戦国武将の生き様。

私はやはり参謀である。


 今日は姉が式に出るというので、借りていた靴やらバッグやらを返却すべく朝早くから実家に帰還。帰って早速ダウントン・アビーの話やらシャーロックの話やら弱虫ペダルの話になるのが我々だなと思います。時間があれば太地町の自慢をもっとしたかったんだがな!(姉と私は心からクジラを愛しています)

 私も私で着物に着替えてYちゃんとランチへ。結婚式の報告やらなんやらをした後、話題はYちゃんの婚活問題へ。Yちゃんが婚活をはじめて数ヶ月が経過したわけで、これまでの成果と今後の方針について話し合いを行っておりました。まあ結論から言うと、Yちゃん的にはやはり婚活パーティーよりは見合いの方が合っているのではなかろうか、ということですね。私は目的とするターゲット層がパーティよりは見合いの方が多いと踏んだのと、母が積極的に協力してくれていたので見合いを中心に活動していたわけですが、Yちゃんの場合は手法としての差異から見合いの方がよかろうと。というのも、人見知りとか内向的な人間にとっては、初対面の人間と話すこと自体にエネルギーを消費するわけで、しかも10分とか15分で相手の人となりを見てかつ自分が求める情報を引き出したり何かを図ったりするなんてことができてれば最初からこんなとこには来てないわ!というような気がするのです。

 一応私は自分が人見知りではないので、初対面の人間のどこを見て何を判断するかという手法について勝手に語ったり、「たとえばあなたが人事部の採用担当だったとして、10分間の面接で何を聞くか」というような思考トレーニングをしてみたりとかいろいろやってたんですけど、まあそもそもそういうのが簡単にできてればやっぱり苦労はないわけで。私はあくまで左脳人間なので、全てを理性と理屈で判断しますけど、Yちゃんはそうじゃないし。それだけで納得できないフィーリング的なものがあたりもするわけじゃないですか。

 まあそんなこんなで熱く語っているとランチの時間が終わってしまったので、先生のところへ。今回はわざわざ応接室に風炉をセットしていただいてました。なのでお濃茶の茶通箱ができましたよ!! 茶通箱自体が久しぶりだったのと、少し趣向を変えて中に唐物を入れたのでいろいろ複合的になっていましたが、先月にお茶席を見たのもあってあれこれ注意してできるようになってきたような気がします。といっても自分では気づいていないクセとかいっぱいあるんでしょうけどね。

 お茶を点てたあとはそのまま応接室なのでソファに座ってだらだらおしゃべりしていたわけですが、やはり親戚づきあい・近所づきあいというのは気遣いというものが全てだな、と思いました。なんといっても先生は人生の大先輩であり、かつ、こういう風に年をとりたい、という理想の方なので、お言葉には本当に染み入るものがあります。そして我々の話もうんうん、と聞いてもらえるだけでなんと癒されることか。先生が次は2月の初釜にする?と言われたんですが、思わず12月にもう一回来たいです!とお願いしてしまいました。だってこの時間が凄く貴重なんだってことを改めて思い知ったのですもの!

 結構長居したのでいつもより出たのは遅かったんですが、まだまだ話したいことはある、ということで喫茶店へ。そこからはYちゃんの最近の職場の話と、そして正しく私のコイバナについて。まあ私の思考があまりにも戦略的すぎるというか、アレなところがあるので、しばらくは相手がどう出るかまってあげないとむしろかわいそうよね、という話であります。ええ、本当に申し訳ない。

 ちなみに昨日会ったジェニも今彼氏と同棲中ではあるんですが、ジェニの趣味は投資信託。結構稼いでいる上に(最近昇進したとのこと)、がっつり貯めた上で運用もしているというのですが、その目的は「自分と子供が老人ホームに入れるぐらいの資金を貯めること」らしく。そこに旦那の影も形ないというか、最初から計算には入っていないという事実がすがすがしくて、まるで戦国武将のようであるな、と意見が一致したのでした。ちなみに私も武将タイプではありますが、どんと構えているというよりは、先手必勝で戦略をめぐらしていく参謀タイプですねという話になりました。ええ、我々はコイバナをしているのですよ!(にっこり)

 ちなみにYちゃんの好みのタイプとして「懐が広い人」というのをあげていたのですが、Yちゃんいわく、私は「懐が広いのではなくそもそも懐がない人」であるらしく、言いえて妙であるなと、思ったのでした。懐に入れるという概念がおそらくなく、通常の人が懐だと考えている部分までオープンなので、いろんな誤解を招くんだろうなという気がしております。

 幼少期の人間関係形成に苦労をしており、自分がなぜ他の子と同じような人間関係を作れないのかというのに悩んでいたこともあったのもあるかもしれませんが、根本的には防衛反応なのだと思います。最後の最後で自分と他人は違う個性をもつ人間なのであるから、裏切られるかもしれない、嫌われるかもしれない、決別するかもしれない、という覚悟をどこかでしている気がします。なので恋愛ができないわけですね。恋愛をどのように定義するのかにもよりますが、私はおそらく最終的には自己と他者で異なると思っているので、それを同一だとすることを恋愛だというのなら、それは不可能ですとしか言いようがないのですよ。

 まあいろいろ話をしていたら時間切れになったので帰還し、遅めの夕食をとっていたら、甥っ子ズと父上の襲撃にあいまして。父は先週購入したタブレットの操作方法について聞きたいらしくあれこれ飛んでくる質問に関して説明し、甥っ子(兄)が妖怪ウォッチのDSソフトをやっていたのでそれを見せてもらい、甥っ子(下)は僕にも構え!とばかり襲撃してきていたので、なにやらもうてんやわんやでございました。しかし妖怪ウォッチ、確かにいろんな工夫がしてあって面白そうではありました。が、しかしキャラクター造形はポケモンのほうが可愛い!と思ってしまうのは世代なのですかね。

 今日はここまで。