時代というもの。

治外法権にもほどがある。


 朝から叔父さんが死ぬ夢を見て飛び起きました。っていうか死因が拷問の末の獄中死ってどういうこと! おそらく学生運動の冊子を読んでしまったからだと思うんですけどそれにしたって自分の発想にドン引きですよ。いやいやいや。

 朝からテンションは下がりましたが、ここまできたら残りも見届けてしまわねばならぬ、ということで冊子後編。うちの大学は全盛期を過ぎても残り香がひたすら残り続けた特殊な大学なのですが、まあなんというか体制の問題なのかな、と。しかし当たり前のようにこんなことがまかり通っていた事実に驚きですよね。どんだけ人死んでんのさ!

 まあ当時は大学進学率も低かったし、自治という名で様々なものが守られていたというし、社会情勢的にも今よりもっと不安定だっただろうし、社会的な関心とか考え方も違っていたのだとは思うのですけれど。今の私には到底理解が及ばないところです。はたして私がその時代に生きていたらどうだったんだろうかとも思うんですけど、まあ今の私の考え方を形作っているのは経験だからなぁ。

 何が一番驚きってそんなことがあったっていう事実をほとんど我々の世代は知らされていないということですよね。そりゃど真ん中の世代にとってはただの黒歴史かもしれませんけど、そういうことこそきちんとつまびらかにして下の世代に公開すべきではないのかしら、と思うんですけどきっとできないいろんな闇があるんですかね。まあこういう冊子としてきちんと残してくれているだけまだマシというべきかもしれませんが。

 一応近代史でさらっと60年代安保闘争とかは見た気がしますけど、それにしたって教科書の2〜3行の話じゃないですか。しかも70年代の学生闘争はいったい社会に何をもたらして何が変わったのかもいまいちよくわからないんですよね。それがほんの30〜40年前の話なんですよ。大人たちはみんなそれを経験してきたわけじゃないですか。気がつけばなかったことになってるのはなんなんだろう!

 まあそんなことを考えつつお仕事で旧校舎の引越し準備をしていたり、来週に迫った災害対策の訓練の最終調整とかしてたりしてたんですけどね。でもまあ校舎を見るとここで……か。と思わず眺めてしまいますがね。火炎瓶で炎上して機動隊が入ったとか、内ゲバで何人死んだとか、異国の話みたいだけどほんの数十年前に起きた事実なんだなぁと。

 帰ってきてからは調子に乗って野菜を入れすぎた焼きうどんを食べて若干後悔し、ようやく頼んでいた新しいウォークマンが届いたのでそれを調整したりしておりました。前のウォークマンがついにボタンが効かなくなってしまったのでね……。新しいのは77時間持つというやつです!(それだけで選んだ)いや、海外に行く飛行機の中とかでバッテリー残量気にせずに音楽が聴けるって大事じゃないですか!

 今日はここまで。