バスマットの恋。
ペルシャじゅうたん＝珍味、バスマット＝漬物の図式。
朝から本当は研究室にいって仕事をするはずだったんですが、見事に昼までぐだぐだしておりました（苦笑）だって先生が出張でいないって言ってたんですもんー！ いや、まあその分の仕事っていうのはちゃんと昨日のうちに言われてたんですけどね？ でもパソコン使う仕事じゃない（というか先生がいないのでデータをいじらせてもらえない）のでまあいいかなーと思いまして。
とりあえず昼ご飯をサークルの友達と食べる約束をしていたので、それ終わってから研究室に顔だして、それから全然挨拶にいってなかったコンビニのバイト先に顔だしてユニフォーム（制服）を返してから、最後の夜バイトに行こうかなーなんて考えてたわけですよ。
ところがまずお昼ご飯が、その友達のおうちで一緒にカレーを食べないかという話になりまして（なんでもカレーを作りすぎたらしい）久しぶりにおうちにお邪魔しましたよ！ たぶんその子の下宿に遊びにいったのは、前に飲み会した以来じゃないかな……？ 下手すりゃ２年ぶりぐらいですよ。本当に去年一年間はサークルの誰とも遊んでなかったんだなぁと思うと切なくなりました。春からはみんなと遊びたい！
ともかくカレーをご馳走になったわけですが、このカレーがまたうまいのなんのって！ 普通のルーを使ったとは思えないおいしさでした。友達はとっても料理がうまいのでいつも感心しますよ。一回飲んだときにおつまみというかご馳走になったんですけど、そのどれもが店で出てきそうな味と盛り付けでしたからね。盛り付けにも気を使えるっていうところが本物って感じだ！
で、カレーを食べたあとはやっぱりですがおしゃべりタイムですよ。いろいろ他のサークルメンバーの近況を聞かせてもらったり、私の近況を聞かせたり。その過程で、この前にＹちゃんといろいろ話して陥った結論を聞かせたりしておりました。おみおつけ論といいますか、珍味を追いかけるのはやめて毎日食べられる漬物とか味噌汁みたいなものを探しなさい、という話ですよね。で、その話をしたら、別の先輩が「ペルシャじゅうたんみたいな恋じゃなくて、バスマットみたいな恋をしなさい」と言われたという話を聞きまして。お互いなるほどねー！といたく納得したのでした。
それから最近気付いたというか思いついた論なんですが、私は「頑固」な人が大好きなんですよ。でも「わがまま」な人は苦手なんです。その違いは何かっていうと、やっぱり筋が通ってるかどうかなんですよね。どんな筋でもいいから、それがどんだけ常識からかけ離れててもいいから、ある程度の秩序というか、法則があって、それを曲げない！っていうのが「頑固」だと思うんですよね。
でも「わがまま」っていうのは筋がない。つまり、昨日言ってたことと今日言ってたことが違うというか、矛盾だらけで、その瞬間だけで考えててあれこれ言うような感じだと勝手に思いました。
たとえば私が何か「Ａはどう？」提案したとします。そのときに頑固な人は自分の論がありますから「嫌だ！」というわけですよ。で、私は全然それは構わないので「じゃあＢなら？ Ｃなら？」と代わりの案をだして、その人に合わせていくわけですね。そこで私はその人の考え方とかを知れるわけですし、自分と違っていればいるほどなるほどなあ、と尊敬することも増えるわけですよ。この人の秩序はこんなもんか、と。
でもわがままな人っていうのは「Ａはどう？」っていったときに「嫌だ！」っていったとしますよね。で「Ｂはどう？ Ｃはどう？」っていって、たとえば「どれもいや」「じゃあどうしたいの？」「それもわからん」みたいな状態になるっていう人だと思うんですよね。それとか、「Ｂがいい」ってそのときにいっといて、いざ本番になったら「やっぱりＣ！」とかね。もちろんそれが私の予測可能な範囲というか、許容範囲に収まってたら構わないというか、むしろ好きになれたりもするんですけど（予測できない面白さ、っていうのもありますからね）、それすらも無理になるとしんどいというか。
もちろん私にだって一本の筋があるというか、自分自身もわかりにくいですけどかなり頑固な人間なので、その筋を曲げろというのならいくらでも曲げて対応しますけど（私の筋は針金みたいに簡単に曲がるぜ！）、その筋をたとえば「一旦切ってみろ」って言われたら抵抗しますね。とか「２本にしろ」とか「私の筋とつなげよう」とか言われてもだめです。つまりまあ私も頑固だってことですが。
まあそんな精神論をぶちかましつつ、あとはお互い４月から社会人ですからそのことについてもいろいろ語っておりました。まあ、とりあえずはやってみないとわかんないよね、って言うしかないんですけどね。今考えても仕方がないことは考えないのが一番ですから！
そんなこんなで研究室とバイト先（コンビニ）に寄るはずがいつのまにかすっかり日もくれておりまして。まあいいか！とそのままバイト（塾）ギリギリまで居座ってしまいました。
でも本当にカレーもおいしかったし、いっぱいお話できて嬉しかったです！ またお互い落ち着いたらお願いしますー＞私信
バイトはラストでした！ と、思っていたらなんとそのことがつたわっておりませんでした！！（苦笑）なんでも木曜日に来ると思われていたらしいです。確か研修の日程が決まった時点で知らせてたはずなんですけどねぇ……（苦笑）最後の最後までらしい、というかまあそういうところでしたよ！
最後の授業ということを生徒には誰も伝えなかったんですが、無事に志望校に合格した、私が中１からずっと数学を教えてた女の子には電話しましたよ。そうしたら最初にお母様が出られて、お礼を言われてとっても恐縮してしまいました。親御さんと顔を合わせることなんてなかったものですごくびっくりしてしまいまして。でもやっぱり「先生のおかげです」なんて言ってもらえるとちょっと感動しますよね。でも当たり前ですけど私だけの力なわけじゃなくて、勉強したその子のがんばりがあったからこそですから。その後生徒とも話をしたんですけど、すごく嬉しそうに報告してくれてこっちも胸が和みました。
たとえば部活何やるつもりなん？なんて未来の話を聞くと、すごく嬉しそうに語ってくれるわけですよ。あれやって、これやって、あと、ここも気になるから見に行こうかなって思ってて！なんて、ね。彼女にはすごく明るい未来というか、本当に真っ白なキャンバスがあってそこに彼女が夢を描いていくのだろうと思うとすごく頑張ってほしいというか、楽しみになりますよね。私が高校生活を思い切り満喫したように、彼女にも悔いのない青春時代を送ってほしいと思います。
ま、なんて大人みたいなこと言ってますけど私もまだ私の未来は真っ白なキャンバスだと思ってますからね！ 一年後私がどうなってるのかなんて誰にもわからないし、それを決めるのは私自身ですから！ 一年前の私はまさか今の私がこうなってるなんて思いもしなかったし、たぶん私以外の全員がこんな未来は予想してなかったと断言できますよ（笑）だからこそ面白いわけですけどね、ほんと！！
素敵な未来を勝ち取るのは自分自身だからね、と。そのためにいつでも笑顔を忘れないでね、という言葉を餞として送っておきました。それはそのまま自分に対しての言葉でもあるわけです。うん、頑張るぜ！！
最後の授業のあと、本当は花とかを用意するつもりだったらしいんですけど、まあそんなことになってしまったので記念品だけいただきました。でも記念品ももらえるなんて思ってなくて本当にびっくりしましたよ！ あけてみると、なんとシャチハタつきのシャーボペンでした！！！！ これが本当に嬉しかったです！ だって出勤簿とか初日から絶対使うもので、自分でシャチハタ作らなきゃなーと思ってたところだったんですもん！
一番お世話になっていた先輩の先生に「社会人だったら使うだろうと思って」と言って渡してもらったんですけど、本当によくわかってらっしゃいますよ！ その人にはよくご飯に連れて行ってもらったり（そしておいしいお店を教えてもらいました本当にリッチな社会人の飲み方を教わりました！）趣味があったり（着物とか万年筆とかイタリアとかね！）すごく素敵なスーパー主婦な方だったんですけど、なんだか本当に感慨深かったです。
２年半いたわけですけど、やっぱりここで学ぶものはたくさんあって、また集団でやった１年間とは違った成長がいろいろできて、本当にやってよかったと思います。他から考えたら安い時給だと思うし、ぶっちゃけ上司は頼りないしで、割に合わないっちゃ合わない職場でしたけどね？ でもこの成長できたと思える分を差し引けば、まあ、と！ 融通もだいぶきかせてもらいましたしね〜。
でもここも実をいうとまた戻ってくるつもりでもあるんで（笑）土曜日だけでもできないかなーと。やっぱりこのバイトの最大の強みは何かって言うと、自分の勉強になるってことだと思うんですよ。教えるためには、どういう風に言えば分かりやすいかとか。あと生徒ひとりひとりにどう対応していくかっていうね。人に何かを伝えることの基本を学べると思うんですよ。特に相手は理解能力が大人よりも低い子供なわけですからね。
なので、週１回でもいいから触れていたいというか、なんとかこの４年間で得てきたスキルを失いたくない！と思いまして。夏ぐらいに仕事に慣れてきたらなんとかできないかな〜と思ってまして、既に了解はとってありますからね（笑）
そんな感じで少しお話をさせてもらって、本当にありがとうございました、お世話になりました、と深々と礼をして去って、ちょととセンチメンタルな気分になって家に帰ってきたら、「ペンを忘れてますよ」と上司からメールが入っておりましたとさ（オチ）
ということで明日取りに行きます☆（苦笑）
今日はここまで。
