いろいろとギリギリ。

 うちの研究室の好きなところは基本的に先生がいないと誰も来ないところです(え)


 今日は授業が午後からだったんですが昨日のうちから先生が朝来ないということが知れ渡っておりまして。まあそれなら昼からゆっくりでいいやーとかのんびり気分で行ったら案の定ひとりしか来てませんでした(苦笑)もともと出張が多い先生なのですが来ないとなると本当にまじめな人しか来ませんからね。私はむしろ先生がいない研究室のほうがのびのびいろいろできるのですきなんですが(笑)ほかの人もいないし!(なんだかんだで先輩や同回と顔合わすのも今はストレス)



 授業を受けてからなんとかスライドの仕上げにとりかかりました。まあぶっちゃけもうあきらめたっていうのに近いんですけどね! ええ、前日ともなれば開き直ってくるってもんです。もうデータないのはバレてるし実験してないのもバレてるし、明日は怒られることを覚悟してしまえばいい! とか思って、前期の中間発表に+データ2つというので完成にしました。持ち時間は質疑応答含めて30分なんですがスライドの感じでは10分もかからねぇな、的な(苦笑)とりあえず明日乗り越えてから考えるわ!と叩きつけて授業に向かいました。



 ちょうど木曜に受けてる授業が地球学概論というやつなのですが、それが今まさに一番面白いところなんですよね! そう、人類がいつ日本列島に渡ってきたかっていう話で。氷河期に大陸と日本列島がつながっていたという話は有名で、たぶんそのときに人類が日本列島に渡ってきたんじゃないかって言う説があるわけです。でもそれがどうやらつながっていたのは過去100万年のうち64万年前と10万年前の二回しかないらしい、と。(このあたりうろ覚え)でも日本で発掘された旧石器時代のものっていうのは、最高でも5万年前ぐらいまでしか出ていないんですって。



 そして起きたのがあの有名な捏造事件です。あれはつまり石器が30万年前の層から見つかったとかそういうことを捏造しちゃったわけですね。あのせいで学説が本当にひっくり返って、やっぱり大陸から陸続きになったときに日本人の祖先はわたってきたんだーみたいなそんな風になってたのが、捏造がバレてえらいことになった、と。



 で、今もいろいろ調査は続いてるわけですが、どうにもこうにも5万年ぐらいまでしか確実なものがないらしいのです。それで結局のところ大陸と陸続きになってたときに渡ってきたんじゃなくて、船を使ってわたってきたんじゃないか、という話でした。なんでも5万年前にはすでに人類は船作って乗ってたみたいですから。



 かいつまんで話すとそういう内容だったんですが、ちゃんとそういう結論に至るまでのそれまでの過程とかもいろいろ説明されるわけですよ。氷河期がどの程度の間隔であったかとかを地層からどのように分析するか、とかね。大阪の地層がどんな風に形成されてるかとかね。今までぜんぜん知らなかった分野なんで話聞いてるだけで面白くって面白くって! ほかにとってる化学系の授業よりよっぽどまじめに受けてますもん私(笑) 今地球学概論と古生物科学と地球史学が面白くてたまらないです。物理化学と無機化学と分析化学はもういいやー(投げやり)



 授業が終わってうちに帰ってバイトにいったんですが、中一の女の子がどうにも無気力で困りました。やっぱりやる気がないっていうのが一番難しいなぁ。宿題やってきてくれても集中してといてないから自分が何書いたのかすら覚えてないし、そもそも問題とかもちゃんと読んでないし。結局それってやってる意味ないってことですからね。どうしたもんか!



 今日はここまで。