No.9

 日本人は第9がお好き。


 シンフォニーホールへ行ってきました! その名も「第九deクリスマス」。そりゃもう年の瀬といえば第9!みたいな感じになってる日本ですから、シンフォニーホールでも12月だけで10本以上第9のコンサートがあるんですよね。で、Yちゃんとふたりで「やっぱり第9聞いてみたいよね」「そうやんね」「なんか手ごろな値段ない?」「あ、このあたり手でるわ」「じゃそれで」みたいなかるーーいノリでとったチケットだったんですけども、これがなんとすごい人気で!! 補助席まで出ていてびっくりしました。



 行ってパンフレットをもらってから初めて気づいたんですけど結構有名なところだったみたいです。なんでもベートーヴェン自身が指揮した初演を再現したものだったんですって! これはあとでネットで得た知識ですけど、大編成のオーケストラとはまた違った演奏だったんですね。いやー知らなかった知らなかった。(気軽にクラシックに行き過ぎてますな/笑)



 交響曲を第一楽章から最終楽章までちゃんと全部聞く、というのがたぶん初めてだったんですけど、楽しかったですよ! もちろん曲自体が有名でちゃんと知ってるっていうのもあったんですけど、やっぱりオーケストラの生演奏は、いい! もちろん造詣はそんなにないので、誰のどれがいいなんてことはいえないわけですけど、なんでも生はいいですよ。刺身とか。(関係ない)



 そして第9を日本人が大好きなのがなんだかわかる気がしました。だって聞いててわかりやすくて、派手なんですもん!(笑) 主題がわかりやすくてはっきりしてるから飽きないんですよねー。だからベートーヴェンって好きなんだ! ベートヴェンのピアノソナタは結構きいてて、「悲愴」も「月光」も生で聞いたと思いますけど大好きでしたもん。わかりやすくて。そんでもって派手で(笑)



 あくまで曲のイメージですけど、なんかこう、ギラギラしてるものを感じ取れるというか、迫力というか。まだ演奏自体についてあれこれ語れないのは残念なんですが、音の並びと受ける印象としてなんかもうとにかくアグレッシブな感じがするわけですよ! そこが好きです。なんか落ち着けない感じが逆に落ち着くみたいな。



 もちろん最後の合唱も素晴らしかったですよ。一応高校時代に音楽の時間にさわりだけ歌ったことがありましたけど、きちんと全部の歌詞が知れたのも良かったです。(プログラムに掲載されてました)また「歓喜に寄せて」っていうのがいいじゃないですか! あ、いや中身はキリスト教的な雰囲気ですけど、あくまで私のイメージでは「この世にはいろんなええことがあるんやからみんなで喜んだらええやんか!」みたいな曲です。だってそう思って聞いた方が楽しいし!(勝手だな)



 最後まで聞き終えたときには本当に映画一本みたような気分でした。そりゃーソニーもこれをCDにおさめなきゃ!って思いますよね。(俗説でしょうけどCDのサイズを決定するときに第9が収録できる時間で!っていうのがあった)



 いやぁ良かった良かった、ということで次の予定をさくっときめておきました。この流れでまたベートーヴェン交響曲聞きにいきまっす! そしてこれももはや定番となりました大フィルのアキラさんポップスコンサート。どっちも楽しみだなぁ。本当はストラディヴァリウス(バイオリンの名器として名高い)を一同に集めたその名も「ストラディヴァリウス サミット・コンサート」にいってやろうかと思いましたけど末席(C席6000円)が埋まってて諦めました。いつかええ席で聞けるようになってやる!(ちなみにS席12000円です☆)



 で帰りにたまたま配っていたチラシのイタリアンにいったのですが、イタリアン・レストランというよりは夜はやっぱりバーになってて、ちょっと敷居が高かったですね(苦笑) でもバーボンの味見ができて満足です! 友達にウィスキーは麦だけどバーボンはトウモロコシだよってことを聞かされてから一度飲んでみたかったんですよ! というか洋酒もおいしく飲めそうな気がしてきたこのごろです。本当においしいものを詳しい人と一緒に飲んでみたいものですな。(そしてさらなる深みへ/もう引きかえせない)





 その後ミスドにて軽くお茶して帰ったんですが、その途中でなんとメールがやってきてびっくりしました。



 この一週間結構凹んでたわけですよ。やっぱりあのときも思いましたけど言葉にすがりたいぐらい気に入ってるわけで。だけどそれが発展しないことはとてもよくわかっているから、やっぱりダメだと思うし、何より相手に悪いだろうと。そういうつもりはないですけども「気を持たせるようなこと」はする方が悪いと思っているので。はっきりと言葉にしたならそこはそれできっちりすべきであると思うというのは思うのです。



 でも普通にメールが来たとき、またそれが一週間という区切りをもってやってきたときに「ああ、やっぱりか!」という気がしました。だってわかりますもん。大体。なんとなく! そうでしょうよ私も逆だったらそうしたかもしれないし!



 まあ普通に返したわけですけどね。でもここからのもっていきようを私はさらに悩むことになるのであろうな、と。そして悩むことをきっと相手もわかっているのであろうな、と。



 ああ、もう、ほんとうに、いっそわたしがおとこだったらよかったのに!



 今日はここまで。