初釜。

 お炭点前(おすみでまえ)したよ!


 本日は初釜ということで母のつけ下げを着せてもらいました。いまいち着物の種類と格を理解してないんですが、どうやらネット情報によると略式の訪問着で、模様の入り方が違うみたいですね。ちなみに母の訪問着は淡い水色の小菊柄ですっごく可愛くて大好きなんですが、つけ下げは青と紺にほおずき柄でぐっとクールでシンプルな感じ。めちゃめちゃかっこいいんですよこれがまた!

 この付け下げいいわ〜とうきうきしてたんですが、袋帯の二重太鼓に大苦戦。だいぶ母に頑張ってもらってなんとか出来上がりました。ちなみに新しい着物を下ろすたびに玄関の前で写真を撮ります。まあやっぱり着物は着ないとね! タンスのこやしじゃもったいないからね!

 Yちゃんは今回は振袖なので直接美容院に迎えに行きます。やっぱり振袖はいいですよねぇ、派手で! 振袖もなかなか着る機会がないのでね。髪の毛とかも含めると着るのに1万円以上かかるけど、でもやっぱり着たい! 来年はまた振袖にしようかな。

 さて合流してからまずは百貨店に向かいます。本当は懐石なんですが面倒なのでデパ地下のお弁当を食べようという算段です。エレベーターで一緒になったおばあさんに「卒業式?」って聞かれたり「いいわね〜」って褒めてもらえたりするのがまた嬉しいじゃないですか。ふふふ。

 道が混んでたのでちょっと遅れたんですが、なんとか無事先生のところへたどり着き、早速席入りしてお炭点前からスタートしました。本当のお茶会は毎回これをやるわけですが、湯炭(茶道用の炭)もいろいろ種類があって値段が高いわけで、炉の間は毎回バーベキュー用の炭でやってたわけです。でももちろん炭点前も重要な一部なので(だってわざわざお客さんみんなで拝見するんだぜ!)初釜ぐらいはちゃんとやりましょう、と。

 先月一回練習したんですが、すっかり抜けてましたね〜。なんとなくポイントは覚えてるんですけど順番とかかなり危ういです。でもなんとか無事に炭もいこり(炭がいこる、方言らしいですな)、お弁当も美味しかったし、お濃茶も薄茶もおいしくいただきましたよ〜。スタンダードなお濃茶とお薄ならもうだぶ覚えてきましたもんね。

 終わったあとは1時間ぐらいだらだら世間話をしてたんですが(せっかく着物を着たので帰るのもちょっともったいなくて)なかなか楽しかったです! お稽古というよりはゆるーい感じで茶道をさせてもらえるのが本当にありがたいな、と。作法もお点前も全然ですけど、知ってるか知らないかでだいぶ違うわけじゃないですか。畳の上の歩き方とか、ふすまの開け方とか、お礼の仕方とか、知らなくてもそこまで支障はないけど知ってたらちょっとお、って思えるところがいいですよね。

 帰ってきて着物を脱ぎ捨て、晩御飯は豆乳なべ。なんと自家製豆乳を使用しての豆乳なべだったんですが、なぜか豆乳を入れたら全部それが豆腐に変化しました。原因を調べてみたんですけど加熱のしすぎ?ぐらいしか原因が……何も全部が全部タンパク質というわけでもないと思うんですけどね。最終的には味噌仕立てのおぼろ豆腐鍋、みたいな感じになってました。ま、うまかったですけど。

 食後に居間でだらだらしていたら、父とまた熱く語ってしまいました。仕事のことやら結婚のことなど気がつけば2〜3時間語ってましたね。大人になってようやく今父がどんな仕事をしているのかということについて理解できるようになって、いろいろ興味深かったです。そしてやっぱり私は父に似てるんだな、と思います。もちろん相容れない部分や気に入らないところもあるんですけど、理屈っぽいところはやっぱり父譲りかな。

 今日はここまで。