日本画と秋の京都。

芸術の秋。


 久々に早起きして京都へ。行きの電車の中で久々にファミマのおにぎりを食べていたら、普段ずっと生協のおにぎりばっかり食べていたのでそのおいしさに感動しました。コンビニのミールが本当においしくなりましたよね。

 東山集合で京都市美術館へ。本日は竹内栖鳳展でございます。前に印象派の展覧会にきたときに偶然やっていた展示で栖鳳先生の絵を拝見してドはまりしたんですが、やっぱり竹内栖鳳大好きです!! 初期のスタンダードなのももちろんいいんですが、後期になってより洗練されていってからのもすごく素敵でした。日の丸バックに背負った鷹のポスターみたいなの絵があって、ものすごく気に入ったんですが、気に入ったものはたいていグッズにはなっていないという罠ですよね。(知ってた)

 でも本当に虎も獅子も鷹も超素敵なんです! 猫と鳥が本当にかっこいいのです。普通にキャーキャー楽しんでおりました。

 併設で下絵の展覧会もあったんですが、そちらも面白かったです。他の人の作品も出てましたけどやっぱり栖鳳さんのが圧倒的だな、と思ってしまいますね。

 そのままとっとと移動して相国寺へ。同志社の食堂で昼ご飯を食べて見合いの顛末について報告しておりました。

 相国寺の美術館では円山応挙展やっていたのでそれを見たんですが、応挙以外にもいくつか。こちらも納得の巨匠です。伊藤若冲の襖絵がなかなか良かったのと、そして応挙先生の多才っぷりと仕事の選ばなさがすばらしいなと思いました。七難七福がめっちゃリアルでうまいのでしょんぼりします。人生には苦難が多い! それでも旅に出る人々の強さみたいなのを感じて、それだけ苦難があったとしても人は旅に出ることをやめないのだ、と納得したりしておりました。

 そして安心安定の超イケメンの鳴き龍先生。相国寺は特別拝観のときにだけ法堂の天井に書かれた龍の図が公開されるのでそれを目当てにきたんですが、前回あまりのすばらしさにため息が止まらず、リピーターであります。しかしやはりすばらしくかっこいい……!(ため息)  今も鳴き龍マウスパッドを愛用しております!

 境内の紅葉も見頃で真っ赤でよかったです。秋ですね! 近くのチーズケーキ屋さんでニューヨークチーズケーキを食べておしゃべりし、ここ最近の報告をあれこれ。

 夜になったので京都駅まで戻ってポルタの卵と私でオムライス。あれこれ人間関係について話し合っていたんですが、やはり前回の合コンからの流れで、人付き合いって難しいですねという話に。私はたぶん人付き合いが好きで、人見知りではなくって、誰かとの出会いを楽しめるんですけれど、みんながみんなそうではないというのはわかっていて。

 たとえば私は今もファッションは苦手で、一時期はファッションが苦手な自分がコンプレックスで、おしゃれを楽しめないということに強い劣等感を抱いていましたが、結局のところ私は「楽しむ」ことはできないんだと開き直りました。でも、今はオンワードの社員セールで季節ごとに服を纏め買いして、ある程度無難なものをTPOに応じて着まわすことで十分じゃないかと思ってますし、その枠内であれば好きなものも見えてきたし、ある程度楽しんで服を着てると思ってます。

 おそらく人づきあいに関しても「楽しみたい」と思ったところで楽しめるかどうかは別問題で、「want to enjoy」と純粋な「enjoy」は話は違いますよね。楽しめない自分にへこむのではなく、楽しめないのならそれは無理しなくていいってことだと思うのです。

 あれこれいろんなことを追及して話していたら22時になったのでそこから帰還。有意義でありました。

 今日はここまで。