柿食へば。

不完全甘柿のわな。


 ここのところ耳鼻咽頭の酷さであまり熟睡できていないのですが、やはり布団でもそれは変わらずでした。もはや花粉のせいなのかどうかすら謎になってきましたけどねこの症状。

 朝食をもりもりといただき、チェックアウトして道の駅をあれこれ冷やかした後はプラネタリウムへ。混むかな、と思っていたらそんなことはまったくなくてむしろなんだか切ない気持ちになってしまいました。もっと、見にきても、いいのよ……!

 ロビーにはいろいろ展示があるんですが、どれもこれも香ばしい昭和臭がしてとても味があって良いのです。なかでもポコニャンのえんぴつがあたるというスロットがずっと軽快な音楽を流しておりまして。あまりにも気になりすぎて結局100円を投入して遊んでみたのは良かったんですが、スロットがあたったにもかかわらずポコニャンの鉛筆は出てこず、しかも「お店の人を呼んでね!」というアナウンスがなりっぱなしになるというエラーをおこし、そそくさとその場を後にするというね。いやー恥ずかしかった。

 プラネタリウムは何回か見ているんですが、まったりした語り口調で夜空の星について解説していただけてよかったですよ。これまたリラックスしすぎて何回か意識が飛びかけてましたけどね。

 プラネタリウムを見終わったあとは、もうひとつの今回のメイン、「柿博物館」へ! これは奈良県果樹振興センター内にある、そのまんま柿の形をしたドーム型の博物館で、柿についての全てを知ることができる展示内容となっております。甘柿・渋柿にも種類がいろいろで、甘柿なんだけど熟しても一部渋みが残る不完全甘柿なんてものもあるそうです。知らなかった! 柿の木自体は大陸から伝来したみたいですが、甘柿は日本特産みたいですね。そのままポルトガルに伝わったらしく、学名ではkakiが使われているとのこと。へー。

 その他柿の料理方法や柿渋の利用までありとあらゆる柿にまつわる資料がおいてありました。全国に「柿」がつく地名に対してアンケート調査なんかもされたらしく、なかなか興味深かったです。これまで正直なところあまり柿をおいしいと思ってこなかった私ですが、これからは、もう少し、柿と近づいてもいいかな、って思いますよ。好きになる努力をしないとね!!(小さいころに柿を食わされておいしくなくて嫌いになった記憶)

 とにかく山の中で天気が良かったので景色は抜群でした。人っ子ひとりいませんでしたしね! 穴場ですよ!

 お昼はどうしようかということになったんですが、結局あれこれ迷って実家近くのいつものイタリアンまで戻ってきてランチ。Zちゃんを近くの駅まで送り届けて終了となりました。

 実家に戻ってきてからはとにかく昨夜の寝不足がたたって眠気がピークで、甥っ子にあれこれ言われながら昼寝。晩御飯は寝起きで朦朧とした状態で食べ、大阪に戻りました。風呂に入って布団にもぐりこんだ派いいんですけど、相変わらず花粉のせいで耳鼻咽頭および目が最高に調子が悪くて大変である。

 今日はここまで。