スペイン旅行5日目。

ガウディ先生まじ変態。


寝たり起きたりを繰り返してようやくバルセロナ。また韓国人のお姉さんに助けてもらって荷物をおろし、サンツ駅のマクドナルドで身支度を整えます。フィレオフィッシュを頼んでみたらまったく同じ味がしました。世界各国でマクド行くけど本当に変わらないのねー。さすがマクド。とりあえず化粧してトイレに行っていざホテルへ。

最寄駅についてからすぐ近くのはずなのにやっぱり迷う。こんなはずではと思うぐらい迷い、また人や店員さんに聞きまくってようやく到着。1人の店員さんなんか私が話しかけた瞬間びっくりしすぎてもってたグラス割っちゃったもんね。すいませんでしたほんと。

なんとかたどり着いて荷物を預かってもらおうと思ったら土産がパンパンで入らない!ムリヤリぎゅうぎゅうつめてフロントにいったら普通にチェックインできてしまったというね。なんだそりゃ。しかし今回のホテルが今までの中で一番高級感にあふれております。

とりあえず荷物をおいてサンパウ病院へ。最初わからなくて普通に病院の受付窓口にいってしまい逆もどり。ツアーがあるというのできいてみたら、ふつうにタダで見れるところと10ユーロ払って見れるところがあるとのこと。1回で聞き取れずもう1回聞き直すなどの紆余曲折があって結局さらっと建物だけ見てグエル公園に行くことに。バルセロナにきたらとりあえずガウディ先生でしょ!ということで、サンパウ病院からグエル公園にいく路線バスがあるというのをひたすら待つことに。

そのバスがまあなかなかこなくてやきもき。他のアジア系の観光客の皆さんと一緒にあってるよね、これあってるよね!?と確認してました。みんなわかんないよねー。中国人か韓国人かわかんないけど、英語と日本語と母国語のトライリンガルの人がいてびっくりしたりしてました。

ようやくバスが来たんですが激混み。なんとか乗り込んでグエルパークを目指してたら親切な人が次の次のバス停だよ!と教えてくれたり、バスの中ではちゃんとリュックを前にもっておかないとダメよ!と注意してくれたり、本当にいろんな人に助けてもらいました。みんな優しいなぁ。

グエル公園についたときはいい天気で暑かったのでさっそくキオスクでアイスを購入し、舐めつつ中へ。公園というだけあってファミリーの憩いの場という感じ。もちろん一大観光地でもあるので世界中からいろんな人が集まっていてなかなか面白い雰囲気でした。公園自体もすごく広くて(本当はガウディは住宅地を作りたかったらしい)中心にあるのが一番有名な部分。モザイクアートのベンチや超有名なトカゲの像(写真待ちの列ができてました)がすんごい可愛い! どこをとっても手が込んでるし、それがただ単に装飾を施しただけってわけじゃなくて人間工学を完璧に計算しつくしたうえで一番リラックスできるように座れるベンチとかね。もう変態としか!(ほめ言葉)

ガウディ先生のあふれんばかりの才能を堪能できるのがガウディの博物館。もともとおうちのつもりで立てた建物なので1つの家まるごとガウディ先生のこだわりが随所にちりばめられております。もうそこは普通でいいじゃん、みたいなところに一切手を抜かないんですよね。逆に疲れてしまいそうだけどそこはそれ、計算されつくしているからゆえの居心地の良さとかがあったりして。狂気ではなく緻密な理論に基づいているのがよくわかります。でもこちらはまだ初期作品だからかデザインとしてはシンプルな感じですかね。

お土産ショップで思わずトカゲちゃんのボールペンを購入してしまいました。だって可愛いんだもの。

帰りは地下鉄の駅まで歩くかーと歩いている途中にバル発見。休憩がてらビールのんでまったりし(ビールが安くて本当に助かります)、メトロにのってカサ・ミラへ。こちらもガウディ先生の有名建築のひとつです。高級マンションとして設計を依頼されたらしいんだけど外観から異彩を放ちすぎててもう。普通に考えたらマンションだとは思わないよねコレ!

ちなみに今も人は住んでるそうですが、1階と屋上、屋根裏、部屋の一部は見ることができます。階段をてくてく上がって屋上にいってみたら、カッパドキアの奇岩を思わせる煙突がにょきにょき。別にガウディ先生はそれをイメージして作ったわけじゃないんだろうけど、なんとなく重なりました。自然が作ったものと人が作ったものが似てるって面白いなぁ。異常なまでの想像力を実現する実行力もまたすごい。

お部屋の中は高級マンションの調度品が絵に描いたヨーロッパていうかまんまジブリ?で面白かったです。やっぱりヨーロピアンですな! お土産ショップで今度は思わずトカゲちゃんぬいぐるみを購入。だって超可愛いんだもの……! 私のテレビ上コレクション(すでにクジラとフレデリックが寄り添っている)に加えようと思います。トカゲかわいいよトカゲ。

ラストはカサ・バトリョ。こちらは個人のお宅として設計されたおうちです。日本語音声ガイド込みで18ユーロはちょっと高いな、と思ったけどガイドがすごい丁寧だったしわかりやすかったので良かったです。見どころもしっかり解説してもらってみっちり見れたしね。2時間ぐらいかかりましたけど、個人のお屋敷ってことで金に糸目をつけない感がはんぱなかったです。いいよ好きにやっちゃって!みたいな。まあ先生的には節約も多少は考えたらしいですけど金持ちの家ですからねー。でも本当に上から下まで魅せてもらえてすごさを堪能できました。

すっかりぐったり疲れたのでいろいろあきらめてホテルへ帰還。近くのバル(タパスガウディっていうお店でした)でタパス盛り合わせとセルベッサ(ビール)で晩御飯にしたのでした。タパスはイタリアンでいうアンティパストみたいなもんですが、何食ってもうまい! し、ビールに合う!! 本当はワイン飲んでもよかったんだろうけど友人Aがビール派なのでね。ビールもうまいし。

食べ終わったあとは近くの小さなストアで買い物してからホテルに戻りました。wifiがつながらないのでフロントに行ってみたらパスの書いた紙をくれました。なんだよ最初からくれよう。しかしこうやって世の中は便利になっていくんだな!!

今日はここまで。