田舎の素敵なレストラン。

 おとぎ話みたい。


 朝から久々に甥っ子に会いました! 一か月以上会ってなかったら本当に膨らみますねえ幼児って。大きくなったっていうより本当に膨らんだ!って感じです。むくむく育つなぁ。すばらしい。



 とりあえずタタミの上にラリアートしてくすぐってひっくり返して遊んでおきました(抱っこはもはや重い)。あと名前の呼び方も教えておきましたよ! 別におばちゃんと呼ばれてもいいんですけど、覚えてくれるんだったら名前の方で覚えておいてほしいわけですよ。こういうのは幼少期からの教育が必要ですしね!



 名残惜しいですが時間がせまっていたのであわててYちゃんを迎えに出発。Yちゃんを拾ってからいざ温泉……の前に、今回はランチを五条のとあるレストランで食べるのです。



 奈良南部で何かいいお店ないかなぁ、とネットで検索したらでてきたお店。口コミなどを読むとそれなりに有名店だそうで、本当に田舎の田んぼの中にぽつんとあるんだそうな。行ったことないし行く機会もなかなかないだろうから行ってみたい!ということで車を走らせること1時間弱。最寄駅には迷わず行けたものの、そこからの道がよくわかりません。



 なんせ田舎なので目印になるものがほとんどなく、看板を探しながらしばらくうろうろしてしまいました。もちろんカーナビなんてものはついてないので道路地図とケータイGoogleマップが頼りです。ぐるぐる周辺をうろついた結果、なんとか無事に発見できたときにはすっかり二人とも腹ペコになっていたのでした。



 本当に田んぼの真ん中に突然現れたおしゃれな外装のお店でした。壁は黒くて、木のドアや古風な街頭が雰囲気を出しています。中に入るとシェフ自ら出迎えてくださいました! といっても実はこのお店、シェフがたったひとりでやっておられるお店なんだそうですが。(なのでランチも予約していった方がスムーズ)



 いただいたBランチは前菜・サラダ・パン・パスタ・デザート・食後のドリンクがついて2150円。前菜はどれも凝っていて(すいませんそんな詳しくないのでどれも「うめぇ!」ってたいらげました)おいしいし、パンも焼きたてあつあつ、サラダもドレッシングの味が濃くてとっても好みでした。選べるパスタはにんにくとカラスミのパスタ。これまた私たち好みににんにくがたっぷり効いていておいしいのなんのって! デザートに関しては正しい舌を持ち合わせていないのでわかりませんが(苦笑)おいしかったと思いますよ。コーヒーまで飲んで満腹・満足でございます。



 もちろん行きの車内からYちゃんとは散々語り合っていたのですが、腰を落ち着け、他に客がいないのをいいことに2時間ぐらいしゃべり倒しました(苦笑)とりあえず言語体系が違う人間が話をするためにはどうすればいいのかということについてつらつらと。人と人はわかりあうために多大な努力が必要だということを痛感しておりました。コミュニケーションって難しいなぁほんと。



 さて腹もこなれたところでようやく当初の目的である洞川温泉に向かいます。毎年来ているといっても過言ではないほど遊びに来ているので、道もすっかり覚えてしまい、今度は熱く茶道をはじめとする芸術の道(華道・書道など)について語り合ってしまいました。利休はなぜ茶の湯を茶道という形で高めていき、またその形はいかにして出来上がったのかをまったく知識もないくせに勝手なイメージだけで推察するという議論がたいそうおもしろかったです(笑)やっぱりまったく意味のない議論というのは楽しいですな!



 着いてからもすぐには風呂に入らず語り倒し、風呂に入ってはさらに語り、夕食を食いながらもさらにだべり、食べてもしゃべり、やっぱり風呂に入ってもしゃべり続けて結局寝るその瞬間まで話し続けていたのでした(笑)温泉はやっぱりこうでないとね! しゃべる、風呂、食べる、寝る、の4つしかしないというのが我々の温泉旅行におけるモットーです。普通の観光は夜行バスで早朝から稼働し、夜はビジホに泊まって最大限に時間を利用するのですが、温泉はまったりのんびりおしゃべりの旅、ですから。



 口と脳をこういう形で動かし続けるのが本当に久しぶりだったので、しっかりストレス発散できました! やっぱり定期的にこないとだめだな!!



 今日はここまで。