満喫。

 堪能。


 きっちり7時に起床し(だって北海道にきたんですよ!)、8時前にはホテルを出発。とりあえず今日の目的地は小樽なんですが、昨日の地下鉄の感じだとすすきのから札幌駅まで普通に歩けるよね、ということになりまして。どうやらその間にテレビ塔も時計台もあるらしいとのことで、朝からてくてくと歩いていきました。



 大通公園テレビ塔をとりあえず写メって、さらっと通過し、続いて時計塔の前でとりあえず写メって、やっぱりさらっと通過しました。まあ間近でみた時計塔はさすが、日本三大がっかりの名にふさわしいなと(ほめてますよ)。



 で、札幌駅構内にて朝食にベーグルを購入いたしました。でこのベーグルがうまいのなんのって! サーモンマリネをサンドしたやつがすっごく美味しくって、朝からもりもり食べてしまいました。やっぱり北海道のご飯は基本はずれがない気がする!



 小樽まで電車で移動し、いざ観光、と歩き出したらなぜか恐ろしく寒い! いや、つい最近まであったかいっていう話を聞いてたわけですよ。大阪もあったかかったし、北海道もいつになくあったかいって聞いてたから、そんな着ていかなくても大丈夫かなーと思ってたんですが。



 甘かったです。やっぱり北の地は北の地でした……!



 とりあえず寒さに震えながら運河まで到達。まあ観光用で全然水が流れてないのでこう、かなりよどんで真っ黒でして。観光客がたかってる(失礼)のを横目にさらっと通り過ぎていきました。(だってキムラノホリみたいっていう形容詞がぴったりだったんですもの/分かる人だけ分かるネタ)



 で、今度は北一硝子のお店の方へ向かったんですが、これがすっごく素敵でテンションあがりました! めちゃめちゃ綺麗で、作品数もいっぱいあって、見てて飽きなかったです!



 和洋問わず本当にいろんなスタイルのいろんなガラス工芸品があるんですよね。もうキレがいいと評判のしょうゆさしにはだいぶテンションがあがりました。体験コーナーみたいなところで「キレがいい!」と叫んでしまったぐらいですから、そのしょうゆさし!(恥はないのか)



 切子のガラスにほれぼれしつつ、どうせならお茶碗(茶道用)を買って帰ろうかな、と見てまわってたんですが、お茶を点てるには耐熱性のガラス(お値段倍以上)でないとダメということが判明し、断念。でもせっかくここまで来たのに!ということでおちょこを2つセットで買いました。でも冷酒を飲むのはやっぱりガラスの酒器がいいと思うんですよね!(熱く語る)



 あと時間がまだあったので一応オルゴール館にもいってみたんですが、どっちかというと本当におみやげ物屋さんみたいな感じがしたのでそこそこに退散しました。オルゴールならやっぱり浜名湖か松島の方が楽しかったですねー。アンティークオルゴールがやっぱりいいです!



 ようやっとお昼になったので、たまたま見つけたイタリア料理屋さんで、パスタランチを食べました。にしんのペペロンチーノがあったんですけど、これがまたうまいのなんのって! 久しぶりにアンチョビパスタが食いたくなりましたよ。



 帰りはこれまたたまたま発見した札幌駅行きのバスに乗って帰ったんですが、やっぱり景色が違いますね! 瓦屋根がないのが新鮮で、さらにどれも四角くてまるでおもちゃみたいなおうちがいっぱいあるんですよ! 色合いもカラフルで新しい町っていう感じがして新鮮でしたね〜。



 そんな感じで札幌市街地に近づいてきたところで、偶然チョコレート工場を発見。なにやら白い恋人を作っているらしい?と分かった瞬間友人が行きたい!と言い出しまして。そのテンションのままに途中下車してチョコレート工場へと飛び込んでいきました。(基本テンションの旅です今回)

 

 まず見た目が超ヨーロピアンなんですよ! ごてごてした装飾がいっぱいあって、門とか本当に貴族の家って感じで! 庭には噴水とかあるし、まるでテーマパーク(いや実際テーマパークなんでしょうけど)みたいですごかったです。



 で、中に入って徐々に進んでいくと……



 ええ、やはり白い恋人工場ですから、チョコレートの歴史について展示してあるわけです。歴史もそうだし、あとどうやってチョコレートが作られるのかとか、白い恋人をどうやって作ってるのかとか。で、実際にラインを見学できるところがあるわけですが。



 むせ返るほどのチョコレート臭ですよ。

 思わず口元を押さえてごふっとなってしまうぐらいのチョコレート臭ですよ。

 どこもかしこも甘ったるいわけですよ。

 

 甘いものに弱い私がげんなりとしている中、隣できらきらと目を輝かせる友人。「こんな匂いにつつまれて働きたい!」とうっとりしてるのを尻目に、甘味好きとは底知れないものだとしみじみと思ったのでした。(若干吐きそう)



 あ、でも工場見学は面白かったですよ。ぞくぞくと流れてくる白い恋人をひたすら袋詰めしていく人々をうえから眺めているのはなかなか面白かったです。ええ、日がな一日袋詰めをしてたら何かを悟れそうな気がしますね……!(Yちゃんが日がな一日モナカをつめたときは「無」になれるって言ってた気がする)



 みやげ物コーナーでは買いもしないのに、恋人のクズ(割れたやつとか)をタダで置いてないかなーなんて勝手なことを言っておりました。



 満足したのでとりあえずまたバスにのり札幌駅へ戻り、そこからホテルまで戻ったんですが、気がつけばもう時刻は15時になろうかとしておりまして。



 実は今回何をしに北海道までやってきたのかと言いますと、メインはZepp札幌であるWaTのライブなのです!!(今の今まで全然気にしてなかったけど☆)



 ということで荷物を全部ホテルにおいて、尻ポケットに裸の5千円札とチケットだけつっこんでZeppに向かいます。(すすきのから歩いていける距離)



 既に時間前ですごい人が並んでいたのですが、整理番号がかなり前の方だったのでちょっとどきどきしてました。完全に番号順に並ばされるのかと思ったら、何番台っていう区切りだけでしたからね! これはいけるんじゃねぇか!ってちょっとテンションあがりまして。



 相変わらずの寒さに待つこと30分、いよいよ開場時間がやってきました。



 まあまず荷物検査はスルーです。(だってそのために手ぶらで来たんだもの!)で、まあ走るなという係員さんたちの制止を振り切って(ごめんなさい)猛ダッシュをかけた結果、なんと見事最前列ど真ん中を確保しました!!!!!



 Zepp大阪はよく行ってますがまあまずこんな位置で見れることはないですよ。さすが札幌!と大いに感動しながら始まるのを待ちます。だって前にさえぎるものは何もないんですよ? っていうかむしろ私たちは舞台に腕を載せてるわけですよ。んでもってちょうどふたりのマイクの真ん中にいるわけです。腕伸ばしたらマイクスタンドに触れるんじゃねぇかっていう距離ですよ!!



 始まってふたりが登場した瞬間から延々とガン見してました。



 というかもう何がなんだったかよく覚えてないんですけど(だって目が離せないんですもん!)とにかくやばかったです。いろいろと。だって瑛さんのすね毛はおろか鼻毛まで見えましたもん。(見るのそこかよ)



 なんか盛り上がってたような気もするし、いろいろ楽しかったような気はするんですけど、ただひたすら目をそらさずに見つめ続けることしかしてなかったんで正直記憶が曖昧です(笑)ちなみに見つめ続けた割合的には瑛さん98に対して小池さん2ぐらいでしたけどね(愛の差はしょうがないと思う)。



 意外とテレビで見るより○○ってよく生で見たときの感想ってあるじゃないですか。でも全然そんなこと思いつかなくて、本当にそのまんま!って感じでした。特に小池さん。本当に欠点のない満点の顔してました。しかもそれがまったく崩れないしブレないあたりがプロやな、と思いましたよ。すごいなーさすがだなー。



 瑛さんの方も基本は見たまんまで、本当に真っ白だし、色素薄いし、外人顔なんだけど、でも表情が豊かなんでテレビで見るよりはより一層感情は伝わり易かったと思います。久しぶりのライブハウスでおびえてるのもよくわかったし!(笑)いまいち最後までテンション振り切れなかったのもよくわかりました!(ぐらい近かったんですよほんと)



 あ、でも小池さんのギターの弦が途中で切れるのとかすごくよく見えましたよ。そのときは全然あせった顔してなかったんですけど、そのあとまた別の曲のときについうっかり客に近寄りすぎて手をつかまれちゃったときのしまった!っていう表情はよく見えました(笑)



 まあ小池さんはすごく楽しんでるようには見えましたけどね。表情は一定して微笑みのままでしたけど、目だけはすごい幸せそうでしたから。逆に瑛さんの方がすごくテンションあげてる感じの表情作ってるんだけど、目線がおびえてたなぁ。



 途中のVTRのグッズ紹介のふたりが一番素っぽくて楽しかったです。あれDVD化してくれたらいいのになー。



 でもってなんか気がつけばライブが終わってました(笑)本当に夢のようってわけじゃないですけど、よくわからない2時間でしたねー。後ろで男性ファンがひたすら叫んでたりしてたことも覚えてるんですが、本当になんか、近すぎてよくわからん状態でした。



 終わってぽーっとなったまま、晩御飯を食べるためにすすきのに戻ります。今日の夜はスープカレーを食べよう!ということになっていたので、スープカレーのお店を探してうろうろ。ところがなかなか見つからないんですよ歩いてるだけじゃ! 仕方がないので携帯で検索かけて、一番近いところへいってみたんですが満員で入れず。他の店を探すためにコンビニに入ってガイドブックをあさってたら、なんでもスープカレー横丁なるものがあるそうな。



 ちょっと遠いけどいってみるか! とてくてく歩いてスープカレー横丁へ。何軒かスープカレー屋さんが集まってるうちの一軒に入り、よくわからないままに注文してみました。なんでもそこのお店はスープの辛さが10段階で選べるらしく、普通は1で、5までは無料であげられると。6以上の辛さは有料ってことだったんで、まあとりあえず4(大辛)ぐらいでいってみるか!と挑戦。



 運ばれてきたスープカレーのスープを一口すすってみて。



 な ん だ こ の 辛 さ … … !

 

 予想外の辛さ、っていうよりは、予想外の方向の辛さ、でした。スパイシー方向の辛さっていうんですか?どっちかっていうと胡椒辛いに近いんですけど、またちょっと違った方向の辛さで。



 私唐辛子辛いのはめちゃめちゃ好きなんですけど(うどんを真っ赤にそめて喉が痛いって言いながら喰うのがすき)この辛さは何かが違うぞ!?ということでスープカレーとまさかの大乱闘でした。でもちゃんとプライドにかけて完食しましたよ! 最後の一滴まで飲み干してやりましたからね!!(汗だく)



 その後また同じ道のりをてくてくと歩いてホテルに戻ったのでした。そしてジーンズを脱いでみたら、なんと左ひざに巨大な青あざが!! どうやらライブ中に負傷したようなのですが、まったく気づいておらず。相当なアザだったんでだいぶ酷くぶつけたはずなんですけど全然覚えもなく。やっぱりあの2時間はおかしかったんだなとしみじみ思ったのでした。



 今日はここまで。