誰のための大学なのか。

彼のためではないのか。


 本日午前中は4月から新しく導入される安否確認システムとやらの説明会に行ってまいりました。まあ行ってみれば気象庁の警報と連動して登録されたメールアドレス宛に安否確認を促すメールを自動で配信することにより(サーバーは関西ではないので関西が被害を受けた時にも動く)、安否の確認をスムーズに行いましょう、次の災害対策に向けて初動を早くしましょう、というようなシステムのようです。個人的にはすごく良いものだとは思うんですが、ようやく今組織内であれこれシステム化の波が来ているものの、どれも担当課がバラバラで、それぞれがそれぞれにシステム発注を行っているので何もかもが連携していないという状態だったりするのでそっちの方がだいぶ問題かなーと思いました。

 それこそどこぞのIT断食の話じゃないですけど、使いこなすための道具にすぎないのだから、システムに振り回されるのも本当にどうかと思うんですけどね。私も肝に銘じておかないと。

 と思いつつ、学内ポータルが新しいものにリニューアルされたので嬉々としていじって遊んでおりました。なんと散々私が広報時代に格闘したCMSがそのまま導入されているので何の説明も受けずにめっちゃっわかりやすいという(笑)いやーあんだけやったおかげで今は何一つ悩むことなく扱えます。何かの役には立つものですねぇ。

 そして午後は4月から復学する学生との面談。お母様と来られたのですが、面談の30分間の間一切言葉を発することがなくてどうしようかと思いました。すべて会話はお母様が通訳で、お母様がなんだったらせっかちでちゃきちゃきな人なので、彼がしゃべりだすのを待てないイメージでした。これは、なんとうか、早々に別の道を探してあげた方が本人のためではないだろうか……?

 正直うちの学部はグループワークやディベート、発表などがメインの授業がとても多いし、実際そういう教育を売りにしているところもあるので、それが無理な時点でじゃあ卒業できませんね、となってしまうわけですよ。なので進路変更的なこともちらっとお話してみたんですが、お母様的には納得いかないようで。まあそりゃせっかく入った大学だというのもわかりますけど、本人が一番つらそうに見えてならないのですよ。きっと彼が自己主張することもないのだろうけれど!

 たぶん従姉妹と似てるんじゃないかなと思います。高校まではなんとかなったけれど、大学というある意味特殊な環境下ではおそらく適応しきれないのではないかと。4年まるまるいてもらうのは構わないけれど、それで何か解決になるのだろうか、と思うととても胸が痛くなります。まあ4月からやってみないとわかりませんよね、ということでお帰りになったんですけど正直なーどうかなー……。

 帰りがけになんだかやっぱりやさぐれた気分になったので、この前味をしめたお肉屋さんのコロッケを購入し、サラダ菜とブロッコリーと一緒に一番搾りでいただきました。疲れたのかあっさり撃沈。まあ疲れもするわな!

 今日はここまで。