茶道具と渓谷。

渓谷はいいものだ!


 さあて三連休!ということで早朝に起きて身支度を整えて実家に帰還。一通り指輪を見せびらかしてから車を借りてYちゃんをピックアップし、まずは大和文華館に向かいます。ちょこちょこ混んでたんですが、なんとか抜けて無事に到着。以前に松柏美術館に来ましたが、そのさらに駅に近いところにある美術館です。

 美術館といいながらまず広がるのは広大なお庭で、お庭というかもう山の中にひっそりと建つお屋敷という雰囲気なのですよ。しかも本日は無料開放デーなのです。東京の永青文庫とか畠山記念館行ったときも思いましたが、やはりお庭があるというのは良いものですね……!

 ちなみに展覧会は「茶湯の人と造形」というもの。大和文華館が所有している茶の湯関係のあれこれが展示されておりました。一番有名な(というか推されていた)のはおしどり香合。たしかに造形がめっちゃかわいい! あと個人的に気に入ったのは蒔絵で鹿の絵が施された笛筒。この鹿のポーズもめっちゃかわいいのです。

 小堀遠州古田織部、千小庵、俵屋宗達など、その時代の人々の書状なんかもいろいろおいてあって、関連が面白かったです。ここのところ結構茶道具関係は見ている気がするので、だんだん名前も覚えてきますよね。それにしても茶の湯の世界というものは独特であるなぁ。

 1時間ほど見て続いてはお昼ご飯。こちらもYちゃんがリサーチしてくれていたイタリアンのレストランに行ってきたのですが、おいしかったです! 前菜がうまかった! あとパスタをちょっと奮発して白子のやつにしたんですがこれがまたうまくてですね。さすが学園前、良いランチの店がいっぱいあるのですね。

 午後は来た道を逆戻りして赤目へ。高校・大学時代は電車でいける温泉地、ということでよく赤目に行っていたのですが、ここのところは毎年洞川に行っていたので久しぶりです。いい天気だしドライブ日和!ということであれこれしゃべりながら走っていると、見事に色づいた木を発見。これはいい!ということで急遽車を止め、紅葉を眺めておりました。

 本当に通りがかっただけの神社だったのですが、篠畑(ささはた)神社といって元伊勢のひとつのようです。社殿も確かに伊勢神宮式でした。今実はこの神社の名前を探すのに一苦労だったんですが、あれですね、カーナビの弊害として自分がどの道を通っていたのかを思い出せなくなってしまいますね……道沿いにあったはず、という手がかりだけで探していたら、実は1本中の道を通っていたというね。

 そんなのも間に挟んでいたので赤目についたのは既に夕方。今赤目四十八滝はライトアップ中、ということでそれを目当てに行ったのですが、やはり山中、冷えますね! このためにダウン装備でいったのですが、正解でした。

 実は散々赤目の宿に泊まっておきながら滝を見に行くのは小学生ぶり。いやーやはり渓谷は良いものですね! 水が綺麗だし空気がさわやかで、まさにマイナスイオンという感じであります。しかも結構な人が来ていて、赤目にこんなに人がいっぱいきてくれるなんて良かったね、という気分になっておりました。

 まあ目当ての紅葉自体は結構終わってしまっていたりうまく色づいていなかったりだったのですが、滝のライトアップは面白かったですよ。一生懸命工夫してます!という感じが。あと、サンショウウオセンターに入ったのも初めてだったので、オオサンショウウオさんたちを愛でておりました。やっぱりかわいいフォルム……!! 両生類もかわいらしくてたまらんですな。脊椎動物をすべからく愛でるスタンスというのでこれからもいきたいと思います。かわいいぜ。

 とっぷり日が暮れてしまったところで帰路につき、晩御飯は最近できたという富山に本店がある回転寿司で。ここがなかなかうまかったです!! まあもちろん山形や仙台で食べてきた寿司と比べてはいけないのですが、やはり私はお寿司が好き、というのをしみじみ感じておりました。あとこれで茶碗蒸しが売り切れ出なければね!(それだけが心残り)

 夜実家に戻ってからは世界ふしぎ発見を鑑賞。華麗なる英国貴族の世界、ということで英国づいている私はにやにやしておりました。週末にキジ撃ちに行って晩餐会って何それすごい!

 今日はここまで。