英国旅行1日目。

アムい香りに包まれて。


 前回のスペイン旅行の際に、集合時間に目が覚めるということをやらかした恐怖から早々に目が覚めてしまいました。でもこれ二度寝したら起きられないやつや、と思ったのでそのままだいぶ早めに出発しました。

 関空につくとNも早めに着いていたので早々にチェックイン。でもさすが人が多いですね! GWど真ん中ですからね!

 アムステルダムまでは11時間半のフライト。もっと眠いかと思ったんですが、時間帯としては昼間なのでなんだかんだでずっと起きておりました。機内食のお供はもちろんハイネケン! KLM利用は2回目ですが、さっそく映画を見ておりました。エリザベス1世の映画とくまのパディントン実写版を見たのでイギリスの予習はばっちりだと思います。

 そして図書館から借りたイギリスの歴史が結構面白くて、普通にさくっと読み終わってしまいました。いろんな写真や図版がカラーで載っていたのがわかりやすくて見やすくてよかったです! 二次創作で予習していた部分なんかはむしろより細かく覚えているし、なんだったら登場人物としてキャラもついてるのですごいわかりやすいという。いやぁヘタリアの功績ですなぁ……!

 そんなことをしていると結構あっという間にアムステルダムスキポール空港へ到着です。今回のトランジットは5時間もあるので一回町に出てみようか、ということでアムステルダムのシティへ。駅舎がすっごくおしゃれで、確かに東京駅がこれを参考にしたって言われても納得しちゃいますね!(本当は違うらしいですが)

 とりあえず駅舎を背景に何枚か写真をとって、観光案内所らしきところでマップが売っていたのでなけなしのユーロで購入。Nはアムステルダム2回目なので、事前にアムい香り(=大麻の香り)について教えてくれていたのですが、さっそく駅前からその香りが漂ってくることに慄きました。

 確かに運河とか町並みとかすごく綺麗だし、雰囲気もあるのだけれど、そこかしこからアムい香りばっかりしやがるのがなんともいえないというかなんというか! 正直こわい! ちなみに「コーヒーショップ」は大麻を販売していて、「カフェ」はコーヒーを売っているそうです。や、ややこしい! もちろんオランダ政府の方針なのでまったくもって合法だし何も問題はないわけですが、それでもいいのかそれで……と思ってしまう我々です。

 ぐるっと町を歩いて中心の広場っぽいところまで行ったのですが、土曜日ということもあってか凄い人の数で、しかもやっぱりそこかしこから香りが漂ってくるしてで、なんだかもうおなかいっぱいになったのですごすごと駅に戻り、一応名物だと思わしきマヨたっぷりポテトフライを駅中でもそもそと食べておとなしくスキポールに戻りました。お土産ショップまでヘンプ推しじゃなくてもいいじゃない!

 あ、でもオランダの入国審査官はめっちゃフレンドリーな人が多かったです。コンニチハ!ってにこやかに言われました。逆にさっぱりオランダ語がわからなくて、そこからオランダ語からの借用語の話になったんですがまったく思いつかないという。かなり長く交流してたはずだし借用語はいろいろあるはずなんですが、だいたいポルトガル語っぽい気がしてくるという……。(ちなみに「エレキテル」「ランドセル」はやっぱりオランダ語ではないか!/議論になった)

 調べてみると日本語に間違えられるレベルの借用語はやっぱりほとんどポルトガル語で(てんぷらとかたばことか)、オランダ語は科学用語や医療用語が多いようです。まあ一番びっくりしたのは「おてんば」ですけどね!(元はオランダ語の「ontembaar」らしい)

 とりあえずアムステルダムのことはよくわかったよありがとう……ということでぐったりしつつスキポールからヒースローまでの乗り継ぎへ。フライトは一瞬でしたが、もうここまでくると疲れきっております。まあ一日が長すぎますからね!

 ヒースローの入国でもやたらフレンドリーな審査官にあれこれ聞かれたんですが、入国時にこんなに聞かれたのは初めてだ!というレベルでいろいろ聞かれました。もともと英国の入国審査はかなりきっちりすることで有名のようなのですが、ふたりはどういう関係?って聞くのかよ!っていうね。そうだよラバーズだよ英語で言うのが日本語より恥ずかしいよ!

 疲れていたのでヒースローをあまり探索することなく地下鉄(アンダーグラウンドorチューブ/サブウェイは米語)でキングス・クロス駅へ向かいます。ちなみにロンドン市内はオイスターカードと呼ばれるICOCA的なものがあるので、それを購入してクレカでチャージ。事前にスキポールでWiFiが使える間にホテルの位置を確認し、バス路線を確認しておいたので無事にバス停も発見できました! キングス・クロスにはかの有名な9と4分の3番線があるのですが、人だかりが出来ていたのでその日はあきらめて明日にすることに。

 しかし当たり前ですけど駅構内や道路の看板などが全て英語で書かれているというのが一週回って新鮮ですよね! そういえば英語が母国語の国ってはじめてだ!(グアムサイパンは日本語でしたよむしろ)ある意味海外なのに理解できる言語で書かれているのが面白いです。もちろん全部は理解しきれてないんですけど。

 駅を出るとさっそく雨だったんですが(さすがロンドン)、バス停で待っていると普通に二階建ての赤バスがきたので乗り込みます。ますますロンドンって感じですね! そしてホテル近くのバス停で降りるときもオイスターカードで降りられるので超便利です。本当に日本とまったく変わらないな! 宿もわかりやすくて、1階がパブになって2階以上がホテルのいわゆるB&Bでございました。

 チェックインすると3階の部屋(イギリス的には2階/1階がグランドフロアと呼ばれる)だったんですが、リフト(エレベーターは米語)がないのでそのまま荷物を持ってあがることに。お、重い……! ですが部屋は一応キングサイズベッドのダブルのお部屋。前にポルトガルで通常ダブルで寝たことを思えばだいぶ広いですよ! よかった! もう最高に疲れきっていたのでとっとと風呂入って寝る!ということでシャワーを浴びて就寝です。

 明日からはよりタイトだぜ!

 今日はここまで。