発想力を豊かにする遊び。

 おもちゃがなかったからこそ。


 今日は本町勤務でした! といっても実は参加者が足りない発表会の頭数合わせだったので、ひたすらあんまり関係ない発表を聞くというなんともいえない感じですけど(苦笑)でもおかげで創作ははかどりましたよ! ポメラの威力を発揮した一日でした。ちなみにランチは近くでパスタランチ(本日のパスタ・サラダ・パン・デザート)850円に食後のコーヒーをつけてぴったり1000円なり。本当に優雅なお昼が食べれるっていいですねぇ。さすが社会人!



 さて発表会が終了してからはそのままZちゃんとの晩ご飯へ。いつものデニーズでいつものようにぐだぐだしゃべっていたのですが、途中からいつも日本語の話になっちゃうんですよね。Zちゃんが今個別指導の塾でバイトをしているので、昨今の中高生(たぶん大学生も)における言語能力の破綻が著しい、ということでふたりで熱く語ってました(笑)といいつつ別に自分が綺麗な日本語を話してるとは思ってないし、ここに書いてる文章もいろいろおかしいのは自覚してますけど、そもそもが言語フェチなところがありますからね。語彙力というか、うまく言葉を使えたときや使っているのを見たときにキュンとくる感覚というのがあるのです。言い回しフェチみたいな。(既にその言葉もおかしいけど)



 あと小さい頃どんな遊びをしていたかみたいな話になって、そういえば姉と一緒にラジオドラマ作ってたな、っていう話になりまして。



 テープレコーダーに声を吹き込むのが楽しかったんですよ。で、姉とふたりで台詞決めて、声を録音して遊んでました。いろいろありましたよー。「遠山の金さん」とか「ジャングルの探検隊」とか。台詞も全部覚えてます(あれぐらいにやったことって忘れないよね)。中でも一番好きだったのが「3人の女たち〜死の峠〜」っていうサスペンスドラマみたいなやつです(笑)まあ全体的に物語としては破綻してるんですけどね。でも子供の発想力っていうのはおもしろいよね! という話になりまして。



 そういえば小さい頃ってなんでも想像で遊んでたよなーと思い起こすと出るわ出るわ。姉とふたりで一冊のノートに文通したりとかね。「私は今パリにいます。そちらはどうですか?」っていう設定でひたすら文通の中身を書くんですよ。パリがどんなところかも全然知らないくせに想像で!(笑)



 おままごとも売ってるような上等なおままごとセットなんかなかったから、がらくたを全部見立てておままごとしてましたもん。「この缶、コンロってことな!」とか「これ魚ってことな!」って全部設定を決めて想像でままごとするっていう。



 友達と遊ぶときも、学校ごっこしたい、ってなったんですけど人形なんてそんなにもってないわけですよ。仕方がないのでそこらにあったペンを十本ぐらいかき集めてきて、1本ずつが生徒っていう設定で学校ごっこしてました(笑)赤いボールペンに「あかくん」っていう名前と性格設定するんですよ。で、授業をするっていう。それでなりたつところがすごいっすよね!



 でも我ながら一番すごいな、と思ったのは通学途中。うちの幼稚園と小学校は自宅から徒歩30分ぐらいかけて通ってたんです。で、その30分毎日同じ友達と並んで歩いていくんですけど暇じゃないですか。で、通行途中に想像だけで遊んでました。「なんかつくるやつ」っていう名前で呼んでたんですけど、想像だけでカレーとか作るんです。にんじん切って、おいといて、とか。火が強すぎるからふきこぼれちゃうよ!とか、ハプニングまで起こるという。



 さらに発展したのが「手のひらの上の巨人」。まあタイトルが既に矛盾してますけど(笑)これは左手の平の上に人がいる、っていう設定でひたすら話をするだけという。私の脳内で左手の上に髭面の人相の悪いおっちゃんが立ってました。で、めっちゃ性格悪いんですよ! 私は嫌なのに無理矢理左手の上に住み着いてるみたいなイメージで、毎日なんとかしてそいつを左手から引きはがそう、っていうコンセプトのごっこ遊びです。(説明してみて自分すごいなと思った/笑)



 でも本当になんとかして引きはがそうとして、熱湯の中に左手入れてみたり(もちろん想像で)本気の戦いをしてた気がします。想像のおっちゃんと私ケンカできましたもん。それを思うと子供ってすげぇ、ってしみじみ思いますよね。今やってたら病気ですけど(笑)



 何もなかったからこその発想力であり、また何も制約がないから自由なんですよね。そういや風呂の中でもひとりで遊んでたなー。なぜかバーのママみたいなのにあこがれて、浴槽のへりをカウンターに見立てて店開いてました。洗面器がグラスで、仮想のお客さんに飲み物出して会話するっていうね! あと泉の妖精ごっことか。お風呂が泉で、そこの妖精で、泉を守ってるみたいな設定なんですよ。儀式とかいろいろ考えたり、村人たちがやってきてお願いごとしたり、いろいろやってたなぁ〜(笑)



 基本的に家の中に放置されて育った(末っ子かつ両親共働き)+最新のおもちゃ(ゲームとか)がほとんどなかった、っていうのが結局のところ一番の原因でしょうね。友達がもってるおもちゃにあこがれたこともあったけど、結局そんなに欲しがりもしなかったし。それが当たり前と思えばそれで育つもんですよ。特に兄と姉の背中見てるから、兄と姉がそんなもんなくて大丈夫だったんだったら私だっていらない!みたいな負けん気が強くて(笑)



 あ、今いっこ思い出しましたけど眠れない夜は姉と二人で二段ベッドを船に見立てて大海原に航海にでてました。ちなみに上の段が操舵室で、下の段が食堂とかでした。なんか島とか発見してましたもん。すげぇなぁうちら姉妹!(笑)



 できればこういう発想力を忘れずにいきたいですね! こんな楽しいことが失われてしまうなんてもったいない!!



(追記)姉にこの昔の遊びについてふってみたらさらにでてきました。その名も「どろぼうごっこ」。これも完全に台詞から配置から動きまで全部決まってて、それに従って何回もやってましたよ! 大富豪がお金を数えてるうちに眠っちゃって、泥棒がそのお金をとるんですけど最終的に捕まるっていうパターンです(笑)本当に何が楽しくてやってたんだろうな!

 あと二段ベッドの船で私も忘れてましたがたまに海に落ちたりしてました(笑)たまにどっちかが落ちて「大丈夫かー!」つって助けるっていうパターンがありましたねそういえば。昔からお約束が大好きなだったんですね!(さもありなん)



 今日はここまで。