本気が怖い。


速達なのが一番怖い。


 出勤してサンダルに履き替えようとしたらいきなりGの死体と対面するという衝撃的な朝となりました。思いっきり私の机の下で死んどるがな! 可愛らしい悲鳴をあげられるはずもなく、野太く叫んでしまったのですが、処理はちゃんと係長にお任せしましたよ。ティッシュでつまんで投げ捨てるぐらい造作もないことなのですが、それをここでやってしまうほど空気が読めない子ではありません。

 先週の役員会の議事録をまとめたり、集中講義の案内を出したり、オープンキャンパスの打ち合わせをしたりとこまごましたことをこなしていたら、先日配慮をお願いします、と文書を送った別の学部の先生が来られまして。普通に採点したら普通に高得点で、なんなら上位5%に入る成績だったらしく、非常によくかけているし、誤字脱字もないし、診断書に書いてあるような抑うつ状態というのは読み取れないと。先生もこれまで何度かそういう学生を受け持ったことがあるらしく、彼がこのまま病気で大学に来られないというのは非常に心配だということで、わざわざお手紙をしたためてくださっていました! ああ、ありがとうございます!!

 当の本人に連絡したところ、嬉しがっていたので本当に良かったと思います。きっと彼は大丈夫だ!

 まあそんなことがあった日にYちゃんのところの新人君が職場になじめず辞めてしまったという話があったりして軽くへこんだり。何気に公務員が一番研修制度や新人教育がへたくそな機関だと思うので、そのあたりは本当に他人事じゃないなと思います。大学も学生を教育するだけじゃなく職員を教育して育てていかないと意味がない。

 終わってからはお盆前にと耳鼻科に行き(案の定混んでました)、Zちゃんと待ち合わせ。ムジカフェでご飯を食べた後コメダ珈琲でひたすらだべっておりました。月末に弾丸フェリーで別府に行くのでその相談など。地獄めぐりして、海鮮を食べるのである!

 ついでにあれこれ最近あった出来事を話してたんですが、ちょっと前に実は件の元学生から速達で郵便物が届いておりまして。新しい職場で広報誌を作る係になり、出来上がったので送りますよ、という内容だったんですが、そこにご丁寧なお手紙が同封されておりまして。まあ平たく言うと普通に飲みに行きませんか、というお誘いだったんですが、いやいやもう振ったしなと思って全スルーしていたわけです。

 それがつい3日ほど前にFacebook経由でメッセージが来まして。忙しいですか?という質問に忙しいねぇ、という感じでのらりくらりと答えていたら、ずばっと飲みに行きませんか?というお誘いが。これはもう断らねばならぬ、と思って「君は気にしてないかもしれないけど私が気にするから二人で飲みに行くのはお断りします」と送り返したところ、「わかりました」みたいなメッセージが返ってきました。ようやくあきらめてくれたかな、と思っていたら、しばらくたってから「やっぱり悩んでいただいていたんですね。優しいですね」みたいなメッセージがきて本当に、彼のことが、怖くなりました。ポジティブとかプラス思考とかめげないとか一途とか健気とかほめようと思えばいくらでもほめられる彼の言動ですが、張本人からしたら正直あきらめてほしいので怖いとしか言いようがなかったりします、よ!! 彼がストーカーにならないことを祈ります。部屋知られてるんだよな……。

 今日はここまで。