでも綺麗なところがあるっていうのも知ってましたよ。でもなんか完全に出鼻をくじかれた気がしてちょっとへこんでしまいました。



 まあ母と姉は初めてだし、水を差すようなこと言っても仕方が無いよね、と思いつつ、やっぱりふたりには綺麗な海を見て欲しかったし、楽しんで欲しかったです。私が企画した以上、楽しんで帰って欲しかったですもん。



 明日行くビーチは綺麗だといいなぁ、と思いながらすごすごと部屋に引き上げましたよ。で、部屋に戻るとなぜか部屋の電話が鳴りまして。



 あれ? と思って出てみると、なんと明後日に予約しているスカイダイビンググアムからでした。なんでも、明後日あたりから天候が崩れだすということなんで、確実に晴れている明日に予約変更しない?というお電話で。



 そりゃ確かに確実に晴れてる方がいいけど、でも既に明日はオプショナルツアーを申し込んでいて、さらには全額お金も払っちゃっているわけですよ。当然確認してみても、キャンセルはムリってことで、なんとか明後日晴れることを祈って明後日飛びます、とお返事しました。



 そんな電話がかかってきてしまったもんですから、そこから天候が心配で心配で。綺麗な海が望めない今、私は空にかけるしかない!って本当に思ってましたからね(苦笑)



 いろんなものにショックをうけつつ、とりあえず晩飯食いに行こうぜ、とホテルのレストランへ。まあありきたりなバイキングなんですが、それなりにおいしかったですよ! ローストポークとかまるまる一匹あったりしたし! 野菜もいっぱいあったし! アイスティーはかなりクセが強かったですけどなんとか飲めましたしね。



 で、その中でも一番ヒットだったのはムール貝! 私たぶんひとりで10個ぐらいムール貝食べましたよ(笑)結構肉厚で大きくておいしかったんですよ。なかなか日本でそんなに大量に食べれるところもないので(っていうか大量に食べるものじゃないんだろうけど)まるでアサリかのようにがつがつムール貝を食べてしまいました。



 さて腹も膨れたし、夜の街に繰り出しますか! ということで、前々から計画していた実弾射撃に行ってみることにしました。



 そのために向かったのは、ホテルのほど近いところにある「コンビニエンスストア大阪」というコンビニ。ええ、そのまんま大阪出身のオーナーさんがやってらっしゃるコンビニなんですけど、ここがネットのクチコミなんかで見てるとすごく評判が良くてですね。お土産とかご飯とかを安く売ってるし、いろいろとツアーの斡旋もやってるみたいで。他で頼むよりもここで頼んだ方が安い、とのことだったので大阪さんのところに射撃やりたいんですけど、と突撃いたしました。



 ちなみに対応してくださったおばさまは日本の方ではなくて(アジア系の方だとは思うんですけどちょっと区別がつかなかった……大体日本人のルーツはミクロネシア系も混じってたりするしよくわかんないっすよ!)若干不安だったんですけど、すぐに迎えが来るから、と言われてしばし待機。



 やってきたのは現地のお兄さん。はい車のってーと言われるままに乗り込んだんですが、そりゃもう現地のお兄さんですからね。見た目がまずちょっと怖そうに思えてしまうわけですよ。(だって慣れてないんだもの!)ちょっとドキドキ、というよりはむしろ車に乗りながら「今この状態でこのスピードでドア開けて飛び出してもなんとかなるよな」とか、「この状態でどうにかなった場合どう対処するのがベストなんだろう」と黙々とイメージトレーニング?をしておりました。いや、だってそりゃ怖いって(苦笑)



 5分もしないうちにお店についたんですが、裏口から入っていくもんだからもう怖くて怖くて!(苦笑)でも中は普通に綺麗でちょっとほっとしました。お兄さんは日本語が達者で(まあ日本人観光客相手にしてんだからそりゃそうか)普通に意思疎通ができてそれまたほっとしました。



 じゃあコース選んでね、って言われて、母は一番簡単な初心者コースを、ノリノリの私たちはいろいろ撃てるマニアコースを選びました。まあクチコミですでに本物よりも火薬の量を減らしてあるっていうのは知ってましたからなんとかなるだろーと。あとせっかく来たからにはやっぱりぶっぱなして帰りたいじゃないですか!(笑)



 で、撃ち方レクチャーみたいなのをうけまして。正しい持ち方や姿勢を習ったんですが、さすがお兄さん説明も手馴れてらっしゃいます。写真もとっていいよーとモデルガンの段階でぱちぱちとってもらいました。



 面白かったのはリボルバーとオートマチックだと持ち方違うんですよね! 横に手をそえるか下に手をそえるかの違いなんですけど、これもたぶん構造から来てるんだろうな、と思うと調べてみたくなりました。あとはショットガンとかマシンガンとかライフルみたいな長いやつの持ち方も。あれ完全に半身で撃つんですよ! イメージとしては(やったこと無いからよくしらないけど)弓道みたいな感じですかね!



 一応ひと通り習ったところで、じゃあいきますか、と射撃室へ。扉をあけるとまさにイメージどおりの部屋でした! そのまんま映画で出てくる射撃訓練場なんですよ! ひとつひとつブースに分かれてて、それぞれの壁の奥に紙がぶらさがってて(もちろん人の形が書いてあるんだぜ!)あれを狙え、みたいな。



 まず母が撃つのを眺めてたんですが、そのときに別のお兄さんにいろいろ話しかけられたものの、こちらもやっぱり聞き取れず。(そのお兄さんは日本語があまり得意ではなかった様子)なんか本当に英語力全然なくなっちゃったのかなぁ、と、思っているうちに母が終了。



 姉と私は同じコースなのでふたりで一緒に入ったんですが、ゴーグルと耳あて(ヘッドホンみたいなの)をするともうね、テンションあがってきますよね!(笑)だって本当にイメージどおりの射撃なんですもん!



 まず357マグナムを撃ったんですが、後で調べてみたところ銃はS&W M19だと思います。まず弾を弾倉にこめるところからやらせてもらえるんですけど、がちゃっと横に出して(スウィングアウトってやつですか?)自分で6発装填して、戻す。で、撃鉄をひくんですがこれが重い! なんとか両手でひっぱって起こすんですけど、これは手が小さいとしんどいなーと思いました。



 で、あとは狙いをつけて引き金を引くんですが、狙いは確かちょっと下を狙うんだったかな?(オートマチックが多分ちょっと上を狙えって言われた気がする……)でまあ引き金を引くと。



 ええもうすっごい衝撃が来ましたよ! まっすぐ腕伸ばして肩幅に足広げて両手で握ってんのに本当に反動がでかかったです。でも銃を撃った、っていうよりは何か指でひっぱったら手の中で銃が跳ねた!っていう感じでした。



 弾が出たっていう感覚もなくて、よーく奥の紙を見てたら端っこの方に小さな穴が。なんつーか、本当に銃って弾が出てそれがあそこまで飛んでいくんだよなーって思ったらぞっとしましたね。だって私引き金引いただけですもん。銃って怖いっすよ、やっぱり。



 まあ残り5発あるわけですから、ひとつひとつ撃鉄おろして、打つ、の繰り返し。なんとか頑張って狙いをつけてみるんですけど、とにかく反動がでかくて支えるのに精一杯でしたねー。



 357マグナムを12発撃ったあとは、続いて44マグナム。たぶんS&W M29だと思います。銃自体のサイズは大きいものの、撃ち方は全部一緒でした。ただ反動はやっぱりちょっとでかくなってましたね。もう当たってんだか当たってないんだか全然わかんないっすよ(苦笑)



 さて、オートマチックの方は、これもたぶんなんですけどコルト・ガバメントだと思います。こっちはいわゆるスライド(銃の上を持ってカションってずらす)するだけで弾を撃つことができます。そして撃った瞬間に空の薬莢が飛んでいくんですけど、なんとその薬莢が私の胸元(キャミソール着てました)に飛び込むという事件が!!



 慌てて外に放り出したんですけど、あっつかったですよ!(当たり前)いやー銃ってほんと危険だわ。



 マシンガンになるともう会社とか全然分からないので言われるままに撃つのみです。ただ一発一発の反動が本当にでかすぎて、いわゆる「タタタタタ」っていう撃つのがすっごく大変なんですよ! 引き金引くごとに指がびっくりして離れちゃうので必死で握り締めないと連射ができなくて。でも空薬莢がカンカン落ちる音は確かにマシンガンぽかったですねー。全然当たってなかったと思いますけど(苦笑)



 そして最後にショットガンですが、なんかでっかい弾とちいさい弾を見せられて、どっちがいい?と聞かれまして。でっかいのは男性用、小さいのは女性用だよ、みたいなことを言われたので、えっていうかそりゃでっかい方じゃね?とあっさりとでかいのにしました(笑) だってどうせならやっぱりって思っちゃうんですよ!(お兄さんにはヒューって口笛吹かれましたけど/苦笑)



 まあラストにふさわしい衝撃でしたね、ショットガン。一発が重いのなんのって! で一発撃つごとにレバーをがしゃってやって外にほかすんですけど、なかなかすごかったです。私はわりと正しい姿勢で撃ててたみたいで、確かに衝撃はでかかったものの腕がしびれたりとか痛くなったりはなかったんですが、姉はまともに肩にあててたみたいで青アザつくってました。いやーそれだけ反動がすごいってことなんですねー。



 ここでようやく全て終了。合計で51発かな? それで40ドルだっていうんだからなかなか安いもんだと思いますよ!!(ちなみに通常だと100ドルするそうです。大阪さんを通しているのでそんだけ安くなってるんだとか)



 終わったあとは写真タイムってことで、ひたすらぱちぱち写真をとってもらいました。テンガロンかぶってポーズ決めてみたり、お兄さんも撮りなれてるせいか見事にかっこいい写真をとりまくってくれましたよー。私は普通にサービスだと思ってたんですが、母はチップをせがまれているんだと思ってたみたいで、ちょっと困ってましたけどね。どっちにしろチップは渡せばいいと思ってたので特に問題はなかったんですが。(ただいくら渡すかってのも悩みどころでしたけどね)



 帰りも送迎してもらって、無事に実弾射撃体験は終了しました。いやーかなり楽しかったです! 最初はやっぱりいろいろ怖かったですけど、やっぱり実際に撃てたのはすごかったですね。なんていうか銃ってやっぱり怖いなぁと素直に思いました。だって後で標的にしてた紙をもらえるんですけど、もうボロボロでしたもん。射撃自体はスポーツとして楽しいと思うけど、銃を所有したいとかそういう気にはまったくならなかったですね。ましてや人に向けるなんてそれだけでいやいやいや!危ないから!って言いたくなります。銃社会は銃があるからだめなんだ、なんていういつかの居酒屋で交わした会話を思い出しましたね。やっぱりあんなもの持つこと自体を許すもんじゃないや!(撃ちまくってから言うことじゃないけど)



 でもおかげでこれから先、刑事ドラマで銃撃シーンが出てきたときに「あれ本当はあんな風に撃つなんてムリなんだぜ!」って知ったかぶりができるようになりましたよ!(うぜぇ)



 なんだかんだでホテルに戻ったら遅かったので、そのまま風呂に入って就寝。一日目から結構つかれていたのでぐっすり眠れました。



 今日はここまで。