炉の唐物。

6年やってると言われてびっくり。


 朝から母が出かけるというのでお昼に親子丼を作りました。午後から出かけるという姉と祖母と一緒に丼をかきこみながらネパール料理の紹介をテレビで見ていたのですが、手づかみで食べるという食文化が解せない祖母がたいそう驚いていて、その流れから日本の箸文化がいかに素晴らしいかという話に。

 箸文化についてはYちゃんと熱く語り合ったこともありますし、スプーン的なもの(レンゲなど含む)を使わずにお椀を口にもっていって直接飲むというのは日本だけだよ、という話をしたら姉がそうか!と驚きまして。私はこんなに効率的にスープがのめるのになぜ西洋はわざわざスプーンで一口ずつ飲むのかねぇ、とつぶやいたら一言「ヒマやったんやろ」と断言されました。うん、間違ってないと思うたぶん!

 母が帰ってきたので(フラワーアレンジメントの講習会に行ったらしく、とんでもない大作を抱えて帰ってきました。すごい!)、習った着付けの成果を見せてみました。出してもらった訪問着もどうやらそれほど良いものではないらしく(たぶんポリエステルかなんか?)、いつもの重い着物とは違ってさくっと簡単に綺麗に着れましたよ! 帯はちょっと緩んじゃいましたけど。でも普段から良い着物で練習しておくほうがいいな、とは思いました。帯も結びにくいやつできっちり合わせられるようになっておくと応用がききますからね。

 母に送迎してもらい、お茶へ。本日は炉の唐物でした。基本は大体覚えているんですが、やっぱり細かいところで逆になったりしちゃいますね。水差しの蓋を右手で置くか左手で置くかという話になったんですが、結局右手で落ち着きました。着付けの先生にも「論理的な子やね」と言わしめた私なので、当然ながらお茶の先生にもよく「理系やね〜」といわれます。でもお茶はひとつひとつの動作に理由があるので結構わかりやすいですよ! というか理由を説明して動作を教えてもらえるので、それがあっているのかなと思います。意味さえ分かれば納得しますもの。

 帰宅してからは甥っ子のお食い初めということで、いろいろと準備をしてみんなで晩御飯をいただきました。100日目のお祝いということで、食べることに困らないように、という意味をこめた平安時代からの儀式だそうです。ちゃんとうちの家紋がはいったお膳があって驚いたのですが、これは兄が生まれたときに祖父母が贈ってくださったものなのだとか。こういう儀式とか習慣っていうのが脈々と受け継がれていくっていうのが凄いですね。きちんとそこにわが子を思う気持ちも一緒に受け継がれていっているなぁ、と思います。丈夫に育ちますように。

 上の子は3歳で達者におしゃべりもできるので、弟が泣いているとよしよし撫でてあやしていました。もちろんみんなカメラ持ち出して写真とりまくりです。そんなの可愛いに決まってるじゃないか!
 
 今日はここまで。