人は大地から離れては生きられない。

 ってシータがいってた。


 祖母が動けないので、朝から父が田んぼにでかけていろいろ仕事をしておりました。まあ私も一日予定はいれてないし、せっかくだし手伝うよ!ということでジャージに着替えて向かいました。



 なんでも納屋にあった大豆がらを運んで燃やすらしく。今まではこういうのは全部お風呂を焚くのに使ってたのになー今はもうオール電化だもんなーとちょっと切なくなりながら運んでおりました。だって今は快適な温度設定なんですよ!(いや当たり前だけど)あの屋根の上に水をあげて太陽光であっためる装置(notソーラー)で夏は熱湯が出るんですが、冬はまったくお湯がでない、と。それで廃材とかを燃やしてお風呂をわかしてたんですけど、あのおかげで焚き火を燃やすのとか、ナタでまきを割るとか、そういうことを覚えましたもん! やけどもしたし火遊びもしたけど、その分危ないこともしっかりわかったし。今はそんなことできないですもんねー……。



 でまあ田んぼに豆がらをトラックの荷台2杯分ぐらい運んで組み上げて、火をつけたわけですが。



 まあ良い天気でよく燃えること! 超巨大な火柱があがってめっちゃテンションあがりました! やっぱ焚き火って楽しいですよ! 熱くて死ぬかと思ったけど!!(笑)



 帰ってきて母とともに納屋を掃除し、やっぱりお手伝いができる幸せをかみしめておりました。うん、役に立つことがほんとうれしいわ。やっぱり手伝いってしなきゃだめです、むしろ自分のためにやらなきゃですよ。



 で、その後父が別の田で草刈りをしてるというので、そっちもお手伝いしにいってきました。ええ、初めて鍬(っていうかレーキかな、あれは)をふるって草刈りをしました。もうね、あれはね、すごい腰にきます! また天気が良すぎてぎらぎらした日差しで、そんな中で泥んこになって汗だくになってひたすら草を刈るんですけど、やっぱり体力がすごいいるわけですよ。慣れてないから。祖母や父ならもう少しうまくやるんでしょうけど、私はもう力任せにしかできないですからね。やっぱりすごいなーと素直に感心しておりました。



 でもこの土のにおいと、草のにおいと、ぬるーい大気と、そういうのがどうしようもなく懐かしくてうれしくなりました。小さい頃遊ぶ場所といえば田んぼで、それこそ泥んこになって遊んだし、草もいっぱいとったし、川に入ったりもしてたわけですよ。この土のにおいと草のにおいがまじりあった空気っていうのがやっぱり原点にあるんだなぁ、とかしみじみしてました。



 もちろん父のお手伝いができたってこともうれしかったですしね。ふふふ。



 帰ってきて昼を食べた後は、さすがに疲れたのでずっとぐだぐだしてました。まあでもこのGWは8年ぶりぐらい?でゆっくりしてた気がします(高校生になってからはひたすら遊びまくってた)。やっぱり疲れてるんでしょうね、日々に。やたら感動屋になってたし、どうでもいいことに泣きそうになってました。でもほんと癒された気がする! まさに南アルプスの天然水のCMみたいな!!(笑)



 帰る場所があるっていうのは本当に良いことだって再確認しました。ありがと!



 今日はここまで。