ラーメンとカラオケと新たなる境地。

目からうろこ。


 実家の父も兄も花粉との戦いに疲れきっておりました。本当に体質も(ついでにたぶん性格も)そっくりな一族であります。

 今日も今日とてYちゃんとお出かけなのですが、お昼は久々に塩ラーメンを食べに行ってきました。ラーメンをたいらげながら体に悪いといわれる食べ物がなぜこんなにおいしいのかという深い疑問に頭を悩ませておりました。ファストフードやジャンクフードと呼ばれるものがうまいのは事実なんですもの!! たまにすんごいカップヌードルを食べたい衝動に駆られるのは仕方がないと思います。

 その後はそのままカラオケへ。久々でした! ふたりでたぶん5時間弱?は行ったじゃないかと思います。最低3時間は歌わないと満足できない体になってしまって久しいんですが、それでも昔に比べればねぇ。(比べるものでもない)

 帰宅後に時間があったので母と夕食の準備をしながら語り合ってたんですが、ここのところ延々と女性性について悩んでいるのでそれをぶつけてみました。なぜ私が結婚という選択肢を選ばないのか、ということについても含めてあれこれプレゼンしていたわけです。

 結婚=幸せという観念が全てではないし、母の世代で離婚している人だって子供がいない人だっているが、イコール不幸せではないはずである。それならば、結婚しなければ幸せになれないというのはナンセンスではないか、などなどとぶちまけていたのですが、母からはまったく別の視点からの反論がありまして。

 私の世代には大きくわけて二つのグループがあります。地元の小学校・中学校を卒業後、高卒で就職している同級生。高校・大学で出会った、大学もしくは大学院卒業後に就職している同級生。先日の同窓会でも分かったのですが、例外もあるけれど、高卒で働いている子のほうが結婚も早いし出産も早い傾向にあります。そして結婚後は専業主婦になっているケースが多い。逆に、大学の同級生の中では結婚しているほうが少ないし、子供もほとんどいない。そして、結婚後も仕事を続けることを求めているので、出産についても慎重な考え方が多い。(私も後者に属しています)

 その場合、生まれた子供にかける教育費に前者と後者では明らかに差が出てくるのではないか、というのが母の論です。大卒共働きと、高卒専業主婦では確かに年収にも差が出てくるでしょう。また、教育に対する考え方もおそらく違うでしょう。もちろん全てそうではないと思うけれど、前者のグループの方が子供を多く出産する傾向にあり、後者のグループが出産をためらうのであれば、次世代の子供たちとしては前者のほうが多いということになります。

 そうなると日本の教育レベルが全体として低下していく恐れがあるのではないか、というのが母の結論でした。確かに偏見も入っているし全てはそうではないとは思いますが、長年教育現場に居た母ですので説得力があります。そして私も教育関係の端くれにいるので、実際そのことはうすうす気づいてましたとも……!

 そうか、確かにそうなんだ!と多大なる衝撃を受けまして。そして母は続けます。「お前が大卒で高学歴なのであれば、だからこそ子供を産んでその子供に高等な教育を施すべきではないのか、それが日本の将来につながるのではないか」と。

 雷に打たれたかと思いましたよね本当に。確かにそうなんですよ。というのは甥っ子がすくすく育っていくのを見て思うわけですよ。この教育に最適な環境を作り出せる家庭はそれほど多くないはずだと。甥っ子が日本の将来を担っていく次世代なのであるから、そういう世代をひとりでも多く産み育てるのが高等教育を受けた私の指名なのではないかと!!!

 思わず「母さん、私、日本の未来のために結婚する!」と口走っておりました。いや衝撃ですよ本当に。

 当の母親にはそんなに衝撃を受けるとは思わなかったと引かれておりましたが、これは今後の作戦変更を考えないといけないですね。

 今日はここまで。