ポルトガル旅行最終日。

 ドバイの罠。


 ポルトガル最後の朝もやっぱり丸パンとコーヒー。と思ってもぐもぐしていたら、フランス人のご夫婦に声をかけられました。最初なにやら言っているなぁと思って聞き流してたら、どうやらわれわれをフィリピン系?か何かだと思ったらしく、ひたすら英語で話していた模様。日本人だよと伝えたらすごくびっくりされましたけど友人がどう考えてもフィリピン人の顔をしているので仕方が無いかと。

 ちなみに旦那さんは初老っていうか結構見ためはおじいさんに近かったですけど新婚旅行で来ているそうで、奥様は四十代後半?ぐらいの感じでした。フランスっぽいなぁ。お前らは結婚しているのか!と聞かれていいえしていません、と答えたらすごい結婚しろって言われました。何この状況(苦笑)

 しかも旦那さんは日本に旅行したこともあるらしく、日本のホテルがあまりに狭すぎてびっくりしたけどまあ全部揃ってるし理にはかなってるよね、的なことを話されてました(意訳)。あと芸者は今でも金で買えるのか?という直球な質問をして奥さんに蹴られてましたが、とりあえず昔は確かにそういうものだけど今は違うよと説明しておきました。日本文化がいろんな方向に伝わっているなぁ……。

 なにやらにぎやかな朝食を終えたあとは部屋に戻ってひたすら荷物を梱包。お土産を買いすぎたかと思いましたがでかいスーツケースを持ってきただけあって全部入りました! もともとヨーロッパに来るにあたってはそれほど荷物もいらないですしねー。

 時間が来たのでチェックアウトし、メトロで空港へ。空港でフリーのWiFiが使えるかと思いきや、こちらも有料ばっかり! 仕方が無いのでとりあえずカフェに入って軽くお昼ごはんを食べました。ビールも飲み納めなので最後にスーパーボックをチョイス。よく飲みましたよホント。

 しばし二人してカフェでまったりし、チェックイン。保安検査は迷ったものの、やはり行きの不安があるので靴を脱いで挑みました。まあ大丈夫だと思うんですけどね! 怖いからね!

 中に入ってから最後に食べそびれたカステラの原型であるパン・デ・ローを食べてみたいとカフェを探してみたんですが、それほどポピュラーでもないのか見つけられませんでした。ナタはひたすらどこでもおいてあるんだけどな!

 搭乗口で椅子に座って旅行メモをとったりお金の計算などをしていたんですが、中国からの団体さんが現れたのでいったん避難。日本人も人のこと言えないですけどやはり世界中どこにいってもなかなかのボリュームですよね。東南アジアとかだとまだ紛れるんですけどヨーロッパは基本的に静かなので目立ちますね……。

 時間が来たので搭乗。行きとまったく同じ経路で帰還するので、まずはドバイまでの7時間半の旅です。お昼なので眠くもなく、ひたすらアナと雪の女王をBGMがてら鑑賞しておりました。やっぱり曲は最高にいいなぁ。

 飛行機内でものめるだけビールを注文し、眠気がきたところで爆睡。気がつけばドバイに到着しておりました。

 で、ドバイについたのは良かったんですが、時間のせいかターミナルの端から端まで歩かされることに。ドバイの空港でマックアラビアを食べようというのを言っていたので、おいおい、時間がないぜ、ということで早歩き。そしてまた保安検査で列が。今回は覚悟してたので靴もベルトも全てはずしてスムーズに通過し、マクドナルドを探します。

 ようやく見つけてマックアラビアのセットを頼んだのは良かったんですが、向こうではMサイズが標準。単品の注文ができないのでマックアラビアとMサイズのポテトとコーラを10分で完食しました。そして時間がないのでそのまま日本行きのターミナルへダッシュ。これがまたトラムで移動するパターンの離れたターミナルだったのでさあ大変。エレベーターで下に下りてトラムで移動してまたエレベーターにのって……としている間に搭乗時刻。お急ぎくださーいという係員さんの声を尻目になんとかバスに乗り込み、無事に搭乗できました! ドバイなんで暑いし食べた直後に全力疾走したのでもう汗だくでわき腹が痛くてなかなか酷い有様でした。いや間に合ってよかったよね……。実は搭乗するターミナルの目の前にマクドがもう一軒あるのを見つけたときは愕然としましたけどね……。

 そんな感じで乗り込んだので離陸直後には爆睡。疲れもあったのか、ほとんど寝てすごしてたような気がします。毎回帰りの飛行機ってなぜかあっという間なんですよねぇ。

 今日はここまで。