どうやら俺は。

もはや引き返せぬところまで来てしまったようだ。

朝から母に送ってもらってというのは前回同様だったんですが、朝がバタバタしていたので1本遅いのに乗っていくことになりました。で、通院ですが一応12月から復帰という方向で確定しそうな感じです。復帰プログラムのひな形みたいなのないのか聞いておいて、ということになりました。まあ元気にはなってきてることは確かですからね。もちろん食欲と睡眠については油断できないし経過観察が必要な状況だとは思ってますが。

で、ついでにちょっとブックオフで陰陽師おいてないかな〜と思って天王寺のブックオフに入店したときです。入り口にDVDコーナーがあるのですが、まあないだろうな、と思ってちらっと「その他」コーナーらしきところを見たらどどーんとこちらを見つめる萬斎さんがいらっしゃるではありませんか！！！　え、なにこれ！？と思って手にとってみたらなんでも渋谷のbunkamuraで公演したオディプス王を収録したものらしいのです。悲劇らしく、血まみれですごい目した萬斎さんがパッケージにどーん。え、え、え、なにこの罠！？と思いながらその隣に今度は「狂言師野村万作・野村萬斎〜伝え受け継ぐもの〜」というNHKスペシャルを再編してDVDにまとめたBOXがおいてあるじゃないですか！

どちらも2002年とか2003年の話ですよ？おそらくまあもとはVHSだったものをDVDとして再編したんでしょうけどそれにしたってなぜ今こんなものがこんな状況の私の目の前に置かれているのか！！　あれか、のぼう様の影響を狙ってのことなのか！　野村萬斎にはまる人間が出てくると想定しての罠なのか！！！　ここのブックオフの店長、なかなかの智将なり……！！！！

……とかいうてる間に両方購入したよねーっていう話です。どっちも半額か3割引きにはなってましたし。なんか全店10％オフセールやってたし。こうしてまた私は散財していくんだよああなんてこと……。あ、もちろん本来の目的であった陰陽師の文庫に関しては天王寺だけでほぼ8割そろいました！　明日なんばか心斎橋のブックオフで残りを回収したいと思います。いやいきなりなんかこんなことになるとは思わなかったよね……本当にね……。

で、帰ってきて昼パスタ食べてからNHKスペシャルの方から鑑賞してたんですが、NHKスペシャル自体の構成？も好きなので普通にまじめに見ておりました。萬斎さんが襲名するまでや、ロンドン留学の時代など。なんとロン毛でシャツインの萬斎さんが見れます！　しかしやっぱり伝統芸能を英語で表現するって難しいもんですねぇ。かなり英語は勉強したとおっしゃってましたがまた違うでしょうし。また万作さんの最後の釣狐、というのはまさに人間国宝としての万作さんの人生をかけた勝負に感動しました。どんなものにせよ何かを極めることに終わりはないのだなぁとしみじみ。世阿弥の「初心忘れるべからず」というのは単に初めての時の心持を忘れるなというだけでなく、まだ未熟であった頃の気持ちを思い出しああはあるまい、と自身を戒めたり、またさらなる高みへ上るためのチャレンジ精神を忘れるなという言葉の意味もあるようです。

夕方に少し昼寝をしてしまったんですが（ホットカーペットとブランケットって結局コタツと同じだけの効力を発揮するよね……）ディスク2枚目は萬斎さんの息子さん、裕基くんの3歳での初舞台を踏むまでのドキュメンタリーでした。まるまる靭猿もはいっていたのでその成果も見れますし、星一徹ばりに厳しい萬斎さんも見れます。おじいちゃんと孫はワンクッションあるからいいんですけど、確かに親子ってなると違うものでしょうね。でも裕基くんがちゃんとパパ大好きなのがほほえましくてかわいかったです。しかし3歳であれやれこれやれって言っても難しいですよねぇ。厳しい世界だなぁ本当に。伝統を受け継ぐってことに対してきっと答えを探しながらの人生なんでしょうけど、萬斎さんが言うように萬斎さん自身も探しながら生きているし、きっと裕基くんには裕基の答えがきっと見つかるんだろうなと思いました。

とか言ってる間に明日が嵐ポプコンのグッズプレ販売日！　本当に私は趣味が多すぎるというのに……。

今日はここまで。