ヤ……。

 公開からまだ一週間しか経っていないことに気づいて愕然とした。


 朝6時に目が覚めるというより目覚しで起きてから寝ないだけなんですが、今日も今日とてしっかりすっきり起きてしまいました。予定に余裕のある休日であればあるほど早起きしたくなるマジックですね。(でもやることといえばテレビを見るだけ)



 10時頃に家を出てなんばパークスへ。本日はZちゃんと一緒にヤッターマンを見るのですが、先に行って13時10分のチケットをゲット。前売りを消費するためだったんですが、チケットをとるときに「真ん中(一番混むゾーン)ってどれぐらい空いてますか……?」と聞いたときに「そうですねぇ、結構埋まってますね」って言われたときにちょっとヤッターって思いました。いや、だってなんか、心配じゃないですか。興行収入とかが!(親心)



 でもこれで前売りは残すところあと1枚! さすがにスタートダッシュかましすぎたので、もうちょい時間をおいてから最後にゆっくり見たいと思います。いや、仕事帰りに思い立ってレディースデーとかにいっちゃうかもしれないけど!!(……)



 13時10分とったよーとZちゃんに連絡し、お金がなかったので金をおろそうと思いATMを探したのですが見つからず、なんばをひたすらさまようことになりました。パークス内にあるかなって思ったのによくわからんし!(そもそも広すぎるぜあそこ!)結局地下鉄まで戻りましたもんね。うーん、まだまだなんばもよくわかってないなー。



 歩きつかれたのでスタバにて休憩。結局待ち合わせ時間までそこに居座っておりました。朝が遅かったので昼ごはんがわり、とストロベリー・クリーム・フラペチーノとやらを頼んでみたのですが(普段はいつでも本日のコーヒー/今はドリップコーヒーっていうの?)すごいおなかいっぱいになりました!(笑) 甘味はこういう点においては偉大ですよね。カロリー摂取がすごく効率がいいところが。(甘味好きには申し訳ないけども)



 Zちゃんと合流し、いざ映画館です。(一応隠してみます)。



 友人を連れて行くのが初めてだったので、とりあえず基本事項を事前に伝えておきました。



 1.あくまで、本当に、そのものの意味として『アニメを実写化した映画』であること

 2.原作ファン、今のアニメ好きな子供達、さくらいファン、深キョンファンにとっては楽しいが、それ以外は正直難しいと思う

 3.原作アニメは完全なるギャクアニメであり、ヒーロー物というジャンルではない



 あたりを説明しましてですね。大丈夫だよ!という力強い言葉をもらい、かつ、Zちゃんとはそもそもお笑い友達であり笑いのセンスに関してはかなりのレベルだということも知っていたので、それなりに安心して5回目に挑みました。



 ふっつーにやっぱりニヤニヤしながら見れちゃったよどの場面も!(笑) だから5回も見てるんですけど、本当にここうざいな、飽きたな、っていうシーンが少ないんですよ。どこも見所といいますか、面白いポイントといいますか。さらにこの一週間でいろんな人の感想を読んだので、また違った発見があって面白いんですよね。そもそもセットから衣装から何から何まで凝りまくってる映画なので(だって20億かけてるんですよコレに!/笑)まだまだ隠れキャラというか、隠れた面白さがあると思うんですよねー。 




 見終わったとはふたりでOCATまで移動して(人気の少ないところに行きたかった)サイゼリヤでまったりしておりました。いろんな感想を言い合ってたんですけど、Zちゃんの挙げてくれるポイントポイントがあまりにも私と同じで恐ろしくテンションがあがりました。あそこ面白かったよね、ここが面白いよね、とか、これはこういう映画でこういうものを目指していてこういうことを楽しむんだよね、っていうその意見がドンぴしゃで、本当に感動しましたよ!



 ということで感想についてもちょっと隠します。



 『アニメを忠実に実写化したらああなる』っていうそれ以上でもそれ以下でもない、っていう事実ですよね。そりゃもちろん私達は原作アニメ世代ではないけれど、それなりに知識はあるわけですよ。で、ここからは推測でしかないですけど、その当時にそのアニメを見て育った今の大人たちが、本気でそのアニメの世界を金かけて本気出して真面目に取り組んで出来上がった結果、というのがああなるんだぜ、っていうところがそもそも面白いよね!!!っていうのが一致して最高でした。



 だから何の知識もない人間があれ見たらたぶんどう考えたって、酷い(笑) ヤッターマンという字面からヒーローものを想像していたとして、事実主人公は変身して悪者と戦うわけだけども、どう考えたって悪役の方がメインだし頑張ってるし、主人公は影薄いしそのわりにあんまりカッコよくないし、何してるかわかんないし、ちりばめられてるのはギャグだし下ネタだしお色気だし、「で?」って言われてしまったら、「で、以上です!」って返すしかないようなそんな映画なんですもん。



 どこかの感想で『三池頭おかしい(褒めことば)』っていうのがありましたけどまさにそんな感じですよ。どう考えたってアニメ実写で映画化するならそれなりのストーリーとそれなりの構成とそれなりの配慮っていうのがあってしかるべきじゃないですか。でもそんなの一切無視してるし、ただ単純に30年前にやってたアニメを実写でやるんだ、なんだったらアニメの世界では表現しきれなかったところまで俺らが表現してやろうじゃないかっていう気概があるわけですよ(どっかの雑誌で読んだけど!)。



 だから原作を知っていてなおかつ原作が好きだった人じゃないとなかなか理解できないし楽しめないだろうし、小さい子供達にとっては好きなもの(いろんなメカ、カラフルなキャラクター、お色気、下ネタ、わかりやすい戦い、わかりやすい音楽などなど)があふれてるから単純に純粋に楽しめるし、さくらいファン深キョンファンは言わずもがなで、さらにその上であまりどれにも当てはまらないけれどああいう笑いは嫌いじゃないぜ!っていうZちゃんみたいな人しか楽しめないわけですよ。いや、全然知らない人の感想読んだわけじゃないからわかんないけど!(笑)



 たぶんそもそもお笑いが好きじゃないとか、大人の悪ふざけが苦手だとか、そういう人は受け付けないだろうなーと単純に思ってしまいました。面白かったら連れて行くよ、といっていた友人がいるんですがそこはたぶんアウトです。あれは無理だ(苦笑)




 Zちゃんにその後の予定があったので別れたんですが、やっぱり終わった後に感想を言い合えるっていうのは素晴らしいですね!



 晩御飯は、本当は今日届くはずだった引き出物カレーを食べる予定だったんですけど不在で連絡票にも気づかないというミスを犯したため急遽中華を食べに行くことにしました。そこでもやたらと熱く語ってしまって姉には正直申し訳ないな、と。でも今本当におしゃべりがしたくてしたくて仕方がないんですよ! なんでもいいからディスカッションがしたい!!



 今日はここまで。