日本人の自覚。

私は日本が大好きだ!


 帰りに本屋によって、いつものように立ち読みをしておりました。日経エンタテイメントにニノのインタビューが載っていたのでほくほくしながら読んでいたんですが、記事を読んですごく嬉しかったんです。なぜ嬉しいのかよくわからないけど、ニノちゃん良いこと言うな! さすが! と思って嬉しかったんです。ちなみにその号の特集は日本のカルチャーが世界中で人気だという現状についての特集号でした。

 その後本屋内をうろうろし、英語の勉強で次に手をつけるのは何がいいかなと見てみたり、文芸書コーナーを見て回ったり、新書コーナーであれこれぱらぱらめくってみたりしていました。今新書コーナーではたいてい平積みになっているのは、なんだかタイトルを見るだけでげんなりするようなものが多く、そんなに暗いことばっかり言わなくても!と思ってなんだか凹んだりしていました。

 そんな中でたまたま見かけたのが「日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか」というタイトル。当たり前ですけどなんか嬉しくなります。特に最近いろいろ気が滅入る話題ばっかりだったので余計にです。内容は多少過激だったり行き過ぎだったりするところもありましたが、日本が褒められて嬉しくないはずがありません。統計データもどこまで正確かわかりませんが、全てが嘘ってわけでもないでしょう。(少なくとも世界で一番ご飯がおいしいのは日本だと思う!)

 で、そのときに唐突に、ああ、私ってすっごく日本のことが大好きなんだな! と実感したのです。日経エンタのインタビューを読んで私がすごく嬉しかったのは、ニノも日本のことを好きだっていうことがわかったからです。思わずもう一度読みに戻りましたもん。

 もちろん生まれも育ちも日本ですから日本のことは大好きだったと思いますけど、改めて自覚するとなんだかすごく感動してしまって、電車の中でひとり感動しておりました。日本が一番だとかそういうことではなく、外国も好きです、でも日本のことがもーっと好きです!気分だったのです。

 そう思うと最近日本のことを好きな人って少ないのかな、と思い当たりまして。政治家とか本当にこの人たちは日本のこと考えるのが仕事なのに日本のこと考えて仕事してるのかな?という疑問ばっかりです。だって好きなものはより良くなっていって欲しいじゃないですか。マスコミやメディア見てても愛が感じられない言動ばっかりで嫌になるばかりですよ。ちなみに帰ってからあふれるパッションが止まらずにYちゃんに電話して5時間に渡り自分たちの将来について語り合ってしまったんですが(笑)要は自覚だよね、っていう。

 なぜ私が日経エンタのインタビューでそんなに感動したかって言うと、ニノが嵐としての自覚、アイドルとしての自覚、社会人としての自覚、日本人としての自覚、そして日本が世界で評価されることにたいしての自覚がきっちりしていることが伝わったからです。『ブレない』と表現されていましたけど、きちんと自分のこと理解していて自覚あれば、それは言動だって一貫性を持つというものです。

 果たして私には社会人としての自覚、大人としての自覚、日本人としての自覚があっただろうか、と思い返すと身が引き締まる思いですが(ちなみに人としての自覚はあれど、女性としての自覚は無いことが判明しました。これは別途今後の課題です)、とにかく今日本人全員に言えることとしては、私も含めて自覚が足りんのだ!ということで。

 自覚は誇りともプライドともいえますし、自信ともいえると思います。国家云々以前に、自分に自信がない人がこの国には多すぎるのかもしれません。謙譲の文化は美徳ですし日本の素晴らしいところだと思いますが、謙譲はきちんと礼節と尊敬の念をもって礼儀としてわきまえてやるから美徳なのであって、自分のこともわからずに無闇に卑下するのとはまったく違います。

 国民としての自覚がないからきっと投票にも行かないのだろうし、国の政治がどうなろうと関係ない話なんでしょうね。そりゃあ責任だってなくなるでしょう。自分の自覚がないから誰かのせいにしてしまうんでしょう。自分というものをしっかり持っていて、自分の考えをしっかり持っていたら、マスコミ惑わされることも少なくなるかもしれません。

 そんなことをつらつらと語り合いながらいろんなことを考えていたのでした。そういえば私は小学生のときから一年の目標を定めて生きていましたが、目標が「自分で生きる」でした。誰かに流されて生きるんじゃなくて、自分で自分自身の人生を選び取りたいと考えていたようです。あと、いつか誰かに「これはアメリカでは普通のことなんだ」と言われてもやっとしたことも思い出しました。アメリカと日本は違う国で、日本には日本なりのやり方があって、アメリカのやり方がよければ取り入れるしそうでなければ取り入れないし、一緒くたにせずに個別に考えろよ!と思っておりました。そう思うとかなり早い段階から私はいろんなことをある程度自覚できていたのかもしれません。

 私は私の好きなものを守るために行動したいなと思いました。だって愛してるんだもの!

 今日はここまで。