迫り来るもの。

 まだモラトリアムっていたいんだけども。


 喉の激痛で目が覚めるという最悪な朝を迎えました。やっぱり来たかお前……と切ない気持ちになりながら、とりあえず出勤いたします。つばを飲み込むのも痛いという最悪な状態だったんですが(迫り来る高熱の予感)マスクをして出社しましてですね。



 そしたらなんとあれだけ苦手意識をもっていたお方から「風邪?」と一声かけていただきまして! いやちょっと風邪っぽいだけで全然平気なんですけどねえへへ(喉激痛)とかなんとか返しながらちょっと浮かれておりました。だって話しかけてもらえるなんて思ってなかったんですもん! 本当にこの一言で救われました!!



 まあつまり相手はそんなに気にしてなかったってことだと思うんですけどね。やっぱりお忙しいときに私みたいなのを相手にするのが面倒なだけで、相手にも余裕があれば別に問題ないわけですよ。うん。そういうことだと思います! つまりまあ嫌われてるとかそういうことはおそらくないであろう、ってことがわかったのでとにかくほっとしました!



 まあ激痛の喉を抱えつつひたすら準備に追われていたわけですが、なんでこういうときに限ってコピー機ってやつは紙づまりを起こすんですかねほんと!(泣)まあ確かに何千枚単位の資料をノンストップで印刷させましたけどお前オフィス用品の中で最重要ランクの備品なんだからもうちょっとしっかりしやがれ!と逆ギレしておりました。



 とりあえず違う階のプリンタを借りてひたすら印刷→ホッチキス止めの繰り返しですよ。でまあなんとかギリギリ資料もできあがって、今度はその袋詰めです。大量のパンフレットと大量の資料をぐるぐるまわって袋詰めしていくんですが、事務員さんに手伝ってもらってもまあ終わらないったら終わらない!(号泣)



 のどの痛みなんて構ってられないぐらいギリッギリでかなりテンパってましたよ。本当に準備不足は否めなかったですね。確かにギリギリまで資料原稿もらえなかったていうのもありますけど、それにしたってもうちょっとなんとか計画的にしておくべきだったな、と。これは反省ですね。



 なんとか資料準備だけは完了させて、あとの細かいことは次の日にまわすことにしました。結局また帰るのが遅くなって、上司と一緒にバスに乗って帰ったんですが、その帰りの道すがらにいろいろといわれてしまいまして。



 やっぱり私の今の仕事は五年限定の契約社員なわけですよ。前任の方が引き止められてて、そのときに使おうと思ってた手がどうやら使えなくなってるらしい、と。なので五年後以降もこの会社に残っていたいのなら、東京本部へいけと言われてしまいました。



 コネとか人脈とかを今から形成しておいて、それで五年後に本部にもぐりこめたら、そしたら一生ここで働けるよ、みたいなことを言われたわけです。ええ、なぜかって明日からその件の東京本部に研修で行ってきますからね!!



 まだ働いて一ヶ月しかたってないのに、もう五年後のことを考えて動かなきゃいけないっていう事実にちょっと愕然としました。というか一年、二年ぐらいは何も考えずに働いていたかったんですけど。そりゃあ考えるのは早いにこしたことはないし、もし本気で働きたいならそれこそどんな機会も逃せないのはわかりますけどね? でもやっぱりまだ未来のことは考えたくないわけですよ。



 でも本当に世の中って言うのはコネと人脈で出来上がってるんだなと思い知りました。これが、大人の世界ってやつか……(遠い目)



 まあ本音をいえば東京に行く気はまったくないんですけどね。(きっぱり)ただ五年で何が起こるかわかんねぇからなぁ。



 とまあ相変わらずの激痛ののどを抱え、へこんだうえで帰宅いたしました。 



 でまあこの喉の痛みから考えるに、今晩あたりくるなと予測しまして。ポカリと冷えピタと体温計を枕元にセッティングして眠りについたわけです。



 今日はここまで。