カンボジア旅行3日目。

朝日と遺跡と現実と。


 本日は日の出を見ます!ということで集合時間がロビーに4時半という早さ。昨日寝たのが遅かったので結構ぼんやりしてたんですが、なんとか身支度を整えてロビーへ。同じホテルに泊まっている女性2人組と、ピックアップで初日の晩からご一緒しているご夫婦の奥さんのみ(旦那さんは起きれなかった模様)と一緒にアンコールワットへ向かいます。チョクさんではなく別のガイドさんだったんですが、こちらも若くてかわいらしい感じの男性。あれこれシェムリアップの街の解説をしてくれました。

 シェムリアップの真ん中にある寄付で建てられたという小児病院?の前に朝早くから小さな子供を連れた親たちが集まっていて、何事かな、と思ったらなんでも予防接種のために地方からきているんだそうです。まだまだ発展してちゃんとした病院があるのも(しかも他と比べて、レベル)シェムリアッププノンペンぐらいで、一応予防接種は無料らしいのだけれど、受けるためにわざわざ地方から来なくてはいけないのだそうで。なので朝早くから整理券か何かをもらうために集まっているんだそうです。

 なるほどなぁ……と思いながらアンコールワットへ。あたりはまだ暗いですが、ぼんやりと明るくはなってきています。日の出はちょうどアンコールワットの建物の向こう側から出てくるのですが(アンコールワットは西向きに建てられている)、夏なので少し南寄りに出てきます。前の池のほとりから眺めるのがベストショット、ということで、夜明けで空が一面紫になっているのアンコールワットを見ることができました。やっぱりキレイ!

 少し離れた位置からなんとか太陽を拝もうとしたのですが、さすがに快晴でもなく雲がかかっていたので結局太陽は拝めず。でもなかなか貴重な体験でした。

 当然ながら同じく朝日を見に来た観光客たちが目いっぱいいるので、それを目当ての物売りの女の子たちもこれまた大量。絵葉書1枚1ドル!とか言ってたのが断り続けてると2枚で1ドル! 5枚で1ドル!と増えていくので、最終的に10枚1ドルになったところで購入しました(笑) まあ1ドル80円ですからねぇ。円高だと確かに気持ちが大きくなります。

 帰り道これまたいろんな話をガイドさんから聞いていたんですが、ガイドさんは今20代前半で、ちょうど内戦が終わってから生まれた世代とのこと。結局よく考えたら、ガイドさんもそうだし観光地で働いている人たちもそうだし、ホテルのボーイさんたちもそうなんですけど、中年(30代〜50代)の人たちをほとんど見かけないんですよね。特に観光ガイドやホテルマンなんかの知識層?といっていいのかわかりませんが、そういう職種が。小児科病院の前で見かけるお医者さんたちもみんな若いし、英語が話せる人たちっていうのも若い人がほとんどです。つまりそういうことなんだな、ということなんですけど。

 実際調べれば調べるほどカンボジアが背負ってきたものがいかなるものか、ということに関して遠い目をしたくなります。あくまで文献でしかしりませんけど、たぶんカンボジアの人たちにとってはまだまだ終わってはいないし、今も続いている歴史の中の今日なんですよね。沖縄ほどのショックはありませんでしたけど(まだある程度覚悟はしていた)でもやっぱり想像を絶する世界だったんだろうな、と思いました。想像することしかできないけど。

 いろんな話を聞かせてくれたガイドさんホテルまで送り届けてもらい、いったん休憩。さすがに寝なおすほどの時間はなかったんですが、改めて朝食に向かいます。今日もフォーがおいしい!

 ご飯を食べて荷物をまとめ、昨日からお世話になっているチョクさんと合流。今日の午前中はご夫婦と、昨日一緒にナイトマーケットにいった今年就職したばかりというしっかりした若者、関西からきた女子大生2人組というメンバーで向かいます。なんかもう全員友達感覚なのですごい安心感(笑)

 ということでまず向かったのは、シェムリアップから車で1時間ほどのところにあるバンデアイ・スレイ。行く道中車でずっとジャングルを抜けていくのですが、車窓から見える景色はシェムリアップから離れると一変。ひたすら広がるジャングルと水田で、時折集落があるんですがそこは完全に高床式住居。中学生の時に地理の教科書の写真で見たそのまんまの暮らしがそこに残っていました。ほとんどの人が農業で生計を立てているそうです。高床式なのは風通しもあるけど、主には猛獣除けなんだとか。甥っ子ぐらいの小さい子が素っ裸で走り回ってたりして、さっきまでのシェムリアップの街並みとの差になるほどなぁ、とこれまた痛感しました。いやはや。

 しばらくそんな景色を抜けて、ようやく到着したバンデアイ・スレイ。ここは東洋のモナリザと呼ばれるデバター像があることで有名で、やっぱりアジア人に人気のスポットです。ということで中韓の団体さんと交じりながら観光へ。ここもヒンドゥー教のお寺ですが、それほどがっつり縦に盛ってます!という作りではありません。イメージはシンメトリーな配置に逗子が並んでいて、その周りを回廊が囲っていて、わりと仏教的にも通じる部分がありそうかな、というイメージ。年代的にも今まで見てきた遺跡よりは古いみたいですね。確かにモチーフも結構独特です。

 リンガがずらりと並ぶ参道をまっすぐ進むと、両脇に破風をあしらった小さな入り口をもつ建物があります。ここの特徴は赤い砂岩がたくさん使われていて、そしてその砂岩の施された彫刻がすごく精密なところです。砂岩の質が良かったので今も保存状態がかなりよく、その細かい彫刻を隅々まで見ることができます。モチーフも面白くて、神話だったり神様だったり(神様もなんかもうキャラみたいになっている)かわいらしくて素敵なのです。どれも細かくて芸術性が高くてほれぼれしますね……!

 実際に中に入ってひとつひとつ破風の神話を説明してもらいながら一周したのですが、東洋のモナリザと呼ばれるのは中央祠堂の壁面の一部に掘られた小さなデバター像。中央は立ち入り禁止になっているので遠くから眺めることしかできないのですが、確かにほほえみは見えました! 女神像なので全体的にやさしいシルエットなのが印象的でした。写真は遠すぎて撮れなかったけど(苦笑)

 ちょっと自由時間をもらったのであちこち回ってたんですが、集合場所に戻るとチョクさんが最近のカンボジアについて語ってくれていました。チョクさん自身は日本語を勉強してガイドになってお金をためて、大学に行きたいんだそうです。今のカンボジアの平均月収は60ドルほどで、車を持っているなんて夢のまた夢の話で、ガソリンも何もかも高いし、経済状態も良くないので原油高が2倍になればカンボジアでは5倍以上の影響を受けるらしいです。

 やっと平和になって、それ自体はすごくうれしいし、カンボジア人たちは民主化を嬉しいと思いながら生活をしているけれど、でもやっぱり政治の話をするのは怖いし、形だけは民主主義になっているけれど心はやっぱり独裁共産主義のままって言ってました。でもやっと平和になったから、これから、いろんなことをやっていって、カンボジアはもっともっといい国になると思う、とのこと。新しい空港もできて、日本との直行便が飛んだらもっと日本のお客さんに来て、そしたらもっとガイドの仕事が増えてお金がもらえて、そして大学に行けるようになる、と夢を語ってくれました。

 チョクさんはたぶんカンボジア人の中でもまじめな方なんだと思いますけど、それでもやっぱり確かに「これから」なんだなということは感じました。やっと内戦が終わって、新政権になって、問題は山積みだし何もかもがゼロからのスタートでも、それでも「これから」頑張っていくんだ、という希望にあふれている気がしました。きっと日本の「戦後」と呼ばれるものはきっとそうだったんだろうな、というのも。

 はたして日本は……と考え出すと止まらなくなるのでひとまず観光を続けます(笑)

 途中で土産物屋に寄ったんですが、いわゆる団体観光客仕様(もちろんオールドマーケットも観光客向けになりつつはありますが)の土産物屋だったので冷やかすだけ冷やかして何も買わず。ああいうところにいくといつも思うんですが、買えるようなものがあんまりないんですよね!(苦笑)

 ランチはみんなでカンボジア料理のお店へ。いつものようにビールを頼んだら、女子大生二人組がココナッツジュースを頼んでおりました。出てきたのはもちろんフレッシュココナッツに穴をあけてストローをさしたもの。おおお!とテンションあがって、ついでに彼女たちの旅行話を聞いていたんですが、なんと彼女たち、陸路でカンボジア入りしたらしいです!!

 タイとの国境付近でいろんな目にあったらしく、ドルが流通していて現地通貨のリエルはレートが悪くて仕方がないというのにほとんどのお金をリエルに換金させられたり、いろんな怪しげな人にあれやこれや言われながらやっとの思いでカンボジア入りしたのだとか。しかもアジアは初めてで、タイについてから陸路ということを知って愕然としたらしいです。どんだけ大冒険!!(爆笑) 彼女たちはすっかりおびえきっていて(そりゃそうだ)ここにきてみんなの話を聞いてようやくいろんなことを知ったみたいです。いやー大変だったね、そりゃ!

 でもいつかこれも笑って話せるようになる日が来るよ!と励ましておきました。確かに私もエジプトでは冒険しすぎてその瞬間は笑えないことだらけでしたが後になったらいい思い出ですしね。

 もっとおしゃべりをしていたかったんですが、チョクさんに促されてランチ終了。別コースのご夫婦とは別れて、残りのメンバーで午後の遺跡めぐりに出かけます。

 まずは同じく郊外にあるプリアカンという遺跡。ここはバイヨンと同じくジャヤヴァルマン7世が建てた仏教寺院なんですが、ここがとっても良かったのです。何より人が少ない!!(笑)やっと落ち着いて静かな遺跡を見れた気がします。天気も良くて、静かな中でゆっくり見られるのがいいですね。

 特徴は東西をどかんとぶち抜く通路。参道からまっすぐ入ってそのまままっすぐ中央祠堂に入っていけるのですが、ひたすら通路がつながっていて、だんだん迷路に入り込んでしまったようなそんな気がしてしまいます。両側に見える部分は破損も激しく、崩壊している部分やヒンドゥー教時代に削り取られた跡も多いのですが、それを差し引いても十分素晴らしい遺跡でした。私ジャヤヴァルマン7世の感性が合うみたいですどうも(笑)仏教寺院ということもありますが、それ以外にも珍しいものが盛りだくさん。2階建ての建造物はまるでローマの神殿を思わせるし(思わずトルコで見たエフェス遺跡を思い出しましたよ!)、綺麗に残った石像たちは生き生きしているし、どれも本当に見ごたえがありました。プリアカン良かったなぁー。バイヨンと同じぐらい気に入りました。

 続いて行ったのはニャックポアンという人工池の遺跡。こちらのジャヤヴァルマン7世の建てた池なんですが、意匠が面白くて、四角く区切られた中央の池に対し、4方向に小さな池が配置されています。中央には大きな丸い祠堂が建てられていて、中央池から小池に水が流れ出す蛇口?がそれぞれゾウの頭、人の頭、ライオンの頭、馬の頭、というように4種類に作ってあるのです。これがまたデザインが面白いんです! 中央祠堂はナーガがぐるりと取り囲んでいて、神話に登場する馬と人々のシーンなどを描いた像などもあって、かなり楽しい遺跡でした。雰囲気も良かったですしね。ちなみに姉はこのニャックポアンがいたくお気に入りのようです。確かにここも楽しかったなぁ。

 さて続いてはヒンドゥー教寺院の東メボン。かつては東バライと呼ばれる貯水池の真ん中に建てられていた寺院だそうなのですが、今は水が枯れてしまい通常の寺院と同じ感じです。水の中にあればまた趣が違ったんでしょうね。レンガ造りの寺院で、周壁の隅にゾウの像があるのが特徴的です。

 ……実は東メボンの印象が結構薄くって(苦笑)次にいったプレ・ループというヒンドゥー教寺院と雰囲気が似てるんですよ! 作りも似てるし作られた年代も同じぐらいだし。それでいてプレループの方が規模が大きくって壮大なもんで、東メボンの印象が薄れてね……。でもまあ人が少なくてゆっくり見れた落ち着いた遺跡だったと思います。ええ。

 最後はそのプレ・ループだったんですが、こちらの方が規模が大きく、しっかりと作られている感じです。どうやらここは火葬が行われていたらしく、その石槽が置かれていたり、灰を流したという場所が残っていたりします。こちらもヒンドゥー教寺院らしく、上へ上へと石が積み上げてあるので、登っていくと素晴らしい眺めがありました。広がるジャングルを一望できます。しかも人が少なくて、西日が差して、少し物悲しい雰囲気。実は今日でこのメンバーとはお別れなので(といっても昨日と今日しかいないんですけど)なんとなくさびしい感じがしちゃったんですよね。美術的にも素晴らしいと思いますが、雰囲気からいってもどちらかというと別れをイメージしてしまう遺跡になってしまいました。

 ラストだよね、ということで最後にチョクさんも交えて記念撮影。けど同じメンバーでこんなに遺跡めぐりができると思っていなかったので、かなり楽しかったです。みんな仲良くなれたしね。

 ということで若者とはそこでお別れしてしまったんですが、女子大生2人組とはそのまま一緒にオールドマーケットに送ってもらうことに。実はこの女子大生2人、旅慣れておらず買い物交渉がまったくできないらしいのです。私も姉もそんなに交渉慣れしてるわけではないですが、ぜひ参考にお願いします!と言われてしまったので一緒に行くことに。ただ私はほとんど土産物を買ってしまったので、とりあえず自分がほしいと思うものないかなーとうろうろ。ゾウのネックレスがほしいな、とは思っていたのでとりあず銀アクセのお店へ。気に入ったトップを見つけたので、これいくら?と聞いてみたらチェーンとセットで25ドルとのこと。10ドルだったら買う、と決めていたので10ドルじゃだめ?と聞くと、さすがにそれは無理だわ、という話に。じゃあいいよ別に買わなくても、と去ろうとすると、ちょちょちょ、と止められて、結局10ドルでお買い上げ。

 その一連の流れを見ていた女子大生2人に大いに尊敬されてしまい、逆に恥ずかしくなってしまったのでした。いや、なんかそんなに対して値切ってないと思うよ! 原価がいくらかわかったもんじゃないし! と思ったんですが、確かにはじめて中国に姉と2人で行ったときは買い物が怖くて仕方がなかったなぁ、と思い出しました。ええいまだにあの時の中国以上にいやな思いした国はないですからね!(苦笑)

 とりあえずそんなもんかね、という感じになったのでトゥクトゥクに乗ってホテルへ帰還。交渉では2人で1ドルで行ってくれるはずだったんですが、ホテル前で運ちゃんがチップを要求。若干むっとはしたんですが、見てくれオレ義足なんだよ!って見せられると、それならまあ……という気分になったので1ドル上乗せしておきました。まあまあ。

 今日もなかなか盛りだくさんだった!と部屋で休憩してから、晩御飯へ。晩御飯はお昼にいったん別れたご夫婦と一緒です。なんだかずっとご飯ご一緒してますねーという感じですっかり仲良し。どうせ帰りの便も一緒なのはわかってますから、なんだかとっても安心感です。

 ごはんは中華料理だったんですが、相変わらずビールがうまい! 毎回飲んでいるのでアンコールビールの味がすっかり当たり前になってきました。ちなみにそのお店に中国人の団体さんが入ってこられたんですが、そちらも相変わらずのパワフルさでした。テーブル3つ先まで一緒に定期的に乾杯するっていうのがすごいですよね。盛り上がりっぷりが半端ない。

 帰ってきてからさてまだ時間あるな、ということで、ホテルでレンタサイクルを借りることに。1台1時間1ドル、ということだったので二人乗りするから1台貸して!とフロントに言いにいったらすごいびっくりされました。ガイドブックにもめちゃめちゃ書いてあるのですが、基本的にカンボジアは交通ルールがないので(飲酒運転してても誰も咎めない/基本運転手はみんなビールひっかけてから帰るらしい)すべては自己責任なわけです。でも夜道歩いていく方が緊張するよね、ということでフロントの人と一緒に自転車置き場に行ったのですが、そこでまさかの日本のママチャリとの再会でした(笑)普通に泥よけのところに「○○中学校登録証」とかってシールが貼ってあるんですけど!!

 撤去された自転車が(あるいは盗まれたのかも)まわりまわってこんなところにやってきてるんですね。そういえばホテルの部屋のテレビもNEC製のブラウン管でしたしね。いやー世界ってつながってるんだなぁ!(思わぬところで実感)

 じゃあ自転車借りますーってことで出発しようとしたらホテルの人に「Be careful!」「Take care!」と叫ばれるという(笑)どんだけ危険なんだろう自転車って!
 
 ちなみに二人乗りして向かったのは近くにあるラッキーモールというショッピングモール。中にラッキーマーケットというスーパーが入っているのでそれを目指していったのですが、舗装されていない裏道(真っ暗)を通ったら当たり前のようにでこぼこでお尻が痛いこと!!もはやちょっと面白いぐらいの痛さでしたよ。やっぱり二人乗りは舗装道路じゃないとだめだね!(そういう問題ではない)

 車の右側通行に違和感を感じながら(自転車の走る方向も気を遣う)、なんとか無事ラッキーマーケットに到着。お土産用にカンボジア製インスタントラーメン(1つ0.6ドルぐらい)を大量購入し、適当にぶらぶら。アンコールビールにもいろんな種類が売っていたので嬉々として購入し、他にも姉がアイスを買ったり、明日以降の水を仕入れたり(売ってる水の中には結構「With Japanese tecnology」って記載があったりして面白かったです/やっぱり安全の代名詞なんだな日本って!)、スーパー見るのってその土地のいろんなことがわかって楽しいですよね! 今のところインド以外はどこの国いってもスーパーいってる気がします(笑)

 帰りが自転車ということをすっかり忘れて買いこんでしまったので、帰りもなかなか大変でした。案の定スーパーをで出るとトゥクトゥクのおっちゃんに声をかけられたのですが、「自転車で来てるから!」というと、「マジかよすげぇな!」みたいな反応をされてちょっと面白かったです。そんなにか。

 帰りもお尻の痛みを耐えながらテンション高く帰還。無事に自転車も返して戻ってきてから、続いてはせっかくだから、ということでスパに行くことに。日本人向け安ホテルですが、ちゃんとスパも併設されているのです。

 フットマッサージの30分コースで10ドルとのことだったので試してみることに。若干くすぐったくもありましたが、途中から本気で気持ち良すぎて思わず眠りに。でも本当にマッサージっていいですよね! 今のところ中国かインドかでしか体験したことがないので、日本のマッサージがどんなものかいまだに知らないんですけど(笑)

 足の疲れもとれたし風呂にもはいったし風呂上りにビール飲もう!と思って買ってきた瓶ビールを取り出して、そこではじめて栓抜きがないことに気づいて愕然。ミニバーなんて高尚なものはついてないのですよこのホテル! ええええそんな風呂上りにビールがのめないなんて!と嘆きながら泣く泣く日本に持ち帰ることにしたのでした。それだけが今日の心残りですよ……!

 今日はここまで。