ヤッター!

 変身だ!


 本日より全国で映画ヤッターマン公開でございます。ってことで当たり前のように初回(9時から)を見てきましたよ! ほとんど寝てないよ!(むしろ寝てない方が良かったのかも)



 前売り使用は諦めて携帯から購入していったのですが、そのおかげでしっかり良席で見ることができました。で、一回見終わってすぐさま2回目を見ました。なぜかというのはネタバレに含まれてしまうかもしれないので以下反転にて隠します。



 以下ネタバレ(ほとんどないけど)感想。



 1回目の冒頭からあまりのテンポの悪さに愕然としたんです。あれ、これ、テンポ悪くない? こんなペースなの? あれ? と思ってびっくりするぐらいどきどきしました。実は前評判とか感想とかを結構読んでいたので、もっとハイスピードな展開でいろんな出来事が繰り広げられるのかと思ってたんですよ。しかも面白いはず!なんていう期待があったのでそれが裏切られるという事実にいっそ恐怖すら覚えまして。ちょっと待ってちょっと待って!と画面が直視できないぐらい混乱してました。ていうかなんか怖かった(笑)



 で、そのままうまく画面の内容を受け止められない状況のまま映画が進んでいきまして。自分がそれを見てどう思うかよりも周りの反応ばっかり気になって。隣の人が笑ってたりつっこんでたりするのに一喜一憂したり、全体の雰囲気的なものを気にしてたり、あんなでっかいスクリーンに映像が映し出されてるのに画面が見れないっていう酷い状態でした。っていうかそんなこと初めてで本当にびっくりした!!



 結局前半はずっとそんな感じで、後半にようやくなんとか画面を見れるようになったんですけどね。とにかくそんな感じで1回目が終わっていったので、終わった直後にこれはいかん!!と思いまして。



 つまり何かというとここのところずーーーーーっとヤッターマンの番宣を見続けていたわけですよ。小出しにされる映像とか出演者の話とか監督の話とか、あとプレミア試写会行ってきた人の感想とか。とにかくヤッター漬け(すごい言葉だ/苦笑)だったわけで、その間に私の脳内で勝手に映画ヤッターマンに対するイメージを作り上げすぎていたわけですね。期待とかいうより勝手に1本構築してたって言うほうが正しいかもしれない。



 で、それと違っていたから(違って当たり前だよ)びっくりしちゃったわけですよ。こんなんなの? みたいな。まあベースとしては同じくアニメからの実写化っていうくくりで鬼太郎があったじゃないですか。私てっきりああいう感じでくるかと思ってたんですよね。でも全然違ってた。



 そんなこんなで2回目です。ようやく冷静な目で冷静になって(それでもさくらいファンという視点には違いないのでかなり偏ってはいるけれども)見れましたよ! ということで、ちゃんとした感想はここからですね(笑)



 冷静に見たら別にテンポ悪いわけでも全然なんでもなかった!(苦笑) というかテンポが違うんだ、そもそも。あれはアニメの実写化であり、前年齢対象の映画であり、小さい子どもたちも沢山見るわけで、標準化された適切なテンポだったと思います。っていうか本当に私が早すぎただけですね、求めていたものが。なので話の展開とかキャラクターの紹介とか見せ方とか、そういうものについてのテンポはそれほど悪くないし、ちょうど良かったと思います。あくまでアニメの実写化ですからね。そしてアニメをまったく見たことのない人への説明も、多少は必要なわけで。



 ストーリーもギャクアニメの実写なんだからあってないようなもんだし、それにしてはきちんとしていたと思うし、ちょうど良かったと思います。いろんな要素がうまくまとまってましたね! 30年前にやっていたヤッターマンというアニメをきちんと実写かしたっていう結果なんだな、と思うと納得できました。むしろちりばめられているネタが理解できない部分があるところが悔しかったです。これたぶん絶対原作を知ってる人が楽しいんだと思います。ヤッター世代の人の感想をもっといろいろ読んでみたいですねー。



 なのでキャスティングに関してどうこうは言えないし、セットとか世界観についてもどうこうは言えないんだけども、何も知らない世代から見たとしてもすごくはまってたし、作りこまれた違和感のない世界だったと思います! 余計なことを気にせずにすごく自然に溶け込めましたよ! っていうかそもそも設定からギャグだっつー話ですよね(笑) 織り込まれた下ネタの数々もたまに行き過ぎかなと思うところもありましたが(私はいいけど小さい子とかコレ大丈夫なの?みたいなシーンは多々あった)まあ概ね笑って流せました。ただサソリのシーンだけはまったく意味がわからなかったけど!(普通にびっくりた後若干ひいた)



 で。まあ本命のヤッターマン1号さんなんですけども。

 

 結論から言うと死ぬほど笑わせてもらいました! もう画面に居るだけで笑いが込み上げるという素晴らしいできでした! だいたいストーリー展開から爆笑ものなんですけど、本当に行動の一つ一つが可愛くて愛しくて面白くてたまらなかったですよ! そもそも演技力どうこう言うような役じゃないんですけど、本当にびっくりするぐらいぴったりでした! ガンちゃんにしか見えなかった、っていうかあれがガンちゃんなんだ!っていう風にすんなり収まる感じで。彼が真面目にがんばればがんばるほど面白くしかならないというミラクルですね。本当にもうそんな彼が大好きですよ!!!



 つまりまあ、30年前の原作アニメファンと、今のアニメヤッターマンが好きな子供達と、さくらいファンと深キョンファンは確実に楽しめる出来であると思います。が、それ以外の人には無理だろうなあ、というのが率直な感想です(苦笑)なのでヤッターマンが好きだ!という人は見に行けばいいと思いますよ!



 




 書いてみて思ったけどほとんどネタバレしてないや(苦笑)



 その後本屋に寄ってパスタ屋でパスタ食べて帰ってばたんと寝ました。夕方17時から次の日の朝までぐっすりでしたよ!



 今日はここまで。