マリン・ブルー。

いやっほおおおお!


 夜中何度か寝たり起きたりを繰り返してましたが、おおむね快適な感じで到着しました。バスの中で朝ごはんもコンタクトもすませてたんですが、隣を見れば姉はかなりのグロッキー状態。どうやらほとんど眠れなかったらしく、寝不足だといってうめいておりました。そう思うと本当に私は夜行バスに体が慣れているんだな……(もしくは気合でどうにかしているか)

 宿毛駅に到着すると、すぐに迎えが。今回は沖の島ダイビング、黒潮さんにお世話になります! 宿毛の知り合いがおすすめしてくれたショップなんですが、宿毛からほど近い片島港というところにお店があります。今日のお客さんは平日ということもあり私と姉と、おじさまが1人。なので更衣室も広く使えましたー。

 申込書に記入し、水着に着替えてさっそくボートへ。沖縄で乗ったボートよりは小さいですが、柏島や白浜で乗ったボートよりは大きいかな?という中型サイズ。まずは機材のセッティング、ということでやったんですが、1か月ぶりというのに以外と忘れているものですね! まあだいぶこれでも手馴れてきたとは思いますが。

 実際沖の島まではボートで片道40分、ということなので、船内でうとうとしておりました。姉もここでちょっと睡眠がとれて落ち着いたみたいでよかったです。

 1本目は沖の島ではなく鵜来(うぐる)島の近くの浦の口というポイント。さっそく感動するのはその透明度! まだ本調子じゃないとはいっても20m出てるのはさすがだと思います。そして生き物もわんさか。高知でしか出会ったことがない子が結構いて、テンションあがりました! 沖縄もすごいなと思いましたけど、こっちはこっちで珍しい生き物にたくさん会えるのがいいですね〜。

 2本目も近くのポイントだし、海がすごく穏やかだったので船の上で休憩。3人だけだということでガイドさんたちと一緒にあれこれお話してました。店長さん(ガイド兼船長)は沖の島の人で、昨日は中国・四国地方のテレビ特番の取材が来ていたそうです。夢をあれこれ熱く語り、そのままテレビクルーは沖の島で一泊したらしいのですが、テレビ取材ということで島をあげての宴会になったそうで、夜に電話がかかってきたと思ったら酔っぱらったおやじさんから「アナウンサーの女の子と飲みよるぞー!!」と言われたらしいです。ああ、なんと平和な島の暮らし!!

 休憩が終わっていざ2本目。親指というポイントでした。いろんなのがいたんですが、最もテンションがあがったのはミナミハコフグの幼魚に出会えたこと!! 小さいときは黄色に黒の水玉模様で、小さくてもフグのカタチでぷっくりしててめっちゃめちゃ可愛いんです!! ダイビング雑誌や図鑑の表紙にもよく出てくる、ダイバーに人気のやつなんですが、生で見たのは初めてだったのでめっちゃテンションあがりました。可愛い……! なんとか激写に成功したので、帰ったら眺めようと思います。ふふ。

 お昼は沖の島に上陸して、港近くの定食屋さんでちゃんぽんをいただきました。人数が多い時はお弁当らしいのですが、今日は3人だけなのでガイドさんと一緒にごはん。あったかいのを食べられるのはいいですねぇ。天気も快晴で、海は穏やかで、小さい島では車の音も何も聞こえなくて、鳥が鳴いているだけ。ああ、なんとのどかでゆったりとした時間なんだろう……とぼんやりしていたら、なんと取材クルーの皆さんに遭遇。どうやら昨日の出会いシーンを撮影しなおすらしく、船長さんがボートの上で機材をいじっているところに、アナウンサーが声をかける、というのを撮影してました。「すいませーん、なにしてるんですかー?」という問いかけから始まり、「え、ダイビング? 私もできますか?」「できますよ! やりましょう!」というお約束の流れ。ああ、こうやってテレビ番組って作られてるんだなぁ、と暖かく見守ったのでした。

 午後は沖の島の赤崎2番。ここで本日最高の透明度を記録! 30m出てました!! いやーすんごいキレイだったなー!! しかもキンギョハナダイやチョウチョウウオの群れがわんさかで、本当に見ごたえ抜群。しかも私の大のお気に入りのクダゴンベにも出会えてテンションあげあげでした。やっぱりクダゴンベが劇的にかわいい!!(今の待ち受けになっている)

 満喫したところで本日は終了。帰りのボートではぐっすり眠り、シャワーも更衣室も2人だけなので占領できて、快適でした。そして晩御飯どうします?という話に。近くにいいとこないですか、と聞いてみると、おすすめの居酒屋さんを紹介してくれました。しかも店まで送ってくださるとのこと! ついでに朝ごはんには近くにあるモーニングやってるおしゃれな喫茶店を教えてくれました。できれば水着も脱水したいんですけど、と聞いてみたら洗濯機も貸してもらえたし、本当にサービスといか、ありがたい話です!

 送ってもらった居酒屋でさっそくカツオの塩タタキをたべ、そのほか海鮮料理を満喫。まずいわけがないというね!! 宿毛の焼酎を飲み干して、帰りは歩ける距離だったので宿まで港沿いを姉とふたりでぶらぶら。心地よい疲労感に潮風がいい感じでした。

 明日も早いので22時には健康的に就寝。ああ、なんと素晴らしい!!

 今日はここまで。