ローマ人の食事。

本当にすいません。


 朝からうどんが食べられたのでもう大丈夫だろう!と出勤。いろいろ謝りつつ仕事を片付け、お昼にはお弁当が作れなかったのでコンビニで買ってきたおにぎり2つとはるさめスープ。ところが、うどんは華麗に消化してくれたものの、どうやらおにぎりはけっこうつらかった様子。2時になっても3時になってもお腹がこなれる気配がありません。今日の夜は会食だというのにやばい……!と慌てて胃薬を飲みますが、結局上手く消化しきれず。重たいお腹を抱えたまま館長と出版社の方と後輩さんとの4人で会食に出発することになってしまいました。

 ちなみにお店はブリーゼブリーゼの「ねのひ」。愛知県は知多半島にあります盛田酒造の直営店です。あのソニー創業者の盛田昭夫さんのご実家ですね。(ちなみに盛田氏について調べてみたらなかなかすごかったです!)ここの大吟醸がうまいんだよ、と館長に言われていたんですが、さすがにこの状況で酒を口にするのは自殺行為とわかっていましたので、事情を説明してお酒はお断り。

 確か5000円のコースだったと思うんですが、つきだし2品、お造り、焼き物(カレイ・つくね・かぶ・鶏もも)、サバの味噌煮、味噌おでん、鯛めし、味噌汁、デザートといったお品書き。が、どれも一品一品の量が多い! かつ、味が濃い!!!

 まあまず名古屋という時点で味が味噌仕立てで全体的に濃いのです。突き出しとお刺身はおいしくいただいたんですが、焼き物のつくねの味の濃さでまず軽いジャブ(しかもサイズがでかい)。カレイの焼き物はあっさり塩味だけだったので腹におさめられたものの、サバの味噌煮の濃厚さに撃沈。すいません少しお手洗いに……と逃げ込み、いろいろと大変申し訳ない事態となりました。(土下座)

 味噌おでんも当たり前ですがすんごい色ですし(そういう料理っていうのはわかってますが!)、鯛めしはおいしかったんですが、味噌汁も酒かす入りの(酒蔵直営なんだから当たり前ですけど!)濃厚仕立てで、結局ほとんど箸をつけることができませんでした。

 結論からいうとお酒がないとやっぱり名古屋の味付けは楽しみきれないな!ということです。あと料理の量から考えると腹の調子を整えていくことも前提条件ですね。モーニングにあんだけついてくる土地柄ですもんね、そりゃ量でてきますよね……!

 結局全部ごちそうになってしまったので本当に申し訳なく、なんどもお礼と謝罪をして大阪駅でお別れ。別れた瞬間に桜橋口のトイレに駆け込むことになりましたが。気分は一部の古代ローマ人貴族でございます。いいんだ、味は楽しんだから、いいんだ……。

 今日はここまで。