考えすぎ。

暇だからね!


 本日は一日みっちり研修がある!ということでちょっと一安心。同期の人間関係が微妙に見えるような見えないような、という感じがしてきましたが。女子がグループを作り出している感じがするのでね。そして私はやっぱり既卒の社会人経験アリなので新卒の女の子達からはだいぶ距離を置かれている感じがあります(苦笑)でもま、これはどうしようもないですね。もちろん同期の子たちとは仲良くしておきたいと思いますが。何人か仲良い子が確保できてれば情報は入ってくるよね……(そこが一番ネック)。

 ちなみに研修はかなり楽しかったです! いや寝てる人も普通に多かったんですけども。うちの歴史から各課の業務紹介、最終的には人権問題についてなどなどでした。中でも歴史がやっぱり面白くてですね! うちの大学はかなり波乱万丈だったので時系列で追っていくだけでもその当時の社会情勢とかが見えてきて面白かったんですが(最近近現代が気になるので余計に!)、60年代安保闘争からの学生紛争の流れが興味深かったです。だって私たちの親世代(のちょっと上)の話なんですよ! なのに私たちは全然知らないわけです。沖縄ショックもそうですけど、こんなに最近の話なのにまったく知らないということが衝撃でした。

 いろいろその当時の話も聞いてたんですが、「理想がリアリティーを持っていた時代だった」というのが一番なるほど、と思いました。確かにその当時は夢や理想が世論や政治や民衆を支配してたんですよね。理想を語ればその先に現実があったんですよね。今ではまったく夢も理想も失われてしまいましたけども。大事の前の小事、じゃないですけど、大事のためなら小事など気にしてはいけないのがその当時だとしたら、今は小事こそ気にすべき社会ですもんね。

 世の中に大きな理想という柱を立てようとした若者たちの戦いだったんだろうな、ということをしみじみ思いました。世界がそういう流れでもありましたしね。東西冷戦が崩壊してからの世代ですから我々は。

 で、そのあとに受けた人権問題の研修が、内容自体もいろいろもちろん参考になったんですけど、それ以上に語ってくれた先生がドンピシャの学生紛争世代で。やっぱりその当時の人たちは今も大学というところに理想をもってらっしゃるんですよね。むしろ理想を語れる、追求できるところが大学である、というか。今大学はどんどん社会に開かれていくことを、壁をなくしてくことを目指しているんですが、その先生からするとそんなことをすると大学が大学ではなくなってしまう!のだそうです。確かに理想を追求する、真理を追究していくところが大学だと言われれば納得もするんですが、その先生曰く「産学連携」なんてものは40年前には吊るし上げをくらっていたと。今までどっぷり産学連携を推進していた身からすると本当に目からウロコでしたよ。そういう考え方もまだまだあるんだなぁ……。

 確かに大学たるもの真理の追究、理系でいうならば「サイエンス」があってしかるべきだという考え方はわかるのです。企業の研究と大学の研究の違いはそこだと思うんです。「学問」であるか否か、というところが。でもやっぱり世界が変わっている今、閉じたままでは結局取り残されてしまうと思うんですけどね。ただどんな意見にも必ず反意があるということは忘れてはいけないんだなと思いました。

 私以上にこんなにまじめに研修受けた人はいないんじゃないか、というぐらい考えながら研修受けてました(笑)いや、でも本当にためになりました!

 夜帰ってきたらタイミングよくYちゃんと電話をしたので、本日得た知見とここ数日の愚痴をさっそくぶちまけておりました。なんというか、暇だとやっぱり考えちゃうんだよね! だからさっさと私に仕事をください!!

 今日はここまで。