インド旅行記2日目。(デリー⇒アグラ)

インドの宮殿。


・4時半起床の5時15分出発でニューデリー駅へ。
・ようやく明るくなったので車からデリー市内を見る。
・やっぱり結構な都会ですね。
・雰囲気が本当にエジプトそっくり。
・でもなぜか普通に野良牛がいたりする。
・イギリス統治時代の建物とかもチラ見できました。
・駅構内はまさに喧騒。
・野良犬が線路に寝てたりする。
・想像でしかないけど、戦後の日本ってこんな感じだったのかな。
・特急電車に乗り込み、アグラへ。
・エアコンつき車両で、シートもなかなか。
・なんと朝ごはんがついてました。
・コロッケとパンとマンゴージュース。食後にチャーイ(チャイをインドではこう発音)ももらえます。
・景色は何もない草原をひたすら走る感じ。たまに駅を通過するたびに街があらわれるけど、あとはひたすら畑とか野原とか牧草地とか。
・2時間ほどでアグラ・カント駅到着。
・ガイドさん曰く、「カント」はイギリスが作ったものにつけて呼ぶそうな。
・なのでアグラにはもうひとつ駅があるんだそうです。
・迎えの車にのってまずは「ファテープル・シークリー」へ
ムガル帝国の3代皇帝、アクバルが立てた首都宮城、だそうです。
世界遺産にも登録されております。
・入り口まで車が入れないので、オートリクシャー(オート三輪のタクシー)にのって移動。ちなみにリクシャーの語源は日本語の「人力車」です。
・人力車について調べてみたら、ああいう形態の乗り物は日本発祥だったよ!
ムガル帝国イスラム王朝なので、建物は結構イスラムっぽい感じ。
・門にコーランが書いてあったり、全体的な装飾とか窓枠とかもまさにイスラム文化圏。
・当然門のところで靴を脱ぎます。靴を預かるおじさんとかいました。
・入り口のところでガイドに説明をきき、中へ。
・私たちが入ってい来るのを見るや否や駆け寄ってくる子供たち。
・絵葉書もステッカーもいらないっすよ……。
・大人よりもグイグイくるので正直ほんとめんどくさい。
・とりあえず一番有名?な白大理石でできたお墓、「サリーム・チシュティー廟」を拝見。
・が、中に入ると今度は自称ガイドが寄ってくる。
・エジプトで学んだのできっぱり断る。
・ていうかお賽銭すらあげたくてもあげれないし!(小額紙幣がないので)
・でも細工や装飾は本当に見事でした。
・モロッコでみた宮殿はモザイクが主流でしたが、こっちは大理石の彫り物。
・こ、細かい……!
・個人的には日光東照宮を彷彿とさせる感じです。
・とにかく隅から隅まで装飾で職人の手が入っているのがすごい。
・中庭内をうろうろしてる間もひたすら物売りの子供が寄ってくるので落ち着いてみてられない。
・でも門から見下ろすアグラの街はすっごくいい眺めでした!
・続いてアグラ城へ。
・こちらも世界遺産。そして規模がはんぱない!
・70%ぐらいは今も軍が所有してて、一般公開は30%ほどだそう。
・トイレも本当は小銭がいるんだけど(これはバクシーシに近そう)、持ってないのでガイドに出してもらう。
・もちろん紙などないインド式トイレです。
・ペーパー持参で対処します。
・アグラ城もかなり良かったです。っていうか金のかけかたがハンパじゃないよね!
・赤砂岩が主ですが、白大理石をつかった建物もありました。
・広いしすごいなぁ……。
・ガイドさんが細かいところまで説明してくれてよかったです。ゆっくり見れたし。写真もとれたし。
・タージマハールも見れました。
・なんとタージマハール建てた皇帝はその後跡目争いで自分の息子に幽閉されます。
・その幽閉されてた塔とかも見れました。すごいや。
・アグラ城見た後はレストランにてお昼ご飯。
・インドの定食、ターリ。大きいお盆にチャパティとかナンと一緒にいろんな種類のカレーが乗ってやって来ます。
・ちなみにナンは高級パンで、北インドの主食はチャパティだそう。もっと薄くてぱりっとしてます。
・そこのレストランのチキンカレーはまさに美味でした。
・チーズカレーも超うまかったし、野菜カレーもたまらん!
・が、インドの味噌汁的なダールという豆スープがどうにも合わなかったです。
・あと全部食べるとおかわり要求的な意味になるらしく、ものすごいおかわり聞かれました。
・でも日本人的には残さず食べたいんだよなぁ……。
・食後はやっぱりチャーイ。うまい!
・腹ごしらえのち、メインイベントのタージマハールへ!
・タージマハールには三つの門があり、東、西、南に別れてます。
・東は皇帝がはいる門、南は職人が入る門、西は民衆が入る門、って決まってるそうな。
・でも外国人は関係ないから空いてる東から入るよ!とガイド。
・凄くセキュリティが厳しいので、パスポートと財布だけもって東の門へ。あと水のボトル一本サービスでした。
・身体検査受けてからいざ中へ。
・ひ ろ い !
・で か い !
・現実味のなくなる大きさ+綺麗さ。
・ちなみにタージマハールはお墓です。ムガル帝国5代皇帝シャー・ジャハーンの奥さんのお墓です。
・この皇帝は奥さんを溺愛してて、なんと14人も子供がいました。(それも15年ぐらいの間に)
・天気が良くて、青空の中に真っ白なタージマハールは本当に綺麗でした。
・日本人観光客があんまりいなくて、インド人と欧米人ばっかり。
・物売りも中に入れないのですごく静かに見れました。
・日本と違って石造りの、不変の、永遠のものを表現しようとしているからか、とにかく古さや歴史に関しての現実味がまったくない。
・ある意味では皇帝の目的は果たせてる気がする。
・歴史的建造物なのに、最新の技術を使って建てられたようにも見えてしまう。
・でも中に入って細かい部分を見ると、確かにそこに積み重ねられた時間が見える。
・おもしろいなぁ。
・中は土足禁止なんですが、外国人は靴カバーをかければOKでした。(カバーもくれます)
・すごく天気が良くてのんびりしてて、そこらへんをリスがうろちょろしてたり、緑も多いのでまさに絶好のくつろぎポイントでした。
・インド人もめっちゃごろごろしてました。
・ガイドにどれぐらい時間かかる?といわれて(ガイドは外で待機)普通どれぐらいですか、って聞いたら40分ぐらいかな、といわれて1時間要求したのに時間ギリギリまでくつろいでました。
・あとめっちゃインド人に「一緒に写真とらせて!」って言われました。なんでだ。
・でも良かったなぁタージマハール。さすがでした。
・その後はツアーお決まりの大理石ショップへ。
・一通り説明を聞かされる。コーラもいただく。
・だいぶ分かってきたのでちょこっとだけお付き合いしてきっぱり断る。
・にこやかにお別れ。
・やっぱり日本人のことわかってやってるよなぁ。
・時間が若干余る。今晩は夜行列車なのでホテルに連れて行ってもらうわけにもいかない。
・ガイドがあれこれ勧めてくる。
アーユルヴェーダとかいかがですか。HISのオプションだと高いけど俺に言えば定価でいいよ!とか。
・まあ土産物屋を見るよりは有意義かしら、と思ってアーユルヴェーダのお店へ。
アーユルヴェーダは最近日本でもはやりだした南インドの伝統的医療。
・まあ日本じゃほとんどエステ扱いですけども。
・本来は南インドにしか生えない生薬を使ってなんたらかんたら……とあるらしいが、どうやら北インドでもどっちかっていうとエステ扱いになってるようです。
・全身と頭のコースで一人9000円。
・まあ日本でやるよりは安いか……と思ってOK。
・小部屋にてお姉さんとご対面。
・荷物をロッカーにしまって、紙のパンツを渡される。
・にっこり笑って「チェンジ!」
・あ、そうか脱ぐのか。え、パンイチですか!?(ここで気づく)
・日本でもエステ行ったことないのに初体験がインドってレベルが高すぎねぇか!と己につっこむ。
・一人でひー!ともだえながらお着替え。お姉さんの目の前っていうのが恥ずかしいよ!
・とりあえずうつぶせに寝る。
・オイルで全身マッサージ→ぬか袋みたいなものをあっためてぽんぽん
・なかなか気持ちいい。
・お姉さんも新人さんなのかいちいち「Good?」と聞かれる。
・オーグッドグッド、と答えてたらたまにとんでもなく熱いのが来たりして「Hot!」と叫んだり。
・でも人に全身マッサージしてもらえるってやっぱりいいよねぇ……とうとうと。
・背中が終わった後、やっぱりお姉さんに「チェンジ!」
・仰向けですか!?
・え、ええええ
・正直これが正解なのかどうかわかんないまま反対側の面もマッサージ
・タオルぐらいかけてくれても、いいんじゃないかな……。
・後で姉に聞いたら姉は「その年で恥ずかしがるんじゃないわよ!」みたいに怒られたらしい
エステに行かれるお姉さまがたを尊敬します。
・ラストに一番有名なアーユルヴェーダのオイルをたらーっと額に垂らすやつ
・なかなかこれも気持ちよかったです。
・全て終わって、シャワーにいきましょうといわれる。
・シャワーブースという名の、バケツと蛇口だけの部屋へ。
・お姉さんもなぜか一緒に入る。
・へ? と思ってたらもう一人お姉さんがやってくる。
・「Sit down.」
・えええ?
・とりあえず三角座り。
・頭からバケツでお湯をかけられる。
・シャワーじゃないじゃん!
・そしてお姉さんに二人がかりで頭と身体を洗われました。
・いや、自分でできるんだけど……。
・なかなか貴重な体験でした。この年で人に身体を洗われるってなかなかないよね!
・とりあえずさっぱり。
・今晩夜行列車だしちょうど良かったかも。
・ガイドが待合室でくつろいでたので一緒にちょっと休憩。
・みんなでインディアン・ムービー見て和む。
・その後別の雑貨屋さんへ。土産用に紅茶のパックを大量に買い込む。
・お昼に行ったレストランに戻り、晩御飯用に電車の中で食べるお弁当を作ってもらう。
・さて駅へ……と思ったら、なんと電車が遅れているそうな。
・といってもインドで電車が遅れるのは当たり前
・最初は車で待ってたけど、どうやら運転手さんが帰りたいと言ったらしく、ひとまず駅へ。
・駅のホームで待機。
・夜の駅は人気がないぶん異様な雰囲気。
・野ネズミがそこらじゅううろちょろしてる。
・物乞いもうろちょろ。
・相変わらず小額紙幣がない我々。(ほんとすいません)
・でも通過していく電車とか見てると面白い。タラップのところまで人でぎゅうぎゅうで、扉にしがみついて乗ってる人も。
・昔の日本もこうだったんだろうなぁ……という風景。
・水やチャーイを売り歩いてたりね。
・ようやく1時間遅れで列車到着。
・2等エアコンつきの寝台車です。
・ネットの口コミとかを見てると結構散々な書かれ方をしてましたけど、割と快適そうな寝床。
・ちゃんと毛布もシーツもあるし、何より横になれるだけで夜行バスや飛行機より断然いいよね!
・とりあえず弁当で腹ごしらえ。
・タンドリーチキンとポテトとチーズサンドとマンゴージュース。
・タンドリーチキンめっちゃうま!! あのレストランは当たりだったな。
・口コミによると、エアコン付車両はとにかくエアコンがきいて寒いと書いてあったので、防寒具はばっちりです。
・Tシャツに日焼け防止の腕カバー、カーディガン、パーカーonパーカーでもっこもこになった上、持参したショールを足に巻いて就寝。
・やっぱり結構快適でしたよ!