どうしてわたしは。

 なにをどうしたらいいのかわからないところがすでにもうだめなのかもしれない。


 前日に突然母から電話がかかってきて、吉本新喜劇のチケットが一枚余ってるから来ないかと誘われたので行ってまいりました! 実はNGKには何回かいってるもののちゃんとした新喜劇は見たことなかったんですよね。なので楽しませていただきました。



 漫才は生で見たことのない人がほとんどで、生ならではというか、ライブならではのネタの雰囲気が良かったですね。テレビよりもずっとゆるい感じが(笑) ついでに客もけっこうゆるゆるですから、普通に小学生の団体が来てましたけど走り回ってましたからね。いやぁどっちもすごいな!



 新喜劇も楽しかったです。若手の新喜劇みたいなものも何回か見たことはあったんですけど本物ははじめてで。普通のすっちーとかランディーズとかが頑張ってて嬉しかったですね。いやぁー安心感のある笑いだなぁ(笑)



 面白かったよ!ということでさらっと母と別れました。(ちなみに母は団体できてたので。直前に欠席が出たらしい)



 そこから今度はAさんと合流して買い物です。実は前にうちの家に遊びに来たときに、ちゃんとした下着を買いに行こうと約束をしてたんですよね。前々からいろんな子にちゃんとお店で計ってもらった方がいいよ、と言われてたんですけどなかなか一人ではやっぱり行く気にならなくて。というかそもそも計ってもらうほどのもんでもないよね、とか考えていたので。



 とりあえず先に昼飯食べるか〜ということで、安めの食堂に行ったら見事に相席でした。まあ気にしないので普通にがつがつ天丼食べながら、前回会ったときの話の続きを聞いてました。それでいろいろと衝撃の告白を聞いて、そりゃあすごいな、がんばったな!と褒め称えてました。(相席で天丼食いながら)



 やっぱり思うことは彼女はとても真面目な人間だということです。本人もむしろそのことにびっくりしたぐらいに真面目でした。いつも二人で笑いながらあれこれ言い合っているけれど、結局のところ自分の意思は自分で決定するし、自分の中の軸というのがわりとはっきりしているから、やっぱり我慢ができなくなるんでしょうね。それにきっと彼女は私よりもずっと優しい人だと思いますから。



 ま、いいんじゃないの。すっきりしてよかったね。といいながら下着屋へ。(たぶん普通の友達だったらどこかの喫茶店に腰を落ち着けてするような会話を普通にしております)



 勇気をだしてちゃんと測ってもらったんですが、自分でも驚きの結果が出てしまいました。ていうか今まで私が思い続けていたことは何だったんだ……!?っていうぐらい衝撃の結果です。いや、マジで、本当に、びびった!!(ついでにAさんも衝撃の結果を受けて二人でずーっと「嘘やん」ばっかり言ってました)



 もっと早く来れば良かったね、とおそらくこの年齢の女性二人にしてはやっぱりあり得ない会話をしつつ、いそいそと買い物を続けていたのでした。でもそう思うとこれからは気にしないで楽しめると思います! 今まではコンプレックスが邪魔して入れなかったけどこれからは普通に入れると思うもん!(私は人が思うよりもずっと繊細ですよ?/笑)



 いやー満足満足、と買い込んだ後は普通に私のおすすめの居酒屋に落ち着きました。天王寺でおいしい日本酒と料理が飲める居酒屋を都合3軒ほど用途に併せて案内できるのがどうかと思います。いや、いいところなんですよ、どこも!(笑)ただ日本酒が好きじゃないと絶対にいかないお店ですがね。



 二人して飲むと、たぶん私もいろいろと思うところがあったんでしょう。結構酔ってしまいまして。いろんな本音をぶちまけてしまいまして。



 ただ、単純に言うと私はきっとAさんが羨ましかったんだと思うんです。きちんと恋愛をしている彼女が。そしてきちんと筋を通した彼女が。自分ですら酷いと思う私自身の状態が恥ずかしくて、もっと私も彼女みたいにきちんとしたくて。今年の春からずっとごまかして騙して自分の都合のいいようにいいようにやってきたけど、それは結局やっぱり甘えで、どう考えたって、この先が見えないわけで。



 でもそれでも私は友達で居たかったんです。都合の悪いことを全部ごまかしてもそれでも友達で居たかった。だってそれぐらい心地よくて良い関係だったから。もしかしたらこのままずっといけるんじゃないかっていう幻想を抱いて、それにすがって、いろんな人にやめとけよって言われてるのに大丈夫だって言い聞かせて。



 自分で自分に我慢ができなくなって、それでその場で電話しましたよ。



 あーどーも。今大丈夫ですか? いやいや普通に今飲んでるんですけど。やーシラフだと言えないなぁって思って。あ、はい。金曜ね。あれはどういうことだったのかなって思って。 



 ……すいません、本当に、私その言葉を一番聞きたくなかったんです。だって、本当に、この状態がいちばん良かったんで。はい。はい。あ、そうなんですか。すいませんなんか。いえいえこちらこそ。え? 



 いや、でも私は本当に今そんなつもりがないんですよ。いや、つまりどういうことかっていうと、そのうち私は普通に『好きな人ができました』って言うかもしれないっていうことなんですよ。 



 そんなん、そんなんだめですって。いや、さすがに。え? まあそれはそうですけど。だってでも。



 ありがとうございます。いえいえ。あ、はい。じゃあ、また。はい。









 てな具合です(笑)



 本当にね、前の彼氏の時も思いましたけどね。私なんかやめとけよって死ぬほど思いましたね。なんで私なんかにすんだよもっと他にいい子いっぱいいるだろって。よりによってこんな薄情な最低な人間選ぶこと無いだろうって。それでもいいってどういうつもりでいうんだよって、本当にバカじゃないのかと。



 さらに最低なのがそれでもいいって言葉にすがりそうになってる自分が本当に最低すぎて言葉も出ません。だから必死であー終わった終わったってそっからAさんと笑いながら飲んだんですけどね。



 帰ってからやっぱりちょっとだけ泣きました。最低すぎる自分に。どうやったらもっとよいにんげんになれるんだろうなぁ。



 今日はここまで。