フル稼働。

 読書会→仕事→ベーグル→あじさい→飲み会。


 朝5時半に起床して6時過ぎに出発しました。平日の朝からキャリーバッグをがらがら引いて電車に乗り込む優越感といいますか、ワクワク感がありますね!



 とりあえず7時から梅田のカフェにて読書会。2回目ですが、今回の課題図書はわりとわかりやすかったのでそれなりに発言できました。と、いうか!(苦笑) 他の人たちがあまり発言されなくて5人中3人ぐらいで話を回してしまった感じなのが若干後悔かな、と。もちろんできる限り発言するに越したことはないと思うのですが、他の人の意見も聞きたいのも事実なので。それにまあ、私も含めて出会ったばっかりですもんね。それなりに気を使うところは使わないと、な。(いろいろと反省)



 さて8時過ぎには終了したので、そのまま京都に向かいます。京都線の中でぼんやりと吊り広告をみていたら、今あじさいが見ごろだという三室戸寺の広告が。宇治から臨時バスが出てるというし、夕方に約束のあるAさんは宇治の近くに住んでいるのでこれはナイス!と午後の予定が確定しました。



 その前にまずは色々やるべきことを片付けなくてはなりません。京都駅のロッテリア(コンセント使用可)に陣取り、仕事を片付けようとモバイルを立ち上げます。PHSのカードでネットができるんですが、当たり前のように遅い(苦笑)しかも公開アドレスに入ってくるジャンクメールの数がハンパないのでそれをチェックするだけでだいぶ時間がかかります。



 ようやく目的のメールを見つけ出し、編集し、一括送信ソフトで指定されたアドレスにメールを一括送信しようとしたところ、まさかのフリーズ。再起動→フリーズを3回繰り返したところで諦めました。(既に2時間経過)



 結局会社に電話し、先輩に泣き付いてかわりにやってもらうことに。むしろ最初からこうしてた方が早かったんじゃ……とげんなりしつつ、やさぐれ気分でロッテリアのモーニングセットをむさぼります。(はじめて食べましたけどおいしかった! 半熟卵!)



 それでも一応確認しないと気がすまないので、実際に先輩がメールを送信してくれる11時までそのまま居座っておりました。本当にもう、会社でなら10分で終わる仕事がモバイルだと3時間以上かかるということですね……。(でもモバイルでできるだけ十分マシなのは重々承知)



 とにかく仕事終わり! ということで次のミッションへ。仙台の友達Aさんに頼まれているベーグルを買いに行くのです。GWにも一度買いに行ったお店なんですが、いたく気に入ったらしく。京都に行く機会があったら是非!と言われていたので今回2度目になります。



 地下鉄北山駅から徒歩10分、radio bagelさんというお店です。仙台の友達が毎回きっちり予約してるおかげで2回目にしてきっちり覚えておられました!(笑) 今回は時間がないので食べていけなかったんですが、本当においしい素敵なお店ですよ。かなり暑かったのでレモン水をサービスしていただきまして。若いご夫婦がやっておられるこじんまりしたお店で、本当に雰囲気も良くて素敵なのです! 前回送ってあげた仙台の友人も感動したらしく、ベーグラーな友人の中では今のところ3本の指にはいるそうですよ。



 近くのコンビニでそのまま発送して、駅までの道のりをぶらぶら。前回気になっていた家具屋さん(雑貨屋さん?)に入ってみたら、これがまたドンピシャ!!! NEO MART Vintage styleさん。おいてある商品どれもこれもがツボをくすぐり、財布の紐を締めるのに必死でしたもん。皮製のカードケース(3000円)とかレジに持っていく途中でやめましたからね。でも私はやっぱり革製品が好きだ……!(うっとり)



 家具とか食器とか鍋とか、どれもこれも素敵で欲しくなるので「いつか一人暮らしをするそのときに自力でそろえる」という野望を胸に刻んでおきました。私、ひとりぐらししたら絶対ティファールの圧力鍋買うんだ……!(決意)



 あとは入口においてあったバーベキューセットに一目ぼれ。私は夏に川に遊びに行ってバーベキューがしたいんじゃなくて七輪で焼き鳥が焼きたいんですよ! といいつつ七輪は重くて現実的にちょっと難しいかなと思うので、小さいバーベキューセットがあればそれでいいんじゃないかと。どうせ焼くなら肉よりタレたっぷり塗った焼き鳥がいいんです。朝から竹串にもも肉とネギ刺してもっていってやりますよええ。ああ、欲しい……。



 とまあそんなこんなで後ろ髪をひかれつつ楽しい時間を過ごし、そのまま京都駅まで帰還。荷物を受け取り、そこからさらに宇治に向かいます。



 奈良行きの普通が来ていたので(宇治までは普通が早い)普通電車に座っていたら、後ろから「Hello.」と声をかけられまして。ハイ?と振り返るとそこにはおそらくインドかタイかそのあたりの若い女性が、おそらくお父様と思わしき男性と立っておられまして。手持ちのガイドブックに乗っている大仏の写真を指差して言うわけです。「この電車は奈良まで行きますか?」と。(もちろん英語)



 確かに奈良行きの電車には違いないので「Yes」とお答えしたところ「How long?」と。そこで私はなんとかして「この電車は普通電車なので時間がかかります。奈良には8番のりばから発車するみやこ路快速の方が早くつきますよ」ということを英語で伝えようと(日本語で言ったら全然通じなかったので)するのですが、「This train is local……」あたりでもういい!!とキレまして。



 結局「Come on!」とそのまま8番のりばまで連れて行き、「This train is fast!」(合ってるのかどうか知らないが伝わったらしい)と一緒に乗り込んだのでした。まあ宇治に着く時間がそんなに変わるわけでもないし。



 ほとんど日本語が通じない方だったんですが「アリガトウ!」と言ってくださってなんだか心がほっこりしたり。席は離れて座ってしまったのでその後話すことはなかったのですが、降り際に会釈したら向こうが笑顔で返してくれてまた嬉しくなったりしました。どうぞ心行くまで奈良を楽しんでいただければ幸いです!



 そんなワンクッションをはさみつつ、ようやく宇治に到着。既に14時半ぐらいだったんですが三室戸寺の受付が16時までということで先に寺に行くことに。臨時バスに乗ってカートをひいたまま寺に到着です。平日というのにかなりの人でにぎわっていました。歴史的なものは説明を読んでもあまりピンとこなかったんですが、宝勝牛や、お金のかえる龍頭という伝承がいろいろあって民衆に人気のお寺なんだなぁというのは納得です。でも何よりこのお寺が有名なのはお花のようで。春はつつじ・しゃくなげ、初夏はあじさい、秋は紅葉がすばらしいそうなのです。



 お参りをしたあとはメインのあじさい園へ。ここがまたすごかった……! 境内いたるところにあじさいが植えてあるのですが、その数なんと1万株。それが見事に咲きほこり、まさに見ごろを迎えておりました。なかなか圧巻でしたよ! ただまあそこで「あじさいって土壌のpHで色が違うんだよな……」と反射的に考えてしまう理系脳をなんとかしたいところです(苦笑) でもそれでも本当に色とりどりでした。どうも調べてみたら土壌のpHは原因の1つでしかなく、アルミニウム量や開花からの日数とかでも色変わるらしいですね! そりゃあこんなカラフルになるわけだわ……!



 ここまで大量のあじさいを一度に見るのは初めてだったので本当にすごかったです。是非春のつつじ・しゃくなげの季節にも来てみたいですね。あと夜にはライトアップもやっているそうなので、それを見てみても良さそうです。



 バスで今度は京阪宇治駅にもどり、だいぶ遅い昼食をとることに。駅前にあったカフェレストランに入ってみたら、なんと天使の海老を扱っていることが判明!(南太平洋の楽園“天国に一番近い島”として知られるニューカレドニアの汚れのない美しい安全な海水で一切の添加物を使わずに自然食のみで養殖された海老、のこと。テレビでやってた)一度食べてみたかったんだよなーということで迷わず天使の海老のパスタを頼んでみたところ、トマトソースパスタの上にてろーんと1匹だけ乗せられてまして。ええ、これだけ……?と正直思ってしまったのですが、(しかもパスタ自体についてもまあ普通、っつーか……ごにょごにょ)実際に海老を一口食べてみたところ。



 う、うまい……! 普通の冷凍エビとかより明らかにダシ(このあたりが日本人)がしっかりしてるんですよこのエビ! 頭つきだったんですが頭からまるっとぼりぼり食べさせていただきました。だって殻にしっかりダシがあるんですもの! 確かに大きさはそんなにないんですが、これだけ味が詰まってれば食ったー!っていう気になりますね。いやぁ良かった良かった。



 食後にコーヒーを飲んでポメラ片手にまったりしていたらAさんより連絡。そろそろ帰れそうかな、とのことなのでそのまま京阪にて最寄り駅まで移動。久しぶりにAさんに会いましたよ! まあ会った瞬間にとりあえず酒調達に行こうぜ、ってなるあたりが素晴らしいと思います。会うの3ヶ月ぶりぐらいなんですけど全然久しぶりな感じもしないあたりも(笑)



 酒の好みもかなり似通っている我々なので、リカーショップへ行って「ビールにする?」「いやぁ高いし淡麗でいいよ」「淡麗でいいよね」と6缶パックを購入。ついでに野沢菜漬けとレジ前で半額以下になっていたホタルイカのしょうゆ漬けをひとびん買ってAさんちにお邪魔したのでした。



 とりあえずこんなん持ってきたんだけど、ということで持参した日本酒(大吟醸特別純米の2本)を出すと、アテはこれでいい?と鯛が2匹でてくるあたり本当にだめな85年生まれだと思います。一応これでもまだ23歳なんですよ!ほんとよ!!(たまに自分でも見失うけど)



 とりあえずホタルイカ野沢菜で先に淡麗で乾杯し、鯛が煮付けになるころには簡単に6缶空いてしまったので日本酒に切り替え。この3ヶ月のAさんの動向などをゆるく聞きながら、お互いいい気分になってくるころにはに720mlの大吟醸が空になり。特別純米を飲みながらそれはもう酔っ払っておりましたよ。



 家呑み+泊まりのリラックス感(帰らなくていいとか店に気を使わなくていいとか)と、朝5時半から稼動でかなり疲れていたというのもあって、久しぶりにめちゃめちゃ酔っ払いました。いやー本当に楽しかった! 普段店で飲むときはめったに酔えないので(多少テンションUPするぐらい)本当に学生ぶりぐらいに酔いましたね。やっぱり家呑みはいいなぁ、としみじみ思いながら気が付いたら眠りについておりました。



 本当になんかもう、楽しいことでいっぱいだな!



 今日はここまで。