こじらせてる。

落ち着け。


 本日はお茶、ということで朝から実家に戻り、駅で姉と車を交換して帰宅。お昼に近所のイタリアンに行こうということで急いで着物に着替えてYちゃんを迎えにいきました。ちなみに本日の着物は黄八丈(とお茶の先生が言うのでたぶんそうなんだろう/相変わらずいい着物ばかりである)のアンサンブル。

 メニューはいつものペアセットで、Yちゃんがワイン会以来ブルーチーズの虜になっているのでピザはクアトロフォルマッジ一択でした。パスタはジェノベーゼにしましたよ! どちらも味が濃くて本当にうまい! ビュッフェは生野菜だけでなく焼き野菜もたっぷりだし、スープは二種類あるし、パンもついて、デザートに食後のコーヒーまでついてひとり1500円切るんですよ? しかもこの味のレベルの高さとボリューム。本当にコスパが良すぎてここを知ってしまうとそこらへんのイタ飯屋がかすんでしまうというね。今度ぜひディナーに行きたいものです。送迎つきでな!(ワイン飲みたい)

 Yちゃんがすっかり酒に目覚めたのであれこれ語りあってたのですが、Yちゃんが自分の中でのお気に入りを見つけたい、という話をしてまして。私もウィスキーはアイラ、ビールならキリンラガー、というのはなんとなく決まっているのですが、日本酒や焼酎、ワインについては結構その時々でおいしいものを飲めればそれでいい、っていう感じになってますね。もちろん好みの味っていうのはあるんですけど。本当に20代前半のうちに通常では体験できないようなおいしいものを散々食べさせて飲ませてもらって舌が肥えてしまったので、いかんなぁと思います。おいしいものがこの世にたくさんあることをこんなに早く知ってしまうだなんて……。

 お茶はYちゃんが台天目、私が盆点。盆点をやるのが久しぶりすぎていろんな記憶をたどりながら頑張りました。大体覚えてるつもりなんですけど、たまにふっとやると忘れてますねぇ。揉み手とかすっかり忘れてた! でも言われればすぐにすっと思い出せるのでなんとか少しずつでも身についているのかな、と思います。
 
 終わってからは近鉄にYちゃんのカートを修理に出しにいったのですが、修理代と同じぐらいの値段で新しいものが買えることが判明したのでそのまま購入して帰還しました。帰り道にあれこれしゃべっていたら、だんだんヒートアップしてきまして、なんとか話をまとめたかったんですけど時間切れで次回に持ち越しとなりました。

 最近のふたりのテーマが「愛」なのですが、「愛すること」について考えるとどうも私はいろんな矛盾をはらんでいるなと思うわけですよ。正直結婚についてはだいぶ整理できたと思うんですけど、どうしても私はジェンダーの問題がひっかかってくるわけです。やっぱり私は性別よりも前にアイデンティティがあることを認めてほしいと思っているらしく、男と女しか存在しない社会に絶望するという結論になってしまうのです現状。

 この前もちらっと、どれだけ私があがいたところで女としてカテゴライズされる覚悟をしなければいけないと書いてたかと思うんですが、どうもそれが納得いかないのはやっぱり自分はどこかで女でしかないという事実に反発したいからなんだろうなと思います。公務員という業については背負っていく覚悟ができるのは、それでも私は自分のことを公務員だと思っているし、またその仕事についての誇りをもっているからだと思うのです。

 けれど女の業を背負う覚悟ができないのは、私は女だということに疑問があるし(性自認が女なのは事実ですがジェンダーとしては納得していない)、たぶん女であることに誇りも持てないからだと思うんですよね。だって女であることは事実であり私の選択の結果でもないし、あくまで特徴でしかないので、限りなく生物学的に女に近い何かであることは自覚しているけれど女であることは認めたくないので、女として見らえれることにやっぱり違和感があるし、それ以前に「私」であることを主張したくなって結局不満をもって反論したくなってしまうのです。ああだめだ!

 晩御飯のしゃぶしゃぶを食べて早々に大阪に帰還したんですが、それからもなんだか思考の暴走が止まらず、結局私はいったい何がそんなに納得いかないのかについてひたすら考え込むはめになりました。基本的に現代社会における性別が男性か女性かの二元論で語られるのがたぶんそもそも我慢ならないのでどうしようもないんですけどね。それはセクシュアリティの問題ではなく(もちろんそれもありますけど)、いわゆるジェンダー論的な意味でなぜ男性or女性という観念になるのかがそもそも理解できない、というところがあるのかもしれないなと思います。そもそも「男性的である」とか「女性的である」という言葉がなんともいえず気持ち悪いんですおそらく。「男性的でも女性的でもない何か」がなぜないのかと!!

 たぶんここらへんを解明するのはもっときちんとジェンダー論を学問的に理解しないと無理なんだろうなと思うので、もうちょっときちんと系統だてて学びたいなと思います。というか学んで組み立てて私が私の理論を持たないとたぶん整理できない。

 今日はここまで。