伊豆にいってきました。つづき。
おれは げんきだぜ。
次の日、新鮮な干物を朝食にいただき、宿泊客は無料で乗馬体験ができるというので朝から早速お馬さんの元へ。与那国馬は体高が120cm程度の小さい馬なんですが、ポニーとは違ってスマートなシルエットでかわいらしいのです。性格も温厚でこういうふれあい系に向いてるとのこと。ぐるっと二週引き馬で乗せてもらいましたが可愛かったです！ いつか乗馬もやりたい……！ それよりも今年は一回も流鏑馬見てないので来年は流鏑馬見ないと……！（馬好き）
他にお客さんもいなかったのでその後はのんびり見学。馬以外にもヤギのユキちゃんとかわんこのミヨちゃんとか（ネーミングが素敵）と戯れつつアイスおごってもらいました。いやー癒された癒された。
牧場の方々にお礼を言ってチェックアウトし、この旅の最終目的地へ。
ここがたぶん一番でかいところです。なんてったって昭和34年創業の歴史ある場所ですから！ もちろんシャボテン（当時はサボテンのことをこうも呼んでました）メインですが、他にも動物がたくさんいて敷地もすっごく広いのでかなり遊べます。今日は一日ここに居座る気なのです。
ここの動物の何がすごいって、「全体的に放し飼い」なところ。駐車場に向かう道の途中から「クジャク飛び出し注意」だの「リスザル飛び出し注意」だの看板があるわけですが、順路に従い入って進んでいくと普通に「リスザルの森」があって50匹以上のリスザルが放し飼いされてます。放し飼いなので森にももちろんいるんですけど、基本的に園内全域でリスザルがうろちょろ。いきなり頭の上で鳴き声が聞こえてびっくりしたりします。
クジャクも全域放し飼いなので普通に頭の上から飛んできたりします。ていうか鳥関係は結構放し飼いが多くて、インコもケージ内ではなく普通にぼんやり止まり木に止まってるし、広場方面に行けばハトやらなにやらに混じってペリカンやハゲコウが普通にエサねだってきたりします。す、すげぇ！
ワラビーやカンガルーもケージ飼いではなくゾーンで自由にしているので（カンガルーさんは暑さでけだるげなセクシーポーズで迎えてくれました）本当に間近で見れるのがいいですね。
猛獣はいない代わりにプレーリードッグやミーアキャット、バク、ヤマアラシなどなかなか見れない子たちがいっぱいいてそれも楽しいです。ペッカリーとか初めて見たかも。
もちろんメインのサボテンはすばらしいですよ！ なんてたって5つの温室に1500種も所狭しとサボテンだらけですから。しかもその土地ごとの珍しいサボテンが目白押し。アフリカ大陸にサボテンが存在してないってこともはじめて知りました！ しらなんだ！（その代わりアロエみたいな多肉植物が発達してるそうです／多肉植物展示もいっぱいあります）
またサボテンの和名もかっちょいいのが多くて「サボテンの王様」と呼ばれる玉サボテンの名前はその名も「金鯱（きんしゃち）」。30年〜50年かかって花をつけ、寿命は200年〜300年とか。サイズも50年超えてくるとかなりの大きさになります。シャボテン公園には日本最大の150歳の金鯱がいたります。
他にも「鸞鳳玉（らんぽうぎょく）」とか「朧月（おぼろづき）」とか「大鳳竜（だいほうりゅう）」「弁慶柱（べんけいちゅう）」などなど。サボテンの歴史の古さが伺えますねぇ。どうも日本のサボテンの歴史を見ると、明治期ぐらいからサボテン栽培は流行したりしたらしく、今も各地にサボテンマニアの皆様が栽培されていて、日本の栽培技術はすばらしいのだとか。いやーなかなか面白いですサボテン。
多種多様なサボテンの生態を堪能した後は、最後にサボテン狩りコーナーがあります。小さいサボテンの株を好きなように鉢に寄せ植えできたりします。
大いにサボテンを堪能した後なので、これは何か連れて帰らなくては！という気になり、せっかくだからということで「金鯱」の子株を購入しました。700円でミニ株を買いましたけど、直径10cmぐらいの子でたぶん5〜6年モノだと思います。いやー先は長いなぁ。そもそも私の部屋で植物が生き延びられるかどうかすら疑問ですが。（絶対に枯れないと渡されたカランコエを枯らした人）
お昼はもちろんおいしくサボテングリーンカレーをいただき（サボテンは食用のもあります／メキシコとか南米は普通に野菜として売ってますよ）、みやげ物にはサボテン生絞りジュースなどサボテン満載。もちろん動物関連のおみやげもたっぷりあります。
午後からはチンパンジー（チンパンジーもいっぱいいます！）の学習発表会を見たり、（志村どうぶつ園のパン君がいかに天才かわかりました）、メキシコ政府から贈られたという遺跡のレプリカを見学したりしておりました。あと友人は大の「ハシビロコウ」ファンなので、ハシビロコウのビルさんにご挨拶に行ったりしました。ていうか園内広い！ そして見所いっぱい！
そんなこんなでシャボテン公園を隅々まで堪能し、帰路についたのでした。
ちなみに伊東で買い物をすませた後は沼津まで戻り、ネカフェでシャワーを借りて夜行バス、次の日そのまま出勤というハードスケジュール。
でも本当に伊豆を満喫できて最高に楽しかったです。いやーまた行きたいな、伊豆！
今日はここまで。
