正しい着付け。

正解を見失ってきた……。


 今日は東京本部主催のイベントが近くであったので、それのお手伝いにいってきました。朝からコインロッカーに着物を押し込んでいってきたんですが、朝が早かったせいか受付で座ってるだけだったからか、眠くて仕方がなかったです。お客さんもまあそれなりにきてましたが、半分ぐらい身内、っていうのはどうしようもないですよねーえ。

 終わってから一旦荷物を家に置き、すぐに舞い戻って着付け教室へ。今日から復習、ということで久しぶりに名古屋帯を結んでたんですが、むしろ基本の「着物の着方」そのものを見失っていて大変でした。というのも、今までは先生にこうしてああして、といわれてそのまま着てたんですが、今日からはひとりで着ないといけません。先生にああだこうだ言われていたときは「位置が高すぎる」とか「もう少し右に」とか指摘があったんですが、一人で着ると当然それも全部自分で決めなきゃいけないわけですよ(当たり前)。

 上前の位置はこれでいいのか、立て褄をあげるのはどれぐらいか、裾の位置は、襟の折り方は、背中心はちゃんと真ん中にあるのか、襟の抜き具合は、などなど、仕組みとは別の仕上がりに向けた調整、みたいなものがさっぱりわからず大いに苦労しました。私着れるようになってきたと思ってましたけど、全然そんなことなかった!!(泣)

 出来上がりを自分で見たら、微妙に右上がりになっていたり、帯が微妙に緩んでいたり、帯位置が微妙に低かったり、なんだかなぁ、と思うのですよ。この微妙、っていうのが、気にしだすと大変でね!

 先生にも「やればやるほどわかんなくなるのよ」って言われて大いに納得しました。それだけちょっとは進んだと思っていいのかしら。でも正解の位置っていうのは最終的にやっぱり感覚らしいです。ここまでくると微調整は経験則で身体になじませるしかないんだろうなぁ。体型とかによっても変わりそうだし。あとはどこをどれだけ上げたらどう見えるっていう法則性を頭に叩き込むしか……!

 ということで一通り着れるようになったものの、一周まわって初心に帰ってきたのでした。なんでも要練習ってことですね……! わかった、次回のお茶のときの着物はもっと完璧を目指すよ……!

 あとお正月に訪問着着ます。頑張る! 初釜もあるしな!

 今日はここまで。