鯨類愛。

可愛すぎて泣けてくる。


 またもや寝るのに失敗しました。いや、寝てないわけではないのですが眠りが浅くてですね。あんだけ寝不足で車酔いしたりしていたくせに寝付けないのは飲みすぎたから……?と思いつつ、時間が来たので起床します。

 朝ごはんは500円でビュッフェを頼んでおいたのですが、おかずがお惣菜系列で、あと味噌汁がうまくて感動しました。これでこのお値段なら十分満足ですよねー。いや、我ながら良いチョイスであった!!

 そして本日の目的地、くじらの博物館へ。ここに来るのは2年ぶり、3度目になるわけですが、今回はYちゃんができることはすべてやって堪能したい!というコンセプトだったので、まず最初のイルカショーを見るべくショープールへ。席を陣取っていたら、結構たくさんのお客さんが入っていて嬉しくなりました。みんな、みんなもっと太地町に来るべき!!(太地町愛も酷いです)

 イルカショーはバンドウイルカ2頭とカマイルカ2頭で行われるんですが、どのこもめちゃめちゃ賢いのですよ。トレーナーさんの言うことをびしっときいて、次から次へと技を繰り出してくれて、一生懸命頑張ってる姿がもうあまりにも可愛すぎて、カメラで撮影しながら思わず目頭が熱くなっておりました。だって、だってもう可愛すぎて……!(えぐえぐ)

 あっという間の10分間でしたが、そのあとはそのままイルカにタッチというイベントがあるので当然参加です。200円払って消毒液をつけて、順番を待っているとイルカがプールサイドにどーん! そこをそっと横から近づいて、体をなでなでさせてもらいました。前に一緒に泳いだ経験もあるのでわかってはいましたが、つるつるペタペタで、意外と体は柔らかかったりするのですよ。背びれの部分はしっかりしててゴム感がすごいのですが、体はまた違うのですよね。ああ、可愛い。

 一緒に写真もとってもらって大満足で戻り、そのままクジラショーのところへ。続いてはハナゴンドウオキゴンドウ、コビレゴンドウさんたちによるクジラショーでございます。イルカと同じような技をいろいろするのですが、やっぱり体の大きさが違うので迫力が違うのです。そして、ジャンプが超一生懸命で、重たい体をえいやとばかりに空中に投げ出す様がぶきっちょで可愛くて、可愛くてですね……!(涙)いやもう泣かずにはおれないレベルに可愛すぎて感極まってました。

 ショーが終わった後はトレーナーさんが岸辺にまでよんでくれるので、えさをもらう様子を眺めたりし、せっかくだから我々もえさをあげよう!ということでそのまま餌やり体験へ。ふれあいゾーンにいる子たちには、自由に餌をあげることができるのです。

 ここのゾーンには、バンドウイルカオキゴンドウハナゴンドウさんがいらっしゃいます。もうどの子も餌をねだってやってくるのがめちゃめちゃ可愛くてですね!思わず(以下略)

 バケツ1杯200円ですが、十分楽しかったです。あーもう可愛い。可愛いしか言ってない(真顔)

 そこからマリナリュウムに行くと、今度はアルビノバンドウイルカや、スジイルカ、マダライルカなどの珍しいイルカが出迎えてくれます! スジイルカやマダライルカは飼育が珍しく、他の水族館ではなかなか見れないのですよ!

 人を見つけると結構寄ってきてくれたりもするし、アジやイシダイ、オヤビッチャなどのほかのお魚も一緒にいるし、小さい水槽では他の海の魚達もいるのでいくらでも見てられます。屋上のプールからは上からイルカたちを眺めることもできるのでおすすめですよ!

 ちなみにマリナリュウムの前にはタッチプールがあり、そこには今回アカエイがおりました。棘はちゃんと抜いてあるので触れるようになってるんですが、エイはやはり想像通りのぬるっとした感触でした。マンタもこんな感触だったんだろうか……。

 マリナリュウムを堪能したあとは、お昼ごはんにしよう、ということでいったん外へ。半券があれば当日何度でも出入り自由なのもありがたいところです。ということで博物館の隣にあったホテル、花遊さんへ。

 普通のレストランかなーと思ってふらっと入ったのですが、入ってみると思いのほか高級感あふれるところでした! ランチコースのみだったんですが、それでも結構リーズナブルなお値段。お庭はイングリッシュガーデンで、見晴らしの良い窓辺の席に案内してもらい、まったりとコース料理をいただくという贅沢。しかも料理のレベルが高いんですよ!! どれもすんごくおいしくてね!!

 ふたりでしみじみと、これこそが贅沢である、幸せである、とかみ締めながらいただきました。安上がりなのでね、我々。

 お昼がこれまた期待以上だったのでほくほくしつつ、中へ。イルカショーをもう一度見よう、ということで2回目のイルカショーへ。やっぱり可愛くてたまらなくて、プールサイドに乗り上げたイルカ達が一生懸命尾びれをびーん!と伸ばしてえびぞりしているフォルムだけで泣けてくるという極まりっぷりでした。ああ、なんと、可愛い……!

 そしてその後はイルカのトレーナー体験。腰まである胴付長靴を貸してもらい、トレーナーさんに簡単な合図の方法を教えてもらいます。バイバイしたり、握手したり、ぐるぐる回ったり、鳴いたり、ジャンプしたりと、5種類ほどの合図を教えてもらってからプールサイドへ。順番に教えてもらいながらやっていくと、ちゃんとその通りにイルカたちがうごいてくれるではありませんか!!

 ああもう可愛いマジ可愛いなんて可愛いのこの子達ぃぃぃ!!!ともだえるほど可愛かったです。もうずっと可愛いしか言ってないです。だって可愛いんだもの!(鯨類愛が突き抜けておかしなことに)

 トレーナー体験終了後にまた記念撮影してもらって、続いてはシーカヤックの申し込みへ。クジラショーが始まってしまうのでショー終了後になります、といわれたんですが、我々はふれあいスイム申し込んでおりまして。時間がかぶってしまうのですが、と相談したら、ウェットスーツのままでカヤック乗れますから、そのときに一緒にどうぞ、といわれました。ありがとうございます!

 じゃあ、とふれあいゾーンで餌はないものの再度くじらさんたちを構ってから、クジラショーの2回目。やっぱり可愛い、としみじみしてから本日のメインイベント、ふれあいスイムへ。ウェットスーツを貸してもらい着替え(久々な気がする!)、他のお客さんもいらっしゃったのでその子と一緒に向かいます。

 先に女の子がひとりでふれあいスイムをやるということだったので、その待ち時間にカヤックをやらせてもらうことになりました。先ほどのふれあいゾーンでカヤックに乗せてもらったんですが、普段から一般のお客さんたちに餌をもらいなれているであろうゴンドウさんたちの押しがすごいことに(笑)ひたすらぐいぐいカヤックを押されながら遊んでおりました。いやしかしそれにしても可愛いものだ!!

 時間が来たのでカヤックから上がり、ふれあいスイムのところへ。今回我々のお相手をしてもらえるのは、コビレゴンドウのヴェータちゃん。女の子ですが、何せコビレゴンドウ、でかい! 間近でみるとさらに迫力があります。簡単な説明を聞いてから、海の中へ。結構寒いですが、そんなに震えるほどではありません。ウエットで浮力があるので浮かんだまままずはご挨拶ということで、ぷかりと浮かんだヴィータちゃんの体に触れてみます。おとなしくじっとしてくれているので、こちらがペタペタ触っても大丈夫。なんでもヴィータちゃんは人間に触ったりなでてもらったりするのが好きなのだそうです。クジラによっても全然性格が違うんですって。

 そのあとは水の掛け合いっこ。器用に水を口に含んでびしゃっと噴出すことができるので、こっちが手でぱしゃぱしゃかけると、ヴィータちゃんからも水をかけられるという感じです。他にもぐるぐる回ってみたり、簡単な遊びをいろいろやってから、いよいよ背びれにつかまって泳いでもらうことに。

 最初はトレーナーさんが見本を見せてくださったので、それに続いて挑戦。トレーナーさんが水面をたたくとゆらっとこちらに来てくれるので、背中を触りつつ背びれにぎゅ。そのまましゅぱーっと一周海面を回ってくれました!

 2年前にドルフィンスイムをしたときも同じような感じでしたが、体格が全然違うので安定感が違いますね。あと力強い!! ヴィータちゃんまじかわいいまじおりこうまじ賢いありがとおおおおお!!とマックステンションでお別れとなりました。本当に可愛かった。可愛かった!!

 シャワールームもちゃんとあるので、体を流してから着替えて戻り、車に荷物を置いてから最近オプンしたばかりというくじら図書館へ。くじら関係の書籍がいろいろ置いてある小さなカフェスペース、という感じですが、そこでまったりコーヒーをのみつつショープールや、くじらショーエリアを眺めておりました。

 2年前にきたときからずいぶんリニューアル、パワーアップしていて、飽きないし楽しいし、鯨類は間違いなくかわいいし、本当にいいところだなぁとしみじみ思います。本当にもっとみんな、くじらの博物館に、太地町にくるべき!!

 で、最後にお土産コーナーであれこれ購入。前回はマッコウクジラのぬいぐるみを購入したので、今回はザトウクジラのぬいぐるみを購入しました。新しいロゴのタオルや手ぬぐいもいっぱいでてるし、グッズ展開も増えていたので気がつけば5000円近く買ってましたよね。でもいいの! 太地町のためになるなら!!

 そしてお昼ご飯を食べた花遊さんで日帰り入浴で露天風呂に入れてもらい、まったりしたところでようやく帰路に。帰りは山越えはきついので、尾鷲から名阪経由で帰ろうかなーと思っていたのですが、何度ナビに入れてもその道筋を出してくれません。でもグーグル先生に聞いてみると素直に最短で出してくれるし、なんじゃこりゃ?と思いつつ、グーグル先生を信用してスタート。

 ひたすら42号を通っていくのはしばらく同じだったんですが、尾鷲に向かう途中でナビと看板に相違が出てきまして。ナビは直進て書いてあるけど、どう考えても看板は尾鷲だぜ?と思って右折したら、思いっきり新しい綺麗なトンネルができてましたとさ! ナビは自分を見失いしばらく空を飛んでいたのですが、ちょっと待って、この車、新車ですよね……!?(父が今年購入したラクティスです)
 奈良トヨペットしっかりしろよ!昨日今日できた道じゃねーぞこれ!と悪態をつきながら熊野尾鷲道路を突き進み、あっという間に尾鷲到着。そして尾鷲北ICから紀勢自動車道に乗ったんですが、やっぱりナビが途中で降ろそう降ろそうとするのでんん?と思っていたら、どうやら伊勢自動車道まで開通しているのを認識していないようで、こちらもガン無視してそのままつっこんでいきました。まったくもう! 私がドイツさんだったら家に帰れないところですよ!!(ドイツ人がナビを信じてトイレに激突したというニュースがある)

 伊勢自動車道に入ってからはそのままガンガン北上し、どっかのSAで晩飯にしよう、ということで安濃SAにて停車。と思ったらまあご飯がものすごく混んでました……! まあ日曜日の夜だし、家族連れとかそうなりますよねーと思ったんですが、なんとかスキを見て椅子に座ることに成功。実はその時点で結構寝不足がたたって体調がアレではあったんですが、なんとかカツ丼をうどんをたいらげました。

 あともう少し!ということで安濃SAからは一気にぶっ飛ばして天理ICから降り、無事に帰還したのでした。というかまあ最後の名阪の飛ばし方とか結構やりすぎかな?というぐらいに飛ばした記憶がありますが、まあまあ。そんな感じで飛ばして大体太地町から休憩挟んで4時間なので、まあそんなものかなと思います。いやー運転したぜ!!

 そこから実家に帰って母上にまた駅まで送ってもらって、さすがにもう疲れきっていたので特急に乗って帰ってきました。いやーなかなか充実してましたな!

 今日はここまで。