講演会と忘年会。

どっちも楽しかった!


 本日は内田康夫の講演会「自作を語る」にいってまいりました。2時間サスペンスでおなじみ、浅見光彦シリーズの著者であります。うちの両親(むしろ母親かな)が元々ミステリー好きで赤川次郎の文庫本なんかが結構あったのです。内田康夫は昔テレビで「高千穂伝説殺人事件」という2時間サスペンスをみてその原作本を買ってきて読んだのが浅見シリーズとの出会いでした。そのときにたまたま小学校で古本市か何かがあり、内田康夫だの西村京太郎だのを大量に買いあさった記憶があります。

 内田康夫といえば旅情ミステリーなんて風にいわれているそうですが、その名の通り、話の流れとしてはフリーのルポライターである主人公・浅見が取材であちこちに出かけていって事件に出会う、というパターンです。まあそれ以外にもおきまりのあれこれはあるのですが、浅見の見た目はさえない優男なのにすぱっと事件解決するというギャップと、単純に私が旅行好きなのと、まあ水戸黄門みたいなベタ感が好き、というのでよく読んでいました。最近は本を読まなくなったのであまり読んでいませんが、姉はせっせと図書館に通っているので、ほとんど読破しているようです。

 この講演会の話も、たまたま母が知り合いから聞いてきたのに姉が食いついて、それなら私もいこうか、ぐらいのノリだったのですが、実際いざ会場で集合してみれば予想以上に姉は楽しみにしていたみたいで驚きました。自由席なので開場前から並んでいたのですが、そのときたまたま隣におられた熱狂的なファンの方と熱く語り倒して、仲良くなってましたもんね。母とふたりでむしろ姉がそこまで好きだったという事実に驚きです。そんなにか!

 講演会自体もそれなりにおもしろかったですよ。46歳のときに脱サラして小説家になったということもはじめて知ってびっくりしましたし。講演会はデビュー30周年記念のイベントの一環みたいですし、とても76歳には見えない元気なおっちゃんでした。いやいや、さすがです。奈良を舞台にした作品も多いので、ご当地ネタには事欠かないのもいいな、と思いました。要所要所に自分の作品のCM入れてましたしね。

 終わって姉はすぐさまサイン本の入手に走り、ついで写真と握手をねだっておりました。写真は私も入れてもらえたので、記念になりましたよ。いやしかし、姉が本当にそこまで好きだとは思わなかった!

 終わってからは梅田で忘年会があるので、母に荷物を預けて移動。ところがだいぶ早くついてしまったのでしばらく喫茶店で時間をつぶすことになりました。というのもこの忘年会、友人Aが3日前ぐらいに「忘年会あるんやけど来る?」というテンションで誘ってきた会なのです。「何の?」「うちの会社の同期の」「いってもいい会なん?」「別にいいよ」「じゃあいくー」という軽いノリで私も返事をしたんですが、前日になって送られてきた場所と時間の案内メールをみたら、見事に部外者は私ひとりだけという会になっておりました。もっとなんか、いろんな人がくるのかと思ってたのに!

 しかも時間が18時半からで、ちょっと早いかなと思いつつ18時10分ぐらいにいったら誰も来ておらず。ちょっとまて部外者の私が一番乗りってどういうこと!!と戸惑いつつ待っていたら、一番最初にきた男の人が優しい人で安心しました。Aの高校の同級生なんです、何も関係なくてすいません、といいながらあれこれ会話している間に、徐々にいろんな人が集まりはじめ、ひとりの女の子がエジプトにいった写真に写ってた子!ってことに気づいてくれたので(しかもその人とは大学も学部も一緒で盛り上がった)なかなか楽しくトークができました。

 お酒が入ってくるとみんなくだけてきたので、あちこちにおじゃましていろんな話をしてました。年末年始を中南米(ペルーとボリビア)で過ごしてた人とか! すんごい食いつきましたもん。旅行話だけでめちゃめちゃ楽しめましたねー。他にもマレーシア出身の華僑の男の子とかいたりして。新しい人に会うのが久しぶりだったのでかなり楽しかったです。全然関係ないっていうのがまた気楽でね! 全部で16人居たんですが女子は私を含めて3人だけで、しかも全員理系っていうのがめちゃめちゃ楽でした。いやーおもしろかった。

 結構したたかに飲んじゃったんですが、タイムリミットがきたので先においとま。なかなかおもしろかったです!

 今日はここまで。