はらぺこあおむし。

 色彩の豊かさと面白さと発想の素晴らしさ。


 えき・KYOTO(伊勢丹内の美術館)で開催されていたエリック・カール展に行って参りました! Yちゃんと行きたいね、という話をしてたんですけど気がつけば会期が終わろうとしてまして。最終日でしたけどなんとか間に合いましたよ!(誘ってくれてありがとう>私信)



 ちなみにエリック・カールさんとは有名な絵本作家さんです。はらぺこあおむし、っていう作品がたぶん一番有名だと思うんですけど(私も読んだしね)、その方の展覧会で。もともとあの色彩センスがすごいよね、という話をYちゃんとしていたので観に行ってみたかったんですよね。



 で、観に行ってはじめて知ったんですけど、あれ全部貼り絵だったんですね! ティシューという薄い紙をいろんな色に着色しておいて、それを切り貼りしてるんです。着色するときもいろんな色を使ったりグラデーションにしたりあえてムラを残したり、筆のあとをそのままにしておいたり、といろんな種類がありまして。それを組み合わせていくことによって本当に表情豊かなものが作り上げられてるんです。



 やっぱり動物が一番素敵でした。というか基本動物の絵本が多いので当たり前なんですけど、とにかく表情が豊か! 貼り絵なのに目の表情や動きや躍動感が綺麗に表されていてかっこよかったんですよ、もう! 色彩も本当に綺麗で、原色が素晴らしいですね。アグレッシブなニワトリとかつれて帰りたかったですもん。トサカの色がすさまじく鮮やかな赤のやつ!(笑)



 眺めてて飽きなくて、楽しい気持ちにさせてくれる作品でした。って、絵本だから当たり前か(笑)子供たちが眺めて飽きなくてわかりやすくて、それで楽しい気持ちになれるもんですもんね。その過程でいろんなものを学んでいくわけですもんね。どんな美術作品よりも絵本って難しいのかもって思ったりしました。だって子供って素直ですもん。汚かったり濁ってたり淀んでたりしない純粋な瞳で見つめられるものですよ? すっごいなぁ!



 作成する過程のVTRもあったんですが、展示の仕方も工夫されてよかったですね。でまたVTRに出てきた作者のエリック・カールさんがまた見事に気のいいおじいちゃん!って感じのおじいちゃんでもう(笑) このおじいちゃんがすっげぇ楽しそうにぺたぺた切り貼りしていく様子がまた本当に楽しそうでですね。あおむし君ができていくわけですけど本当に見事に動き出しそうでしたからね。素直に私もやりたい!って思いました。



 好奇心があって、それをやることが楽しくて、これをしたらいいんじゃないかな、とかこれをやったら面白いんじゃないかな、って試行錯誤を繰り返して出来上がっていくものなんですから、そりゃあ面白いってもんですよ。楽しく作って楽しく観てもらえるっていうのが一番素敵なことですよね。もちろんいろんな場合がありますから、悲しみや憎しみや苦しみが表現されている作品も素敵だし大好きですけども。あとは伝統、も、ね。(ああ、いろんな作品に触れ合いたいなぁもっと!)



 で、後半には絵本だけじゃあくて美術作品みたいなものも展示してあったんですけど、そっちも素敵でした。本当にあのじーちゃん好奇心の固まりだなぁって思う(笑)



 最後の実際の絵本コーナーももっとゆっくりできたら良かったんですけどね。タイプの違ういろんな作品があって、どれもこれも面白そうだったので。すごく綺麗な人魚の絵とかめっちゃ気になりましたもん。うーん、これは本館(アメリカにある)にいくべきなのかしら?(笑)



 やっと出口で、そこでグッズ販売をやってたんですけどここも人、人! でもすぐになんでこんなに混雑してるかわかりました。グッズ展開がかわいすぎる!!!(笑)発見したポーチなんか即購入でしたからね。あんなかわいいのつれて帰らないわけにはいかないですよ(真顔)。



 結局クリアファイル2種とポーチとぬいぐるみ(甥っ子へのお年玉)を購入いたしました。いやぁ満足ですよ!



 もう13時をすぎていたので駅でカレーをたべ、そこから奈良へと戻ります。久しぶりにJR奈良駅に行ったんですが様変わりしててびっくりしました。1300年祭の準備なんでしょうけど、正直どーなん、とはやっぱり思いますねぇ(苦笑) 奈良の行政にあまり期待ができないのが残念なところです。本当に宝の持ち腐れになると思うんですよね。奈良が大好きだからこそ、頑張ってほしいと思います。本当に。



 そしてこちらも久しぶりにカラオケにいきましたー。J奈良のジャンカラとか本当に高校生以来じゃないですかね。懐かしかったです! まあ歌う中身はいつもどおりでしたけど。



 で、大阪に帰還いたしました。ひとり三都物語(京都→奈良→大阪)を久しぶりにやりましたよ!



 今日はここまで。