デトックス・ツアー。

 恒例になりつつある。


 今日はお茶の日だったので、朝から実家に帰りました。今日こそはちゃんと帯を結ぼうと母とふたりでタンスをあさっていたらなんとまだ着たことの無かったウールを発見。さすがに全部着ただろうと思っていたのでびっくりでした。ていうか本当に何着あるのいったい! でも今度こそさすがに高級着物以外の着物は制覇しただろうと思います。来年の初釜は振袖は難しくても訪問着ぐらい着たいなぁ。むしろいい加減名古屋ぐらい自分ひとりで結べるようになりたいんですが、練習する機会がなかなか無くて難しいのです。一度実家に帰ったらみっちりやってみたい。



 さて今月からは炉になるので、いろいろとお手前が変わっていてあせりました。基本のお濃茶と薄茶をそれぞれ一回ずつやってようやく思い出しましたけど、それでも前にくらべれば順番間違えるみたいなことはなくなってきた気がします。Yちゃんは風炉派ですが、私はやっぱり炉派ですね。まあ単純にYちゃんが夏が好きで私が冬が好きというそれだけの違いな気もしますが。



 ちなみに11月は口切といって茶壷の封を切るシーズンなんだそうです。で、口切をした後はなぜかヒモをこれでもかと複雑に結んで飾っておくんですが、その結び方は本などには載ってなくて口伝なんだそうな。先生に結び方習って自分で何回か結んでみたんですが、一年のうち今しかやらないわけで。どう考えても来年忘れてるんだろうなーと思いながらくるくる結んでました。



 ちょっと気になって調べてみたんですがやっぱりややこしい結び方するのはセキュリティ強化の面があったようですね。それこそ謀略の手段のひとつとしてお茶に毒を混入するということもあったわけで。茶入れの蓋裏に金箔がはってあるのも毒が入ってると変色してわかるから、とかなんとか。いやー茶の湯って意外とドロドロしててギラギラしてて楽しいですよね!(そこかい)



 お茶終了後はいったんうちに帰り着物を脱ぎ捨て、手土産にうちで取れた野菜・果物・花詰め合わせを抱えてYちゃんのおうちへ。晩御飯をご馳走になり、恒例のデトックスタイムへ。夜はひたっすら私が不平不満と愚痴をぶちまけるという会になっておりました。



 まあ理由としてはいろいろあるんですけどね。姉が考えていることがわかってはいるけれど許せなくて、という。姉が離れて暮らしてたら好きなようにすればいい、って投げてしまえたんですけど一緒に暮らしてると私にも深くかかわってくる問題ですからね。それがきっと私がやいやい言ってしまう要因だと思います。



 といいつつ決めるのは姉なんで私が腹を立てようが泣こうがどうしようが関係ないわけで。それならそれで私は私の思うようにやるのみです。



 今日はここまで。