最後だから。

 みんながはっちゃけて楽しめてよかった!


 朝7時に起きてもっきゅもっきゅとがっつり朝飯を食べた後、美容院へ向かいます。ところが定休日の月曜日に無理をいって頼んだ着付けなので、なんと美容師さんがちょっと遅れてこられてしまいました。



 でもさすが美容師さんは着付けのプロですな! どうやったらあんなに綺麗に襟が抜けるんだろか! あわせもピシっとしてて綺麗だし。なんとか自分であれぐらい着れるようになりたいなぁ……やっぱり習いにいくべきですかね。



 袴をはくのは初めて(そしてたぶんこれからも無いと思われる)のでテンションあがりました! この袴、母が初めて6年生を卒業させたときに卒業式ではいたというものなんですが、美容師さん曰く上等なんですって! レンタルとかじゃないでしょ、って言われました。生地が違うらしく、綺麗に着付けられるんだそうです。なんだか嬉しくなりましたねー。願わくばこれからも受け継いでいきたいです。



 でも振袖も全部用意してもらったわけですし着ないと本当にもったいないなと。なんとか無茶を言って着せてもらいたいものです。来年の正月は着るぜ!



 一旦家に帰り草履に履き替え、特急にのっていざ会場へ出発です。会場の最寄駅に着くとさっそく袴姿や振袖姿の女の子で溢れかえっておりました! いやぁみなさん色とりどりで美しい! いろんな柄の着物がたくさん見れるのはいいですね〜。すごく綺麗な色とか面白い組みあわせとか柄とかがあって本当に楽しかったです。もちろんスタンダードな、ザ・女学生!みたいな矢羽柄も良かったですけどね〜。やっぱり着物はいいな!



 そこで友達と合流し、一緒に会場へ。看板の前で写真を撮ろうとしたんですがものすごい順番待ちになってました(笑)なんとか隙を見て記念撮影をして中に入ります。学部別に席が分かれてたんですが、工学部は見事に真っ黒!(そりゃそうだ男女比率がおかしいもの)華がないわーと愚痴をいいながら席につきました。実際渡された資料見ても明らかに女子少なかったですからね。他の学部を見たときにキラキラしていたので改めてその事実を実感しました。4年たつうちに比率が当たり前になっちゃってましたね(笑)



 そして式が始まったわけですが……ぶっちゃけまあ何をするわけでもないですから。ひたすら偉いさんの式辞を聞き続けるという我慢大会(だってこっちは朝からずっと帯で締められてるわけですよ!)でございました。卒業式、なんていう感慨深いものでもなかったですねー(苦笑)だって学長の式辞が恐ろしく長かったんですもん!!! 20分ぐらいはなしてたんですかね? 最初はまじめに聴いてたんですけど途中で落ちましたからね(苦笑) でも隣を見たら友達も寝てたのであれは仕方がないと思います! まあ去年はもっと長かったというから驚きですけどね。途中で解剖の話が出てきたかと思えばゲーテの言葉に飛んでいくという恐ろしい飛躍っぷりで聴いてるほうもぐったりでした(いやいい話してたのかもしれないけどさ)。



 式自体はそれだけで終わり、あとは写真タイムでした! 会場前が人、人、人の海で、その中でなんとか同じ学科の友達と合流し、写真をとりまくります。でもって姉とも一応記念写真をとり、母とは一旦そこで別れました。



 お昼どうする?ということになり一旦移動、デパートのレストラン街にいってみたものの人がいっぱいで仕方がなく喫茶店でランチを食べることになりました。でも学科の友達総勢8人ぐらいで食べにいったんですが、なんだか久し振りですごく楽しかったです! だってみんなと絡むのすごい久し振りだったんですもん! やっぱりみんな面白いなー。なんか落ち着くというか安心感があるというか。それぞれにそれぞれのことやってても怒られない空気が出来上がってるのがなんかいいですよね!



 学校についたところで丁度母と合流できたので、先に下宿に行っておいてもらって私は学位授与式に向かいました。学位授与式といっても学科主任の超適当な先生に適当に渡されるという本当にそれだけの感じだったんですけど、なんかこれもらしくって良かったと思います。私はこういうところだったからこんなにのびのび通えたんじゃないかなって思えるぐらいで。大学のアバウトさは結構好きですね。最初は不安に思うこともあったけど、逆にやっぱり自由だってことはそれだけ自分の思う通りに勉強ができるってことですから。いろいろと参考になりました!



 それからちゃんと成績表を貰いましたよ! 数えてみれば全部で189単位とっておりました! たぶんですが学科で一番とったと思います。それに教職で必要だった単位も全部ゲットしました!! 落としてると思ったらなんと4回後期で6科目全部とってましたよ!!(笑)ちょっと嬉しいというか、ちゃんと4年間勉強したぜ!って思えて嬉しいですね。学費の元は他の人よりとってやった!(笑)



 ついでに研究室に顔を出してきていた先輩達に挨拶しました。袴姿を見たときの反応が全員微妙で笑えました(笑)何言っていいかわからない、って顔してましたもんね全員。別に無理矢理ほめることないんですよー(苦笑)



 まあ一通り見せたらあとはやることもないので、他の女の子何人かと一緒に家に袴を脱ぎに帰りました。そのために母に下宿に待機してもらっていたわけですよ。「ただいまー」と扉をあけたら、なんと下宿中がぴっかぴかになっておりました!!(笑)



 あれだけモノに溢れていた台所やら私の部屋がなぜかやたらとすっきりしております。おお!と思って押入れをあけたら全部詰め込まれてましたけどね(笑)まあ見た目だけ綺麗にするっていのは私と母の得意技ですから。絶対これ母から受け継いだんだ!



 とりあえず母に脱いだ着物をたたんでもらって、荷物をもってもらって帰ってもらいました。なんだかバタバタさせてしまって本当に申し訳ない! 初任給が出たらいろいろお礼もしたいと思いますので。あ、ちゃんといい掃除機も買って綺麗にするからね!>私信



 ちょっとだけ休憩して先生のところに挨拶にいったら、早速明日やる仕事の詳細を教えてもらえました(笑)うん、まあ31日までいるしな!! 卒業後もやりとりするしな!!(苦笑)



 夜19時からは最後の学科飲み会でした。なんと言ってみたら卒業生28人中出席が26人という素晴らしい出席率でした! たぶん1回生のときの新歓以来かな? その上みんなもうテンションがあがって、2時間飲み放題だったんですがガンガン飲もうぜ!みたいな空気になってました。



 完全にテンションあがった大学生の飲み会、になってまして、ビールにタバスコ入れたり七味いれたりしてそれイッキさせたりとか、まあそういうアホなことをしてまして。もはや誰のかわからないデジカメで写真とりまくって、テンションあげあげで楽しかったですねー! あんなに盛り上がったのはたぶん最初で最後ですよ! なぜかうちの学科はサークルの部長が多かったので部長ばっかりで写真とったりとかしてました。



 もちろん私も出て行く組だし最後だし酔っ払うかな!と思ってイッキしてたんですけど、乗り遅れました(苦笑)私が酔う前に既にぐっだぐだになったメンバーが続出。女の子のひとりは掘りごたつの中に入って出てこなくなっちゃうし、もうひとりの女の子はセクハラしだすし(男の子が順番に胸をもまれてました/いやさすが工学部の女の子だよ)、同じ研究室の男の子は普通にそのまま吐いちゃうし(気がつけば私の体が勝手に動いて机と床を拭いてました。もはや反射ですなこれは……)お開きの時間になったときは幹事が別に居たのに勝手に仕切ってました(苦笑)



 でも乗り遅れましたけど十分楽しめました! だってみんながめっちゃ楽しそうだったんですもん! 本当にみんなで笑ってはしゃいで楽しんで、良かったねって本当に思いました。いろんなことがあったし、たぶんお互いに不満もたくさんあったんだろうけど、そういうのを全部ひっくるめて今のこのメンバーで4年間やってきてこうやってバカ騒ぎが出来て楽しめるぐらいになったっていう事実が嬉しいじゃないですか。冗談じゃなくみんなの笑顔が輝いてて嬉しくなりましたね。本当にありがとう!って言いたくなりました。楽しい時間をありがとうね。



 酔いつぶれた面々が多かったので結局二次会ということにもならずそこで解散したんですが、ひとりだけ関西を離れて名古屋にいっちゃう男の子が自転車で帰っていくとき、泣いてたのがすごく印象的でした。もちろん寂しくもあるけど、でも、なんていうかその子にとってこの4年間がそれだけの大切な思い出というか、それだけのものになったってことが嬉しいなって思いました。その子の中で確実に占めている割合が大きかったってことですもんね。



 ま、名古屋ぐらいすぐだし、また大阪に帰ってきたらいいと思うよ! 近鉄特急ですぐだから(笑)



 あとはいつものメンバーでなんとなくそのままマクドにたまって閉店までぐだぐだしゃべってました。まあ私はまだ大学のそばに残るんで(しかもたぶん2年は残りそうな予感……?)あんまりみんなと離れちゃうっていう感じはしないんですけどね。



 結局卒業はしたわけですけど、高校のときと同じでそこまで悲しいとか、嬉しい、とかそういう気持ちにはなってません。中学のときは嬉しくてしょうがなかったわけですが、まあそれはおいておいて。



 まあ中学まではあまり人間関係がうまくいってたわけじゃなかったですからね。でも高校でそれがひっくり返って、本当に素敵な友達がいっぱいできたわけですよ。でも結局誰とも同じ大学に行けなくて、でもそれを悲しいとも思いませんでした。なぜなら、これからも私はこの得た友人達を絶対に離さない!って決意してたからです。みんな関西の大学にいったし、まあそのときはみんな実家だったし、卒業したって私はみんなと友達で居続けるんだ、って決めてましたから。だから、もちろん慣れ親しんだ校舎から離れる寂しさはあっても、それ以外は無かったわけですよ。実際大学にいっても高校時代の友人とつるんでますしね。



 大学もやっぱり4年間通って、いろいろサークルに思いいれもあるし、学科に思いいれもあるし、いろんな経験をしたなぁって振り返ってみれば思うけれど。でも私が得た人間関係っていうか友達は私が離したくないと思って頑張れば離れなくてすむんじゃないかなって。それに何より今までと違うのは、私が卒業しても私がいたコミュニティ(というか学科の面々ほとんど)がまだ同じ大学構内に集まってるっていう事実ですよね。



 ある意味高校っていうのは高校っていう枠組みの中で生きてきて、それが外れるとなかなか集まりにくかったりするけど、大学っていうのはかなり自由度が高いですから。その中で集まってた人間なら多少枠が外れてもみんな集まってくれるんじゃないかな、と勝手に期待してます。まあ無理なら私が声をかけて召集すればいいわけで。うん、ほんと、みんな期待してるから、是非呼んでください!(笑)>多方面に私信(笑)



 まあざっと振り返ってみれば大学一回のときはバイトで死んでて、二回のときはサークルやりつつアホほど遊びまくって、三回はサークルの部長で必死になってて、四回はもうなんかそれどころじゃないよどうしようもないぜ!っていうことになってて、まあ本当に濃い4年間でしたよ。高校時代に負けてない! 長すぎて何年大学生やってるんだっていうぐらいの気分ですもん(笑)



 でもまあひとまずは一区切りですから! 4年間関わった全ての人に心からお礼が言いたいです! ありがとうございました!!



 今日はここまで。