与那国旅行3日目。

幻のハンマーヘッドシャーク。


 今日は8時半ピックアップなので朝飯食べて大急ぎで準備をします。昨日に引き続き、さ、寒い! そしてがっつり昨日よりも雨という。でも今日はベテラン組の皆さんと宿から一緒なのでちょっと安心です。

 ピックアップの車に乗り込んだところ、ガイドさんがなんと9月に沖ノ島でご一緒したガイドさんでした! 向こうも思い出してくださって(なんせ2か月前)そのときに確かに軽く与那国の話をしてましたけど、まさかここがメインの人だとは知りませんでした。沖ノ島は出稼ぎ?というか夏のシーズンだけ働いてたそうです。

 でも与那国にもいくつかショップがあるのにわざわざここに来たってことは、まさか僕を追いかけてきたんですか?と言われたんですが、残念ながらまったくの偶然です(笑) でも毎年きてる人たちはやっぱり馴染み深いんですね。皆さんお知り合い同士のようでしたもの。

 今日は3本ともハンマー狙いでひたすら西崎潜ります、とのこと。1本目、やっぱり沈まなくて助けてもらいつつ沈降。さらに中性浮力も全然とれてなくて、めっちゃ助けてもらってました。そこそこの本数潜ってたつもりでもやっぱり全然できてないんだな……とへこんだり。

 でも途中でハンマーが出ました! 3匹ぐらい並んで泳いでるのが見れました! 本当は5匹ぐらいいたらしいけど私からはそこまで見えず。みんなやっぱり水中での動きが素早いですね。

 そしてなんとか浮上までは頑張ったけど結局我慢しきれずあがってから撒き餌。もうこれは今日は吐く前提でいくしかないな、と覚悟を決めます。

 とりあえず見れたね良かったねということでショップに帰還し、ちょっと休憩して2本目へ。が、2本目はまったく見えず。しかもやっぱり下手くそなのか、ずっとガイドさんにつきっきりで面倒みてもらってるのにも若干へこんでました。もっと練習してうまくなりたい……。

 結局上がってきてやっぱりリバースで、だめだこりゃという感じに。お昼は一回宿に戻れたので、シャワー浴びて休憩してご飯食べて仮眠。なんとか体力の回復を図ります。だがしかし、結構限界であります(そりゃそうだ)。

 3本目は13人で一気に潜るのでガイドについて行かねば!と思って気合いれてたらガイドより前に出過ぎて注意されました。ああ、ええと、すいません……(またへこむ)。しかもハンマーには会えず、なんとか最後リバースはまぬかれたものの正直体力は限界。ああもうなんかダメダメだったよ……もうちょっと修行してからきますもう一回、という気分でした。

 海も大荒れで、なんとか宿に送り届けてもらい、シャワーを浴びて休憩し、ショップにてログつけと清算を行いました。そのときに何か飲みます?と言われたので泡盛をチョイスしたらストレートでなみなみと注がれて正直飲みきれる量じゃないんですけど! 宿に持ち帰って晩飯でもずっと飲みっぱなしでした。

 晩飯食べ終わったら今度はそのガイドさんがやってきて、ほかの民宿のお客さんもやってきて、
泡盛フリードリンクなのでそのまま宴会が始まりました。でもいろんな話を聞けたのはめっちゃ面白かったです! メキシコにカジキを見に行くというお姉さんの話とか、昔の与那国のダイビング事情とか。めっちゃ厳しい強烈な性格の女性のガイドさんがいて、他のガイドさんにキレまくってたり、お客さんに説教かましまくったりしていたとか。

 最初にこのショップを創設したオーナーが伝説のダイバーで、水深70メートルまで普通に行ってたとか、ジンベエに乗っていって帰ってきたとか、名物のお客さんの話とか、なんだったらガイドさんの酒の失敗話とか。

 とにかく22時ぐらいまでガンガンに飲みまくってガンガンにしゃべりまくってました。いやー面白かった。したたかにのんだので姉とそのまま部屋に戻って気が付けば寝てましたよね。深夜2時ぐらいになんとか目が覚めてコンタクト外してもう一回寝なおしました。

 正直潜ってる間はつらいしへこむしで何かの訓練のような気分だったんですけど、もっと上達してからちゃんとハンマーリベンジしたいな、と思えました。人はみなさんとても暖かいし、飲み会楽しかったし。終わりがよければ全てよしってことで! 与那国普通に楽しいな! また来たいな!

 今日はここまで。