未来への投資。

10年後の世界が想像できない。


 今日も弁当が作れませんでし……た……。いや目覚ましセットし忘れてふっと目が覚めたらもう7時半だったってことなんですけどね。良くない、良くないなぁと思いつつやはり朝のテンションが下降傾向にあることは否めません。ご飯は食べるけど! 寒いし生理前だしってあたりを理由にしておこうと思います。あの時に比べれば何かを不安に思うほどのことは何もないくせにねぇ。まったく。

 出勤したらモンスター君が今週いっぱいで終わりなんですが今日も今日とて課長の地雷を踏んでおりました。縮小してっていわれたコピーを拡大したらしいです(何も言えない)。本当に彼もまたすごい人ではありましたね。最終日に花束贈呈とかって話が一切かけらも出てこないあたりが語ってますけど。彼にはもっと向いている職場があるよきっと!

 午前中はちょっとした撮影に行き、午後は先生に取材。大変にロマンのある研究と、そこに至るまでの脈々と受け継がれてきた歴史について語っていただきかなり面白かったです。昨今の研究を取り巻く環境についていろいろ苦言を呈されていたわけですが、やはりいろいろあるものだな、と。前の職場では正直アメリカみたいな大型プロジェクトをやってそれで人を育てないとだめだって意見だったわけですが、先生は逆にそうではなく未来に対する投資として基礎研究の範囲をもっと手広くやるべきであるし、また支援すべきであると。そうして人や研究のすそ野を広げていかないと、今までは積み上げてきた研究が形になっているけれど、この先の未来にはそれがなくなってしまうと。明日明後日に役に立つことだけを考える研究ばかりでは日本の未来はない、という話をされていてううむ、と唸ったのでした。

 先生がスポーツで金メダルをとるためには普通に趣味で街中でそのスポーツを楽しむぐらいの人口がないとすごい選手は生まれない、と言っていてそりゃそうだ、と思わず納得してしまいました。それだけの人口がいてその中で競って素晴らしいものが生まれてくるのであって、ある特定のものだけを奨励していたところでそのスポーツ界自体が育たないですよねどう考えても。なるほどなぁ。

 未来への投資という意味で考えたときに、確かに今の社会状況ではそれ以前にまず明日、明後日のことを心配しないといけないんだけども、それは未来はどうなってしまうのか、と言われ、10年後、20年後の世界がまったく想像がつかないことに愕然としました。本当に何がおこるか、どうなるかわからないんですもの。絶望はしていないけど希望が持てるかと言われたら正直なところよくわからない……! そういう意味では日本の未来を支えていくのは我々の世代であるにもかかわらず、何の指針もないってどうなのそれと思いました。なんだか研究だけじゃなく社会全体が今そうなんだろうな、と。とにかく目先のことばかりを考えている気がしてならないのです。いや目先のことも大事なんだけど!っていう。

 どうやったらそういうのを啓発できるんだろうなぁ、と思います。あくまで私の仕事はうちの大学の広報なのでうちの大学をどうPRするかを考えることなんですけど、その向こうにはやっぱり日本の技術とか人材とか、未来を育てる機関であってほしいと思うのです。そのために何ができるかってところに帰結してほしいんですけどね。この組織の中でそれができるかどうかはまた別ですけど。ていうか正直上の方針はどういう方向性でもっていきたいのかよくわからないけど。

 取材から帰ってきたら結構いい時間だったので雑務をちょこちょこやって定時で帰宅。2日分弁当をサボってできた冷凍ごはんにレトルトカレーをかけていただきました。たまっていたテレビを消費し、家計簿をつけ、チケット関係の整理をして沖縄の往復飛行機を検討。結局peachのバレンタインセールには乗り遅れたので週末に実家に帰って姉と検討したいと思います。

 明日こそはお弁当をちゃんと作りたいものだなぁ。(ぼんやり)

 今日はここまで。